アンコール遺跡郡とは異なる世界遺産「天空寺院プレアヴィヒア」世界の秘境とも称される絶景と歴史をご紹介します。

カンボジアの世界遺産はアンコール遺跡群だけ?いえいえ、実は世界遺産に登録されているのはアンコール遺跡群だけではないのです!

今回は、カンボジアが誇る第2の世界遺産、天空にそびえる「プレアヴィヒア寺院」から見える絶景の魅力と歴史をご紹介します。

プレアヴィヒアとは

プレアヴィヒアとはダンレク山地に建てられたクメール様式のヒンドゥー教寺院です。2008年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。今、カンボジアで最も注目されているスポットの一つです。

営業時間
チケット売り場…7:30~4:00
遺跡…7:30~17:30

入場料…約10US$

専用4WD(6人乗り)…約25US$

※一般車両や徒歩での入場が禁止されており、山頂へ向かう際は専用の4WDに乗って移動します。4WDはチケット代と別で料金が発生します。また、入場する際にパスポートの提示を求められることがあります。

プレアヴィヒア寺院の成り立ち

プレアヴィヒア寺院の歴史はアンコールワットより古く、優れた建設者でもあったクメール王朝第4代君主「ヤショヴァルマン1世」によって9世紀末に建てられました。

寺院の名前「プレアヴィヒア」は、クメール語で「神聖な寺院」という意味です。プレアヴィヒア寺院はその後、11世紀に当時のクメール王朝君主「スーリヤヴァルマン1世」が大規模な改修を行うなど、数世紀にわたり何度も増改築を経て現在の姿になりました。

そのため、プレアヴィヒアの建造物や装飾は時代ごとに違う様式が混在した造りになっています。こうしたクメール王朝時代の足跡を辿ることができるのも、プレアヴィヒア寺院の魅力の一つです。

プレアヴィヒアと紛争

プレアヴィヒアの歴史を語る上で欠かせないのが、タイとカンボジアの国境をめぐる長きにわたる紛争です。

15世紀以降はタイの領土に

プレアヴィヒアは元々、9世紀にクメール人(現在のカンボジア人のルーツ)によって建てられました。15世紀頃になるとタイ(当時はアユタヤ王朝)が勢力を拡大させ、クメール王朝を陥落します。これによりプレアヴィヒアはタイの領土となりました。

フランスとの取り決めでカンボジアの領土に復帰

1863年にカンボジアはフランスの保護国になり、1887年にフランス領インドシナの一部になりました。こうしたフランスからの圧力を受けた結果、タイはフランスと「タイ、カンボジア間の国境は分水嶺(山脈による雨水の流れ目)によって定める」という取り決めをします。この取り決めにより、プレアヴィヒアはカンボジアの領土に戻ることになりました。

タイ・フランス領インドシナ紛争

しかし、タイが1934年に分水嶺の再調査をしたところ、取り決めにより定められた国境線と再調査した実際の分水嶺の不一致がみられ、プレアヴィヒアはタイ側に立地していると判明します。
この不一致についてタイは異議を唱えず、従来の地図をそのまま使っていました。

その後、1940年にタイ軍のインドシナへの攻撃により、タイ・フランス領インドシナ紛争が勃発します。この紛争を終結させるため、日本が両国の仲介をして1941年に「東京条約」が結ばれます。この時、タイに返還された領土にプレアヴィヒアも含まれていました。

タイの実効支配

1946年のワシントン条約により、フランス領インドシナはタイからプレアヴィヒアを含むバッタンバン西北部の領有権を奪還します。しかし、タイはプレアヴィヒアに警備兵を派遣し、実効支配します。

カンボジアは1953年のフランスからの独立と同時に、プレアヴィヒアに軍を派遣し寺院を奪還しようとしますが、タイ軍はこれを阻み、国境を封鎖しました。

裁判と判決

カンボジアは1959年にプレアヴィヒア寺院の帰属とタイ警備兵の撤退、持ち出された美術品の返還を求め、国際司法裁判所に提訴しました。

1962年に判決が下り、タイは国境線と分水嶺の不一致について何らかの対応を取ることもなく黙認していたとして、カンボジアの訴えが認められることになりました。

世界遺産認定から現在

2008年にプレアヴィヒアがカンボジアの世界遺産として認定されると、タイの政治、市民団体が激しく反発しました。タイとカンボジアの間で武力抗争が起こり、死者が発生する事態に発展します。

その後も2011年には民間人を巻き込む武力衝突まで発生し、同年7月に国際司法裁判所がプレアヴィヒア寺院周辺を非武装地帯に設定し、両国の軍隊の即時撤退を命じました。2013年にカンボジアは再び提訴し、国際司法裁判所がプレアヴィヒア寺院周辺の土地もカンボジアに帰属するという判決を下し、今は領有権問題は落ち着いています。

ちなみにタイ語でプレアヴィヒア寺院は「プラーサート・プラウィハーン」と言い、同じく「聖なる寺院」という意味があります。領有権についてはカンボジアにあることで収束した現在も、タイ国民に話を聞くと「あの寺院はタイの領土だ」という方もいらっしゃいます。カンボジアとタイ、両国にとってプレアヴィヒアは特別な場所なのです。

プレアヴィヒアの絶景と見どころ

山頂の眺望
プレアヴィヒア寺院に来たらぜひ見ておきたいのが、遺跡の傍の断崖からの絶景です。山頂からなので地平線まで見渡せて、眼下には昔から変わらない緑豊かな大地が広がります。もはやどんな言葉で説明してもこの景色の感動は伝えれられないことでしょう。生きている間に一度は見ておきたい光景です。

ただ、手すりや柵がないので落下しないように注意してください。

様々な年代の建造物
寺院そのものが幾度も増改築されているため、年代ごとの建築様式が見られます。建てられた当初の9世紀ごろのものはほとんど改築されてしまいましたが、10世紀初頭のコ・ケー時代の建築や、10世紀末のバンテアイ・スレイ様式などの貴重な建造物が今も残っています。現在プレアヴィヒア寺院で見られる建造物の大半は11~12世紀ごろのものです。

他の遺跡に比べ階段が多く見られるのが特徴的で、階段を上がった先には楼門が。中庭は楼門をくぐることで初めて見えてくる設計になっていて、視界に様々な変化をもたらす工夫がなされています。まだあまり整備されていない場所があったり、高低差を活かした建築が訪れた人の冒険心をかきたてます。

観光する際の注意点

・地雷について
普通に観光する分には問題ありませんが、紛争地帯だったことから周辺にはまだ地雷が埋められている場所もあります。そういったところには骸骨のマークの看板などが立っているので、立ち寄らないようにしてください。また、できればあまり人が踏み込んでいなさそうな草むらなどは歩かない方が安心です。

・現在は入場可能でも
プレアヴィヒアは一度収束したとはいえ未だに領有権問題がくすぶっているので、今後入場できなくなる可能性もゼロではありません。気になる方はお早めに見学することをおすすめします。

・服装の注意点
カンボジアは気温が高いですが、プレアヴィヒアは標高が高く肌寒いので羽織るものを一枚持っていると便利です。また、神聖な場所なのであまりに肌を露出させた服装は控えたほうが良いです。

カンボジアに旅行の際はぜひプレアヴィヒア観光も検討してみてください!


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