「もう帰りたい…」ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル事例を赤裸々告白!治安の実態を暴く

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

ベトナムの文化や風習は、日本のそれと大きく異なります。初めてベトナムを訪れる方にとって、現地での様々なトラブルは避けて通れない宿命と言えるでしょう。そこで今回は、ベトナムを度々訪れている筆者が経験した、辛かった・苦労したトラブル事例を紹介すると共に、どう対処したら良いのかを学んでいただければと思います。

旅行中は「もう帰りたい…」なんて項垂れた事もありますが、きちんと対策が出来れば大した問題ではありません。皆さんもぜひ本稿を参考にして、ベトナム旅行に備えてくださいね。それでは以下、全6編に渡るトラブルエピソードを紹介していきます!

ベトナム旅行トラブル事例①飛行機搭乗編

・いつ搭乗できるの?朝から6時間の遅延

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

比較的遅延が多いとされるベトナムの航空会社ですが、筆者は旧正月の終わり頃(2月上旬)にベトナム行きの便を予約したら、当日に6時間遅延した挙句に人手不足で欠航になりました。旧正月のシーズンは1年で最も混み合い、トラブルも多くなるためほぼ毎日遅延します。おまけにチケット代も高額なので、この時期の渡航は避けた方が良いでしょう。

・荷物制限は1kgでもオーバーしたらNG

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

「ベトナムの航空会社は規定がゆるい」などという噂がありますが、重量制限に関しては非常に厳しく、1kgでもオーバーしたら追加料金を支払う事になります。実際、追加料金がチケット代よりも高額になったり、カウンターで駄々をこねたら警察に連行された事例もあります。こうしたトラブルを回避するためにも、必ず規定に従うよう心掛けましょう。

・祝日前後は入国審査場に長蛇の列

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

ベトナムの国際空港は、オペレーションが比較的ゆっくりしている事もあり、常日頃混雑しています。それを忘れてベトナムの祝日に入国した筆者は、深夜0時に入国審査場の行列に2時間も並ぶ羽目になりました。空港を出た後もタクシーが捕まらず、ホテルのチェックインが遅れて大変でした。みなさんも祝日の入国は、余裕を持って行動してください。

ベトナム旅行トラブル事例②市内移動編

・恐怖!ドアノブが無いぼったくりタクシー

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

空港出口や観光エリアにいる怪しいタクシーに乗ると、ドアノブがついておらず閉じ込められたという話を耳にします。これが所謂ぼったくりタクシーで、乗った後に相場の5~10倍の運賃を要求してきます(友人談)。しつこい勧誘や腕を引っ張ってくるドライバーは99%詐欺ですので、話を持ち掛けられても応じず、すぐにその場から離れましょう。

・ベトナムでの横断歩行は命がけ

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

ベトナムの交通ルールに対する考え方は日本と異なり、バイクによる逆走・信号無視・歩道走行・ながら運転は日常茶飯事です。ひったくりも横行しており、慣れないうちの歩行は危険が伴います。横断歩道を渡る際は、なるべく現地の人や他の旅行者と束になって歩くようにし、暗くなったら歩行は避けてタクシーで移動すると安全です。

・地図が苦手なドライバーさんに愛の手を

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

ベトナムでは正規タクシーに乗っても、あえて遠回りされてメーターを上げられた!という怒り話を耳にしますが、普通に地図を読むのが苦手な運転手さんも多いです。バイクタクシーになると、ドライバーさんが普通に道を聞いてくる事もあります。そんな時はぜひ協力して、道順をガイドしてあげましょう。悪質なぼったくりも回避できて一石二鳥です。

ベトナム旅行トラブル事例③市内観光編

・どこまでも付いてくるストーカーおじさん

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

観光エリアにいる自称「日本で働いていた事がある」おじさんは要注意。日本人旅行者にしつこく付きまとい、バイクタクシーや観光案内の役を申し出てきます。話に乗ると高額な料金(1~2万円)を請求してくる事が多いです。筆者も30分くらいストーカーされたので、ショッピングモールに逃げ込みました。声を掛けられても目を合わせてはいけません。

・1日5回は遭遇する宝くじの押し売り

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

引用:VnExpress.net

ベトナムでは働き口の無い社会的弱者が路上で宝くじを販売しています。彼らはカフェや食堂の中にまで売りに来たり、バス乗り場や信号待ちのバイク集団に割って入ってきます。運が悪いと買うまでしつこく絡まれたり、服を引っ張ったり手をつねられたという話も聞きます。1度断ったら後は無視し続けるか、その場を離れるなどして対処しましょう。

・ベンタイン市場の凶暴お姉さん

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

有名な観光スポットであるベンタイン市場では、販売商品の相場に対し5~10倍の高値をふっかけてくるのがお約束。それを値切り交渉するのが観光の醍醐味ではありますが、最終的に買ってもらえないと腕を強く引っ張ったり、大声でまくし立てる怖いお姉さん達も存在します。不要な店にはなるべく近付かない方が良いでしょう。

ベトナム旅行トラブル事例④買い物編

・割り込まれても怒らないで!

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

「列をつくる」習慣が定着していないベトナムでは、屋台やチケット売り場などで並んでいると、当たり前のように割り込まれてイラッとする事もしばしば。しかし、ここはベトナム。怒らず冷静に制止したり、前の人との間隔を詰めたり、店員さんに声を掛けたりして、並んでいる事をしっかりアピールしましょう。万が一喧嘩に発展すると後が面倒です。

・意外と使えない50万ドン札

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バスやタクシー、屋台などでは50万ドン札を使う事ができません。お札を渡しても「お釣り?無いよ!」と言われるのは日常茶飯事で、1万ドンや2万ドン、5万ドン札での支払いを求められます。コンビニやショッピングモール、カフェチェーンなどでは50万ドン札を崩してもらえる事が多いので、小銭を受け取ったら使わずに貯めておきましょう。

・クレジットカードの吸い込みに注意

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

ベトナムにあるATMはすべてが安全とは限りません。運が悪いとクレジットカードが吸い込まれたり、お札が切らしていて出てこない事も。引き落とす際は、高級ショッピングモールにある最新型のATMを利用したり、何かあっても問い合わせできるよう、日中の時間帯に使用するのが懸命です。それでも心配な方は、現金を多めに持ち歩きましょう。

ベトナム旅行トラブル事例⑤食事編

・日本食レストランでの食中毒に注意

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

ベトナム旅行の身近なトラブルといえば食中毒。ローカルなお店を避ければ大丈夫だと思われがちですが、意外に怖いのが日本食レストランです。人もまばらなお店だと、食材が古くなっていたり、衛生管理が徹底されていない事もあるからです。筆者は適当なお店に入って丼物を食べた末に、食中毒で12時間もがき苦しみました。事前のリサーチ必須です!

・どれが無料?複雑怪奇な卓上サービス

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

ベトナムのローカル食堂は不思議がいっぱい。お茶やおしぼりが有料だったり、卓上にある物をセルフサービスだと思って食べると、会計時にチャージされて、やるせない気持ちになる事も。基本的に、パンやソーセージなどの固形物は有料、唐辛子やライムといった調味用のものは無料だと覚えておきましょう。心配ならお店の人に聞けば教えてくれます。

・ランチにアヒルの死体を食べた話

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

引用:MonngonPlus

ベトナムでは、「ホビロン」という孵化しかけのアヒルの卵を食べる文化があります。しかも屋台や食堂で普通に売っているので、筆者は間違えてホビロン入りミークアン(汁なし麺)を注文し、半泣きで食べる羽目になりました。皆さんも“duck egg”“fetal egg”“fertilized egg”“embryo egg”などの単語を見かけたらご注意ください。それ、ホビロンです。

ベトナム旅行トラブル事例⑥宿泊編

・朝5時から始まるブラスバンドの爆音生演奏

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

ベトナムではお通夜の際に楽団を派遣し、会場(自宅)の前で生演奏をしてもらう不思議な風習があります。一見楽しそうに聞こえますが、葬儀場へ向かう出棺日には、朝5時から屋外での演奏が始まり、ブラスバンドの生演奏が響き渡ります。運が悪いとホテル付近で行われてしまい、凄まじい爆音でとても眠れません。筆者は耳栓をして凌いでいます。

・持ち込んだコスメや香水がなぜか減っている

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

グレードの低いホテルでありがちなのが、持ち込んだコスメや香水の無断使用です。ベトナムでは日本製化粧品の人気が高く、喉から手が出るほど欲しいという方も少なくありません。ちょっとした出来心で掃除婦さんが使ってしまう事もあるため、目に触れないようポーチに仕舞ったり、トランクに入れて鍵をかけるといった気遣いが必要です。

・毎日どこかで停電、漏水、断水中!

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

ベトナムの住居では、常日頃から停電・漏水・断水などのトラブルが発生します。停電は基本的に30分~1時間程度で復旧するので、落ち着いて部屋で待機していればOK。漏水・断水に関しては、ホテルのスタッフに伝えて部屋を替えてもらいましょう。筆者は温水・冷水の蛇口が突然入れ替わるなんて事もありましたが、半日で修理してもらえました。

トラブルだけじゃない、心温まるエピソード

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

さて、ここまではトラブル事例ばかり紹介してきましたが、ベトナムならではの心温まるエピソードももちろんあります。簡単にはなりますが、思い出深いものをいくつかシェアしたいと思います。

・優しさが連鎖するベトナム社会

雨季のシーズンに筆者が道端で雨宿りをしていた際、何処からともなく警備員のおじさんが現れて、イスを持ってきてくれました。さらに知らないおばちゃんがお茶を淹れてくれて、他の雨宿りに来た人達も集まって談笑する事に。雨が止んだ後は、なんと仲良くなった方がホテル付近までバイクで送ってくれました。本当に優しい方が多くて驚きます。

・美味しい物はみんなでシェア

ベトナムの人々は、結構気軽に食べ物を分けてくれます。ビアホイで隣の人がおかずをくれたり、長距離バスで隣の人がおやつをくれたり、食堂で注文に迷っていたら隣の人が味見させてくれたり…何だかシェアしてもらってばかりで申し訳ないですが、彼らのGive精神からはいつも学ばせてもらっています。

・突然男性からバラの花をもらう

ベトナムでは年に2回「女性デー」という日があり、男性からバラの花やプレゼントを贈る習慣があります。まだ何も知らなかった頃の筆者は、ベトナムの友人や同僚、カフェの店員さんなどから突然花を貰ってとても驚きました。基本的にベトナム人男性は、レディーファーストな方が多いので、女性の旅行者にとっては過ごしやすい国かもしれません。

まとめ

ベトナム旅行で辛かった・苦労したトラブル

以上、旅行中のトラブルから嬉しかったエピソードまで紹介しました。良くも悪くも色々なイベントが発生するので、それらを乗り越える事もまた、ベトナム旅行の醍醐味ではないかと思います。日本では味わえない貴重な経験を積むぞ!という気持ちで、皆さんもぜひベトナムでの出来事を楽しんでくださいね。[jvs_footer]