ハノイには、歴史と現代が溶け合う独自の魅力があり、街の至るところに写真映えするスポットが点在しています。美しい建築、幻想的な景色、地元の人々の暮らしを切り取った瞬間など、SNSにアップしたくなるような場所がたくさんあります。
ハノイ在住者だからこそ知っている視点で、最新の写真映えスポットを5つ厳選してご紹介します。次のハノイ旅の参考に、ぜひチェックしてみてください。
当記事は、ベトナム在住のスタッフが実際の体験に基づいて作成しています。個人の主観による情報ですので、記事の内容が原因となるトラブルなどについては、当社では責任を負いかねます。ご理解いただきますようお願いいたします。 |
ハノイ大教会(セント・ジョセフ教会)
ハノイ旧市街の南側、賑やかな通りを抜けた先にひっそりと佇む「ハノイ大教会」は、観光客にも地元の人々にも長く愛される歴史的な名所です。
フランス統治時代の19世紀に建てられたこの教会は、ゴシック様式を採用しており、パリのノートルダム大聖堂を彷彿とさせる重厚で美しい外観が印象的です。特に2本の尖塔が空高くそびえる姿は、ハノイの街並みに見事に映え、撮影スポットとしても大人気です。
教会の正面からの写真も定番ですが、周囲のカフェに入り、窓際の席から教会を背景に撮影するのもおすすめです。教会前の広場は地元の人の憩いの場でもあり、ベトナムコーヒー片手にゆっくりする方も少なくありません。
光が差し込む朝や夕方の時間帯には、幻想的な写真が撮れるチャンス。ハノイを訪れたなら、一度は立ち寄っておきたいスポットです。
ホアンキエム湖
ハノイの中心地に位置するホアンキエム湖は、観光客だけでなく、地元の人々の生活にも深く根ざした場所です。
周囲をぐるりと一周してもおよそ1時間ほどの小さな湖ですが、その中には多くの見どころが凝縮されています。特に「玉山祠(ぎょくさんじ)」とそこに続く朱色の「フク橋」、そして湖の中央に浮かぶ「亀の塔」は、印象的で写真映えするスポットです。
朝は霧に包まれた幻想的な風景が広がり、早朝ジョギングをする人々や太極拳をする高齢者の姿が湖の自然な魅力を引き立てます。
一方、夕暮れ時には空がオレンジ色に染まり、湖面に反射する光がロマンチックな雰囲気を醸し出します。夜になるとフク橋はライトアップされ、日中とはまったく異なる表情を見せてくれます。
ベトナムの人々の暮らしを感じながら、自然の中でリラックスできる、心癒やされるスポットです。
テラコスカイバー
画像出典:https://lasinfoniavietnam.com/terracobar/
ハノイ旧市街にあるラ・シンフォニア・デル・レイホテルの8階にある「テラコスカイバー」は、穴場的な写真映えスポットとして注目を集めています。
地上から見るハノイも素敵ですが、ここからの眺めはまさに別格。ホアンキエム湖と旧市街を一望でき、夕暮れ時にはオレンジ色に染まった空と街のコントラストがまるで映画のワンシーンのように感じられます。バー自体もスタイリッシュな内装で、温かみのある照明が映え写真にぴったり。
昼は青空と街並み、夜はきらびやかなライトとカクテルのグラスを組み合わせて、1日に何枚も撮りたくなるような写真が撮れます。ドレスアップして訪れれば、旅の記念にもなりますし、大切な人との特別な時間を過ごすのにも最適です。
静かで落ち着いた空間なので、喧騒を離れてハノイの夜を堪能したい方にもおすすめです。
画像出典:https://lasinfoniavietnam.com/terracobar/
トレインストリート
トレインストリートは名実ともにハノイで一番映えるといっても過言ではありません!ハノイ旧市街南にに位置する非常に狭い線路沿いの通りで、列車が住宅やカフェすれすれの距離を通過する、世界的にも珍しい観光スポットです。
住民や店舗が線路沿いに軒を連ね、その狭さゆえに列車が通過するときは皆がさっと物を片付け、安全ゾーンに避難する光景が日常風景として見られるのが特徴です。
特に夕方頃は夕日の中に赤い電車が入る風景が非常にノスタルジックで人気です。夕方の時間帯は非常に混み合うので早めに行ってフォトスポットのカフェの席を押さえておきましょう。
ただし最近は観光客が線路上で事故を起こすケースも報告されており(緊急停止や軽傷例あり)、規制が強まっています。訪れる際は安全規則と指示に従いましょう。
ドンスアン市場
ドンスアン市場(Chợ Đồng Xuân)はハノイ旧市街にある歴史的な市場で、観光客だけでなく地元の人にも親しまれています。その多彩な商品と活気あふれる雰囲気は、写真映えスポットとしてとても人気!
1階の屋台では靴や雑貨が並び、地元の人々や観光客で賑わう様子を日常の一コマとして切り取れます。また、屋上からは旧市街の街並みを見渡せ、夕暮れ時の柔らかい光の中での撮影が美しいです。
ただし、市場は混雑することが多いので、貴重品の管理に注意しつつ、撮影時は周囲への配慮も忘れないようにしましょう。
ハノイ旅行をもっと楽しむためのポイント
ハノイを満喫するには、スポット巡りだけでなく、時間帯や移動手段、現地のマナーにも少しだけ意識を向けることが大切です。
例えば、写真映えを狙うなら朝や夕方の光が柔らかい時間帯がベスト。また、観光地でなくても、地元の市場や屋台の風景など、思わぬ場所に映えるスポットが潜んでいることもあります。
加えて、現地の人々とのふれあいも旅の魅力です。写真を撮る際には「写真を撮ってもいいですか?」と一声かけるなど、小さなマナーを守ることで、現地の方とのよい交流、そして素敵な体験につながります。
まとめ
ハノイには、ガイドブックに載っている定番スポットだけでなく、地元の人しか知らないような写真映えするスポットがまだまだたくさんあります。
今回ご紹介した5つのスポットは、どれもSNS映えはもちろん、その場の空気感や雰囲気までも写真に収めたくなるような魅力に溢れています。
歴史を感じる建造物から、幻想的な夜景、現代アートの壁画まで、さまざまなテイストの写真が楽しめるハノイ。ぜひ、カメラ片手に、自分だけの「映えスポット」を探してみてくださいね!