バンコクでお腹を壊した時の対処法を現地に住む、私がご紹介します。東南アジアでは誰もが経験する食事からの下痢や腹痛。。。市販の薬から海外保険医療まで、ぜひご参考ください。

東南アジアでは誰もが経験する、食事からの下痢や腹痛。異国の地で体調を崩すのは、とても不安ですよね。この記事ではバンコクに住む私が、バンコクでお腹を壊した時の対処法を徹底解説。市販の薬から海外保険医療まで、ぜひご参考ください。

バンコクでお腹を壊したときの対処法

バンコクでお腹を壊した場合、まずは安静にして様子をみるのが一番。下記の方法を実践し、なるべくお腹に余計な刺激を与えないよう気をつけてください。

【水分補給をしっかりする】

お腹を壊すと、通常下痢や嘔吐で身体の水分がどんどん失われていきます。嘔吐が激しいときに水を飲んでも吐いてしまうので、少し症状が落ち着いてきたタイミングでとるようにしましょう。

筆者が一度食中毒になったときは、身体が水分を欲するので水を一気に1リットルくらいがぶ飲みし、そのまま吐き出してしまった経験があります。症状が落ち着いたな、と思ったタイミングでとるように注意しましょう。また、冷たい水はお腹に刺激を与えてしまいます。常温の水をとるよう心掛けましょう。

【トイレは我慢しない】

お腹を壊したら、とにかくお腹を蝕んでいる菌を身体の外に排出するのが最優先です。そのため、下痢止めなどの薬は初期段階ではなるべく摂取せず、トイレに行くようにしましょう。

【軽い食事をとる】

ある程度症状が落ち着いてきたら、軽度の食事をとるようにしましょう。おすすめはお腹に負担をかけず、消化に良いもの。

・おかゆ
・バナナ
・りんご
・スープ（スパイスの強いタイ料理ではなく、マイルドな野菜スープなど）

上記の食事であればバンコクでも入手可能。おかゆはレトルトがコンビニで売っているので、手に入りやすいかもしれません。

バンコクでお腹を壊したときのおすすめの市販薬

バンコクでお腹を壊したとき、薬局で手に入る市販薬もいくつかご紹介。用途や用量はその人の状態によって異なる可能性があるので、不安な人は必ず薬剤師や医師に確認をとるようにしましょう。

【Ultracarbon X】

［用法・用量］
1日3回・1回2〜3錠・食前の服用
※他の薬と併用する場合は2時間空けて服用する

［特徴］
腸内の毒素を吸着し、胃腸内のガスの軽減、下痢を緩和する薬。

【Smecta】

［用法・用量］
1日3回・1回1包・食後の服用
※コップ半分の水で溶かして服用
※他の薬と併用する場合は2時間空けて服用

［特徴］
腸内の毒素を吸着し、下痢を緩和する薬。

【Motiliam-M】

［用法・用量］
1日3回・1回1錠・食前の服用

［特徴］
吐き気や嘔吐症状に向いている薬。

バンコクでお腹を壊したときの海外保健医療

筆者が海外に行く際に利用しているのは、海外旅行保険付きのクレジットカードです。もともとクレジットカードについている保険なので、初期自己負担額はゼロ。海外で病院にかかっても、医療費が無料もしくは一部建て替えで済むため、筆者はクレジットカードをいくつか作って持参しています。中でも一番のおすすめは「エポスカード」です。

【エポスカードの海外旅行保険（年会費無料のエポスカードVisaの場合）】

・保険は自動付帯（旅費の一部をカード払いしないと保険が付帯されない、などの条件が一切なく、持っているだけで保険が付帯される）
・1旅行につき、最長90日間保険が適用される
・傷害死亡時の保険金最高額は500万円
・傷害治療費用は1事故につき最高200万円
・疾病治療医療は1疾病につき最高270万円
・賠償責任（免責なし）は1事故につき最高2000万円
・救援者費用（カード所持者が海外で遭難等に合った場合に、親族が日本から救援にかけつける際の費用）は1旅行につき最高100万円
・携行品損害（免責3000円）（旅行中にスマホなどの所持品を盗まれるなどした場合の補償費用）は1旅行につき最高20万円
※上記内容は概要を説明したもので、実際の保険金支払いの可否は、普通保険約款及び、特約等に基づきます。

上記の場合、たとえばタイで腹痛にかかって病院に行ったとき、最高270万円まで支給されることになります。腹痛の際の一般的なタイでの診療は、診察と薬の処方などシンプルなもの。

そのため一度にかかる費用はおおよそ3万円〜4万円程度なので、十分保険でカバーできる範囲です。エポスカードは、作っておいて損がないカードなんですよ！

まとめ

バンコクでお腹を壊したときの対処法は、数多くあります。対処法をしっかり把握して、安心して旅行を楽しみましょう。