水上マーケットで賑わうカイベー  - ホーチミン観光スポット

カイベー

Cai Be(カイベー)はベトナムの南部にあるティエンザン省の地区名です。水上マーケットなどが非常に人気となっているメコンデルタ地方の観光地です。
ベトナム人の朝は早いですが水上マーケットで生計を立てている人は特に早いです。ホーチミンから、車で約2時間半で、カイベーの街へ行く事ができます。日差しが結構強く、水面に反射するので、帽子や日焼け止め対策は必要です。水上マーケットという言葉で、水の上に市場が建てられていて、そこで売り買いをする場所だと思っておりました。
「水上マーケット」といっているので、英語で「Water market」かと思いますが、「Floating market」というそうで、「水上に建てられている」という意味ではなく、「移動式のマーケット」の意味合いが強いです。

カイベー 水上マーケット

水上マーケット

水上マーケットは、曜日や時間の関係で栄えている時期とそうでない時期があります。テトの際は、必ず、マーケットのために船が多く出てきます。マーケットで販売されているものは、ほとんどが果物や野菜といった生鮮食品です。キロ単位で販売しているところもあります。
もちろん、一般人(観光客)向けにも売ってくれるので、船が近くまで来るのを待っていれば問題ありません。水上マーケットで販売している船の特徴は、船の先や棒に売っている商品を飾ります。それがその船の商品の合図となります。

川と運河が交わる、水上の中央に白いカトリック教会が見えます。これがカイベーのカトリック教会となります。ホーチミンの街を歩く際、大きく広い通りの突き当たりにシンボルのような建物が建てられます。
カイベーの川周辺の建物は川に向かって建てられ、川に沿って商店が並んでいます。川沿いに建てられている建物は住宅もあり、商店もあります。カイベーの水上マーケットは、卸売りの船が主体です。水上マーケットが賑わうのは朝5時~8時ほどです。

ココナッツキャンディ工場

都会ではなかなか味わうことのできない、ジャングルクルーズができます。カイベーの水上マーケット自体はジャングルの中にあるわけではありませんが、そこまでの道のりがまさにジャングルです。

カイベーには近くに様々なものがあります。カイベーから船に乗り15分ほどでココナッツキャンディ工場に到着致します。ココナッツの実を削り取って、ココナッツミルクを抽出し、様々なフレーバーを加えます。それをキャラメル状に煮込んで、棒の形にしてカットします。ココナッツキャンディ工場では、ココナッツキャンディの製造過程はもちろんのこと、できたてのココナッツキャンディなども試食可能です。ここのココナッツキャンディはお土産に人気です。

ココナッツキャンディ工場の近くにポン菓子工場もあります。ポン菓子は、お米を一気に膨らませて、甘いカラメルでコーティングがしてあるお菓子です。ハチミツ農園もあり、そこでのハニーティーは格別です。また、ライスペーパー工場も近く、液状のお米からできた生地を熱い鍋に回し入れます。表面が固まってきたら、見事な手さばきで、さっと取り出し鍋の横に重ねていきます。小さな工場の中で、従業員が忙しく働いています。中はもちろん蒸し暑く、朝から夕方までこの作業を繰り返し、ライスペーパーを作り続けます。従業員はほぼ女性で構成されております。

カイベー ココナッツキャンディー工場

ツアーによってはカイベーの古いお家やローカル市場も観光することができます。ベトナムの南部はおいしい果物が多く、カイベーにも果樹園があります。果樹園も寄ることが出来る距離にあるので、是非行ってみてください。

服装は、船の乗り降りがあるので、動きやすい格好で参加することをオススメします。船で物の売り買いしながら生活する彼らの生活を見てみるのも楽しいと思います。大量な商品を小さな船に乗って商売をするということは、普通の人では到底できないことです。そこで軽やかに仕事をしている彼らを見るのも面白いです。

都会のホーチミンとは違い、ローカルな街を見ることができるのもカイベー・水上マーケットの魅力かと思います。水上マーケット以外にも楽しいことは多く、自分の足で実際に歩いてみて散策してみてはいかがでしょうか?