アンコールワットの基本情報 - カンボジア・シェムリアップ情報 -

カンボジアの基本情報

シェムリアップといえば、ユネスコの世界遺産アンコール遺跡を思い浮かべると思います。一度訪れてみるとシェムリアップの魅力の虜になり、予定を変えてまで長期滞在する人や年に数回訪れるなどという人もいます。 そんな、世界中からたくさんの人が訪れる観光地シェムリアップが、どんなエリアなのかをご紹介します!

プロフィール

シェムリアップはカンボジアを代表する旅行先の一つで、首都プノンペンから北西約300kmの位置にあります。 市街地からバイクで10分も走れば、カンボジアの伝統的な高床式住居が建ち並ぶのどかな景色が現れ、道では牛の行列で渋滞が起きたりします。
しかし、繁華街のパブストリートと呼ばれる辺りは朝方までレストランやバーなどが営業しているので、特に夜は観光客で賑わっています。 さらにホテルやレジデンスなどの建設ラッシュでもあり、確実に成長を続けていると言えるでしょう。
世界遺産のアンコール遺跡やロリュオス遺跡の他に、東南アジア最大の湖トンレサップが観光地として挙げられます。この湖の面積は、雨季(5月半ば~11月半ば)には最大で琵琶湖の20倍にもなるそうです。 水が豊かで漁業が盛んなので、「カンボジアの心臓」とも呼ばれています。

観光ビザについて

時差について

日本からカンボジアへの直行便は成田空港とプノンペン空港間のみで、シェムリアップへの直行便は就航していません。一般的にクアラルンプールやバンコク、ホーチミン、ハノイを経由する乗継便を利用することになりますが、飛行時間は成田空港、羽田空港ともに約8~10時間です。

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空港について

シェムリアップにある空港はひとつ、シェムリアップ国際空港です。長かった改装工事が終わり、シックな内装と清潔な空間、そして設備も増えたためにとても便利になりました。ショップもそれなりに充実しているので、買い忘れてしまったお土産も最後にこちらで購入できます。 空港から市内までは約8kmで、市内への公共交通機関はありません。移動手段はタクシーかトゥクトゥクになります。空港の到着ロビーを出るとタクシーチケットのカウンターがあるので、行き先(滞在先ホテル名)を伝えましょう。
料金は前払いで、トゥクトゥクはUS$5~、タクシーはUS$7~、バンはUS$10~となります。市内までの所要時間は約10~20分です。 ちなみに、同日内でシェムリアップ国際空港から入出国することは、原則認められていないので注意してください。

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言語について

公用語はクメール語(カンボジア語)ですが、観光地であるシェムリアップでは、ほとんどのところで英語が通じます。フランス領の影響を受け、高齢者や特別な職業の人の間では、フランス語を話せる人も多くいます。 また、近隣国の言語(タイ語、ベトナム語、中国語)を話す人も多いようです。 クメール語の簡単な単語「こんにちは」、「ありがとう」などを覚え、現地の人とコミュニケーションをとると笑顔を返してくれます。 逆に拙い日本語で話しかけてくるトゥクトゥクドライバーなどもいます。主に日本人観光客から教わったようですが、このように“他国の言語にチャレンジしてみよう”という気持ちが素敵だなと思います。

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宗教について

カンボジアの憲法で国家宗教は仏教と定められているため人口の約9割が仏教徒です。(宗教の選択は自由)しかし、その他少数ではありますが、イスラム教徒やカトリック教徒などもいます。
クメール王朝時代(9世紀頃)の国家宗教はヒンドゥー教だったのですが、政権と共に国家宗教が何度か入れ替わり、最終的には12世紀末にヒンドゥー教と仏教が合わさったカンボジア仏教が誕生しました。 クメール・ルージュ政権時代に多くのものが失われたのと同じく宗教活動も禁止、さらに寺院やモスクなどの宗教関係施設も破壊されてしまいました。しかし、今では約3700ものパゴダや寺院がカンボジア国内にあり、僧侶の数は6万人以上だそうです。

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祝祭日について

日本の祝祭日は多いと言われていますが、カンボジアの祝祭日はその倍くらいあります。 1月のインターナショナルニューイヤー(新年)の他に、2月はチャイニーズニューイヤー、4月にはカンボジア正月があり、それぞれ長期休暇になります。
さらにカンボジアのお盆“プチュン・バン”は9月、水祭りは11月といった長期休暇もあり、祝祭日は年間30日くらいになるでしょう。 また、日本と違うのは国王絡みの祝日が多いということです。モニク前王妃誕生日やシハヌーク前国王追悼記念日、そして現国王(シハモニ)の即位記念日と誕生日(前後を含め3連休)が祝日となります。

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