フエ市内から行く、DMZでベトナムの歴史と今を感じるツアーに参加してみませんか?

ししんちゃーお!
ホイアン支店の早川です。

メリークリスマス♪
あっという間に2016年も終わりを迎えようとしています・・・
皆さんにとって2016年はどのような1年でしたか?

私は住み慣れたハノイを離れ、ブンチャーを恋しく思いながらホイアンに異動して、鶏肉のサラダと運命的な出会いをしました。。
今では週1、多いときで週3,4と食べてるのでホイアンに来て、鶏肉の消費率の高さに自分自身驚いてます。

ハノイとホイアンでは料理の味付けが全く異なるので、同じ国でもいろんな味が楽しめるなと感じた1年でした!
そんな自分の歴史を振り返ることにあわせて!ベトナムの歴史も一緒に振り返ってみませんか?

ベトナム戦争を振り返ろう!「DMZツアー:日本語ガイド」

紹介ページ:https://www.tnkjapan.com/tours/detail/162
※こちらのツアーはフエ市内発着のみです。

DMZ・・・Demilitarized zone(非武装地帯)の略語になります。
皆さんがピン!とくるのは韓国と北朝鮮の38度線かと思います。

ベトナムも数十年前までは南北に分けられており、それがフエから車で約3時間程度の距離にある北緯17度線になります。
こちらはベンハイ川が大部分を占めており、川を挟んでそれぞれ管轄が異なりました。
この境界線は1954年-1976年の間になります・・・本当につい最近までです。

そんなベトナム戦争の激戦地を日本語ガイドがご案内。
楽しいだけじゃなく、歴史やベトナムについて学べる機会です。

フエ市内から約3時間、最初に周るのは「ロックパイル」です。
映画好きな方ならご存知かもしれないですが、ベトナム戦争の映画の題名にも使われています。

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高さ230Mの岩山で、当時はアメリカ軍の監視基地になります。
今は緑も戻り、昔戦争があったような面影はありませんが当時は木もほとんどなくミサイル発射基地にもなっていました。

その後、ベトナム戦争を語る上ではずせない「ホーチミンルート」の代表的な橋「ダクロン橋」を見学します。

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北ベトナム軍が南ベトナム解放民族戦線へ物資を運んだ道になります。
ラオスやカンボジアを経由する道もあり、総延長2万キロに及びます。
数百万人がこの道やダクロン橋を利用して命がけで物資を運び別名「血のルート」とも名前があるなどアメリカ軍の数多くの攻撃にも耐え抜いて、ベトナム統一へ向けて国民の気持ちがたくさん詰まった場所です。

次はアメリカ軍の最前線、「ケサン基地」です。
北ベトナムを攻める戦闘機などがここから多く飛んでいき、また逆に攻められることもあり激戦地にもなりました。
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また先に見学する、ホーチミンルートを破壊するための基地でもあります。
何度も攻められ、耐え忍びますが最終的にはアメリカ軍自身がこの基地を破壊して放棄された基地です。
今は観光地として、当時の戦闘車やヘリコプター、滑走路や博物館があります。
壊れていても実物を目の前にするととても怖く感じますね・・・。

昼食後はビンモック地下トンネルとベンハイ川です。
ホーチミンから行くことのできる「クチトンネル」は戦闘用のトンネルになりますが、こちらは住民たちが戦火から逃れるために掘った地下都市になります。
同じトンネルでも間反対の役割をしています。

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こちらのトンネルの中には居住地区、病院、会議室などさまざまな部屋がありトンネル内で17人以上の赤ちゃんが生まれたことでも有名です。
このトンネル含め周辺ではアメリカ軍は9000tを超える爆弾を投下したと言われており、トンネルの丈夫さと住民の気持ちの強さ、想像を超える爆弾の量にただ驚くばかりです!
北緯17度線、DMZの大半を占めるベンハイ川にかかるヒエン・ルオン橋は当時唯一の橋で22年間わたることができませんでした。

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今は徒歩のみ渡ることができ、ヒエン・ルオン橋の隣の橋が車両通行可能の橋として現在使われています。
またベトナム戦争の象徴としてもよく挙げられ、橋の近くにはフラッグタワーや当時のものを展示している博物館もあります。

どれも重い内容のものになりますが、つい最近まで起こっていたベトナムの現実の歴史です。
ぜひ何か感じ取って平和やベトナムについて少し考えるようなご旅行になるとうれしいです。

12月25日、31日、1月3日の3日間限定 催行決定!
ぜひ足をここまで伸ばしていつもとは違う、平和を見つめなおすベトナムご旅行にしてください!

以上、早川でした。

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