アンコールワットで両替。レートの良い両替所をご紹介します。クレジットカード事情もお伝えします!

海外旅行の際に気になるのが、海外現地のお金。

アンコールワットで有名なカンボジアのシェムリアップは世界各国から様々な旅行者が訪問するため、
市内には両替所も多く、日本円を換金出来るところはたくさんあります。

しかし、為替レートの良いところもあれば、悪いところもあるので、可能な限り為替レートの良いところで両替したいところ。場所によっては千円近くも違うことがあるので、損をしないようにしたいですよね!

ということで、今回はアンコールワット旅行の際に知っておきたい、シェムリアップ市内のオススメ両替所を教えちゃいます。

カンボジアの現金事情

まずは、カンボジアの現金事情を把握しておきましょう。

カンボジアで流通している通貨

米ドルとリエル

カンボジアでは2種類の通貨が流通しています。

1.自国通貨のカンボジア・リエル(KHRまたはRiel)
2.外貨としてのアメリカドル(US$)

上記2種類です。

自国通貨のカンボジア・リエルは2018年現在全て紙幣となっており、

100 / 500 / 1,000 / 2,000 / 5,000 / 10,000 / 20,000 / 50,000 / 100,000の9種類が流通しています。

この内、旅行中によく目にするのは100 / 500 / 1000 / 2000の4種類です。

2018年9月現在、カンボジア・リエルと日本円のレート、及びカンボジア・リエルとアメリカドルのレートは以下のとおりです。

日本円:100円(JPY) =カンボジア・リエル:3,646KHR
アメリカドル:1US$=カンボジア・リエル:4,105KHR

カンボジアの街中では米ドルの流通が主流

お金関連(Money)8

カンボジア・リエルという自国通貨があるのにもかかわらず、カンボジアではアメリカドルでの支払いや値段表記が一般的です。
「なんで外国のお金が流通しているの?」と不思議に思う人もいらっしゃると思いますが、これには2つ理由があります。

1.カンボジア・リエルの国際的通貨価値が低いから
2.アメリカドルでの支払いを許可しておくと外貨獲得が楽だから

まず、カンボジア・リエルの国際的通貨価値はアメリカドルと比べると低いです。
国力がまだまだ発展途上な国の通貨なので、世界的に見ても貨幣の信頼感が高くないのです。

内戦から40年経ち、徐々に復興していきているといってもまだまだ生産力が低いので、外国の力を借りながら国力を高めていくために金銭の取引に通貨価値が高いアメリカドルが用いられるようになっていきました。
世界遺産アンコールワットのおかげで外国人旅行者が多く訪れるので、アメリカドルでの支払いがOKだと、旅行者から外貨の獲得も非常に楽になりますしね。

そうした背景もあり、カンボジアでは自然とアメリカドルでの料金表記や支払 いが普通になってきました。

日本では現地通貨「カンボジア・リエル」に両替できない

お金関連(Money)10

海外旅行の際に日本の空港や銀行で予め外貨に両替しておきたいと思われる方は少なくないと思いますが、カンボジア・リエルを取り扱っている空港の両替所や日本の銀行はありません。そのため、日本で予めカンボジア・リエルに両替することは出来ません。

シェムリアップで両替するならココ!

さて、カンボジアの現金事情を把握したところで、そろそろシェムリアップ市内でオススメの両替所をお教えしようと思います。

米ドル支払いが主流のカンボジアでは、カンボジア・リエルにわざわざ両替する必要はありません!
日本円⇒米ドルに両替しましょう!

アプサラ エクスチェンジとホイキアン エクスチェンジ

アンコールワット両替所

シェムリアップのパブストリートから徒歩1分。
「APSARA EXCHANGE(アプサラエクスチェンジ)」(写真左)

「HUY KEANG EXCHANGE(ホイキアン エクスチェンジ)」(写真右)

それぞれの両替所はどちらも隣同士になっています。

アプサラエクスチェンジの方がレートがよかったり、ホイアキンエクスチェンジの方がレートが良かったり、日によってマチマチなので、両替する前に両方の店舗で確認してからレートの良い方で両替しましょう!

シェムリアップで両替する時の注意点

シェムリアップだけではありませんが、海外で両替をする際は以下の手順で進めていきましょう。

1.当日のレートを調べておく
2.受け取った紙幣を確認する
3.周囲を見渡す

それでは、順に説明していきます。

当日のレートを調べておく

rate

日本の空港などでは店頭にその日の為替レートがわかるよう、電光掲示板のように表示されていることがほとんどですが、カンボジアではありません。
両替所よっては手書きなどで目安となるレート書いていることがありますが、いざ両替をしようとすると新たなレートとなることがほとんどです。

しかし新たなレートはたいてい悪くなることが多く、
例えば両替所によっては10,000円が88ドル扱いになるところもあれば、78ドルと10ドルも差がある両替所もあります。

両替所のスタッフに「この客はカモだから、レート悪く言って儲けよう」と思われると、例え先述したオススメの両替所でも悪いレートになることがあるので、
そうした悪質な行為を防ぐためにも事前に必ずレートを把握しておきましょう。

当日の為替などは為替アプリを入れておくと、すぐに確認出来るので渡航前にインストールしておきましょう。
オススメのアプリは以下のとおりです。

 

Currency

Currency
開発元:Jeffrey Grossman
無料
posted withアプリーチ

例えば、上記のアプリで為替を調べてみると、

スマホ為替 (1)

↑10,000円で約89US$となることがわかります。
カンボジアの両替所では手数料として数百円程度をもらっているところがほとんどなので、
このレートの状態で両替所に行き10,000円を両替した場合は代替87~88US$が返ってくる計算になります。

為替アプリはインターネットがないと使えないので、海外でインターネット利用が出来ない日本のスマホを使っている場合は、先程の為替の画面をスクリーンショットなどをしてから、両替所に行ってみるといいでしょう。
実際に、レートが悪く言われたらそのスクリーンショットの画面を見せて交渉しないと損をしちゃいますよ!

受け取った紙幣を確認する

お金関連(Money)9

両替のお金を受け取ったら、すぐにその場で確認しましょう。
なぜなら、お札の数を間違えられてたりすることもあるからです。

また、他にも破れている・汚れているお札や、旧紙幣を渡された場合には、すぐに交換してもらうように伝えましょう。なぜなら、そうしたお札は支払いの際に使うことが出来ないからです。
基本的に両替した際には、どんなに急いでいたとしても確認するようにしましょう。

 

お金を受け取ったら必ず確認スべきポイント1.お札の数を数える
2.破れていないかどうか
3.汚れていないかどうか
4.旧紙幣(1980年代)かどうか

 

周囲を見渡す

お金関連(Money)2

カンボジアは比較的治安の良い場所ではありますが、それでもスリやひったくりがあります。
両替後、もらったお金を確認したらすぐに財布やバッグにしまいましょう。絶対にお金を持ちながら、店を出て出歩かないこと!

カンボジアのクレジットカード事情

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さて、両替事情をある程度把握したところで、カンボジア現地のクレジットカード事情も知っておきましょう。
世界中から旅行者が集まるカンボジアではほとんどの場所でクレジットカードが使えます。
使えない場所はオールドマーケットやナイトマーケットなどのローカル市場や屋台などです。
しかしながら、クレジットカードを使用する際にはいくつか知っておきたい注意点があるので、渡航前にある程度、カンボジアのクレジットカード事情について把握しておきましょう。

VISAとMASTERは使える。JCBとAMEXは使えないことが多い。

カンボジアではVISAとMASTERのクレジットカードは使えますが、JCBやアメリカン・エキスプレス(AMEX)は対応していないお店がほとんどです。
そのため、クレジットカードを複数持っている人は、必ずVISAとMASTERは持ってくるようにしましょう。

カード手数料が上乗せされることもあるので、要注意。

カンボジアをはじめとする東南アジアでは、お店によってカード手数料が別途上乗せされることがあります。
お店にもよりますが、大体2~4%といったところです。

手数料が別途かかる店舗は事前に必ず教えてくれる場合がほとんどですが、自分から聞かないと教えてくれない店舗もあります。
レシートには必ず記載されるなので、見に覚えのないチャージが別途掛かっている場合は必ず追及しましょう!

不正利用防止のため、カード決済は目の前で行ってもらう!

お金関連(Money)1

クレジットカードを代表するトラブルと言えば、スキミングなどの不正利用ですね。
ここカンボジアでも不正利用される被害は少なくありません。
ただ、不正利用を気にして使えないと不便極まりないないので、あくまでも不正利用をさせない自衛手段の一つとして、

クレジットカードの決済は目の前で行ってもらう

card2

ということを徹底しましょう。

テーブル会計だとついついクレジットカードをスタッフに渡して、決済してもらいサインをすることに慣れてしまっている人もいるかと思いますが、
ここは日本ではなくカンボジア。

もしかしたら、カードの情報を盗んだり、レジの裏でカードの写真を取っていたりする可能性も十分にあります。
クレジットカードの機械がレジにあるという場合には、自分も必ず移動して目の前でクレジットカードを決済してもらうようにしましょう。

ATMで現金を引き出すことは可能か?

ATM画像

シェムリアップ市内にはいたるところにATMがあります。
クレジットカードがあえれば、ATMからはカンボジア・リエル、米ドルどちらも引き出すことが出来ます。
しかし、気をつけなければいけないのは自分自身のクレジットカードが国際キャッシングに対応しているかどうかということ。
旅行者によくあるのが、

「クレジットカード(VISA / MASTER)だからATMでお金が引き出せると思ってたけど、使えない・・・」

という思い込みによるトラブル。
せっかくの海外旅行なのにお金を気にしながら旅行したくはないですよね。
しかし、キャッシングができるかどうかは、カード会社に問い合わせてみないとわからないので、クレジットカードによるキャッシングも可能性の一つに考えている人は事前にカード会社に確認しておきましょう!

◆主要カード会社の連絡先まとめ
VISAカードの海外利用に関するお問い合わせはコチラ

電話番号:1-800-847-2911(Visa グローバル・カスタマー・アシスタンス・サービス)

MASTERカードの海外利用に関するお問い合わせはコチラ

電話番号:カードの種類によって複数あるのでリンク先よりご確認ください。
JCBカードの海外利用に関するお問い合わせはコチラ

電話番号:0120-3540-33(JCBキャッシングテレホンサービス)

 

アンコールワットのチケット代はクレジットカードで決済可能!

2018年9月現在、アンコールワットに入るための入場券はクレジットカードでも決済が可能になっています。
今までは、1日券でも37US$~とチケット代としては割と高額な部類に入るチケット代を現金で払わなければいけませんでした。しかし、クレジットカードが使えることで貴重な現金資源を使う必要がないので、これはかなり嬉しいニュースですよね。

いくら米ドルを持っていけばよいか

コイン

さて、先程案内させていただいた両替所ですが、基本的には朝から夕方しか営業していません。
そのため、夜にシェムリアップ到着した場合、紹介したレートの良い両替所で両替することが出来ないので、
事前に日本で両替をしておいたほうがよいです。

現地で少なくともかかってくる費用の目安としては以下のとおりです。

項目 費用
カンボジア観光ビザ代
(※パスポートサイズの顔写真を持っていない場合、追加で1~2US$がかかる)
30US$+1~2US$
食事代/1食/1名 5 ~ 10US$
飲み物代 0.5US$~ 2US$
トゥクトゥク代/1日チャーター 25US$~50US$

個人的な意見としては、2万円ほど日本で両替しておくと現地到着が遅かったとしても、レートの良い両替所で両替するまでは持つのかなと思います。

まとめ

米ドル

アンコール旅行の際に知っておきたい両替情報をまとめさせていただきました。
米ドル支払いが主流のカンボジアでは、カンボジア・リエルにわざわざ両替する必要はありません!
米ドルなら余らせてしまっても、別の海外旅行で使えますがカンボジア・リエルが使えるのはカンボジアだけ・・・
わざわざカンボジア・リエルにするのがもったいないですよね?

アンコールワット旅行の際はオススメの両替所でスマートに両替しちゃいましょう!

TNK&APT TRAVEL JAPAN シェムリアップオフィス店舗情報

営業時間:8:00-18:00(※日曜日は16:00まで / 電話やLINEなどでの連絡は22:00まで可能。)

住所:Street 07, Krong Siem Reap

電話番号:+855 (0)06 965 835

LINE ID:tabiplaangkor

※オールドマーケットから徒歩1分。旅行会社Diamond Elephant Travel内にあります。

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