【日本語OK】ホーチミン1区の人気オーダーメイド店でワンピースを作った感想

ベトナム ホーチミン旅行の楽しみの一つに「オーダーメイド」があります。東南アジアらしいリゾートワンピースや、ベトナムの民族衣装アオザイ、果てはセットアップやスーツまで、日本で注文すると数万円かかるのに対し、ベトナムでは生地代+仕立て代+お直し代全て込みで3,000~10,000円という破格で利用できます。

都市部のホーチミンにあるオーダーメイドショップともなれば、観光客に対応した「日本語OK」「1日で完成」というお店も多く、選択肢の多さが嬉しいところ。そこで今回は、ホーチミン1区の人気オーダーメイド店の紹介と、実際にワンピースを作ってみた感想をお届けします。

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ワンピース・アオザイ・スーツが作れるホーチミンの人気オーダーメイド店

ホーチミン1区にある人気オーダーメイド店といえば、高品質&ホスピタリティに溢れた「ザッカ(Zakka)」、日本からの観光客に特化した「うさぎ(Usagi)」、アオザイの仕立てに定評のある「マングローブ(Mangrove)」、その他「テーラーララン(Tailor Ralan)」「チチテイラー(chi chi tailor.)」、オーダーメイドスーツなら「WWork style」も人気です。

価格はトップスが3,000~5,000円、ワンピースが5,000~10,000円程度と、日本で既製品を購入するのと大差ない安さ。扱う生地はアジア感のある柄物からベーシックな無地まで、素材はシルク・コットン・麻・染物などバリエーションも豊かです。リピーターは通称「布市場」と呼ばれるタンディン市場で好みの布を購入し、アオザイ風チュニックやワンピースを作るのだとか。

どのお店で何を作ろうか迷いますが…わざわざホーチミンに来たので、妥協せず素敵なワンピースを作りたい!と決意しザッカを訪れることにしました。

デザインセンスに定評あり!オーダーメイド店ザッカ(Zakka)

数あるホーチミンのオーダーメイド店の中でも、デザインセンスが良く丁寧な仕上がり、さらにホスピタリティも抜群とあって、駐在員の奥様方から評判の「Flametree by Zakka(通称ザッカ)」。ドンコイ通りから歩いて5分弱で到着です。

<店舗情報>
Flame Tree by Zakka
住所:73 Pasteur, Bến Nghé, Quận 1, Bến Nghé, Hồ Chí Minh【MAP】
営業時間:10:00~20:00

店内には、ハンドメイドの洋服やシルクのストール、バッグ、ポーチといった小物類が並び、質の良い雑貨を購入できるお土産店も兼ねています。洋服を始め、小物類のオーダーメイドも受けているそうで、記念日や出産祝い等にマルチケースを頼む方もいらっしゃるそうです。せっかくなので、鮮やかな朱色が目を引くポーチと、ベトナムらしい蓮花の刺繍が付いたミニケースを購入しました。

手染めで作られたという花模様の生地は、上品ながらもどこか懐かしさのある風合い。日本ではなかなか出会えないであろう美しさに一目ぼれし、手染め生地を使ったワンピースをオーダーメイドする事に決定!

上記の他にも色々なパターンを見せてもらいましたが、薄紫に赤ともピンクとも言える花を散らした、こちらの生地を選びました。キャンバスに描いたような、味のある色味と模様です。果たしてどんな風に仕上がるのでしょうか。

理想の1着を作りたい!ホーチミンのオーダーメイド店で失敗しないコツ

併せてデザインも決めていきますが、ザッカオリジナルのトップスやワンピースのサンプルは、どれも目移りしてしまう可愛らしさ。オーダーメイドの時、デザインイメージを上手く伝えられず仕上がりがイマイチだった、いつまでも決められなくて観光する時間が無くなってしまった…という失敗談も耳にしますが、ザッカはサンプル品の型が凝っていて、真似したくなるデザインが多く、他のオーダーメイド店よりも比較的スムーズに決められるのでは思います。

理想のイメージがある場合は、Pinterest等で画像を集めておくと便利です。正面から見た姿やバックスタイル、襟元、袖のデザインイメージを具体的に伝えられますし、店員さんもアドバイスがしやすいと思います。

また、選ぶ生地の性質によっては、ドレープが上手く出ない、想定していたシルエットと違う、厚みが出てかなり重くなってしまった…等の問題もあり、生地と型の相性も考えねばなりません。この辺りも、ザッカでは生地選びから型決めまで、流暢な日本語を話す店員さんが優しく丁寧に対応してくれて安心です。時間がかかっても嫌な顔一つせず、気持ちよくオーダーできました。

ホーチミン観光で時間がない!オーダーメイド品を早く受け取るためのコツ

お店にあるサンプルから型を選んだら、次にサイズを測ります。わざわざ着替える手間もなく夏服の上からササっと採寸してくれました。この時、「痩せて見えるようにしたい!」と主張したので、ウエスト部分がややタイトな仕上がりになるよう調整してくれました(笑)勿論店員さんにお任せしても綺麗に仕上がりますが、シルエットにこだわりがある方は事前に伝えておくと、完成後にお直しを依頼する手間がなくなります。帰国まで時間がない方は留意しておきましょう。

その後お会計を済ませ、控えを受け取ってオーダー完了です。別途お願いしたペチコートも合わせて総額10,000円程になりました(ワンピースだけならもっと安いと思います)。急いでいなかったため、筆者は3日後の受け取りにしましたが、もう少し早くする事も出来るそうです。なるべく早く受け取りたい方は、平日の開店直後といった空いている時間を狙って行くと、スムーズに相談できて良いと思います。

世界で1着!?ホーチミン観光にぴったりのオーダーメイドワンピースが完成

ついに、オーダーしていたワンピースが完成しました!

手染め生地を贅沢に使った、ノースリーブのボウタイ付きのワンピースです。襟元は少し緩めの立襟で風通しがよく、控えめなドレープがふんわりと広がって、蒸し暑いホーチミンでも気持ちよく過ごせそうな仕上がりに。裾はふくらはぎ辺りのミドル丈にしてもらいました。年齢問わず美しく着こなせそうな型だと思います。

ボウタイ部分はリボン結びにしても、自分でアレンジしてもOK。店員さんと相談して、少し長めに作ってもらいました。リボンをとってシンプルに襟だけにしても、くるみボタンを3つ付けても可愛いな~と悩んだ末に、ボウタイを選びました。

ウエスト部分はギャザーをたっぷりと効かせて、メリハリのあるシルエットに。細身見え効果は抜群なのに、ゴム素材のおかげで全然キツくなくて快適です。ホーチミンでの食べ歩きにも問題ない仕様にしてくれました。

購入した小物とも相性が良く、今すぐ着替えてホーチミン観光に繰り出したい気持ちになりました!ちなみに、受け取り直後は試着して、余分なスペースやキツくなっている部分はないか、細かくチェックしてくれました。丈詰め等のお直しも勿論OK!帰国後は普通に洗濯・アイロンをしていますが、特に劣化することもなく、いつも通りのお手入れで大丈夫でした。

ハンドメイド好きへのお土産にぴったり!タンディン市場もおすすめ

ちなみに、オーダーメイドはちょっとハードルが高いという方は、タンディン市場で布を購入して持ち帰り、ハンドメイド小物を作ったり、裁縫好きの方のお土産にするのもおすすめです。市場では店主のおばちゃん達が、用途や身長に合わせて必要な生地量を見積もってくれます。

概ね1,000円以内で購入できますし、可愛らしい花柄で有名なリ○ティのコピー品、東南アジアの伝統衣装(バティック)のような柄物、レース生地などもあって、ハンドメイド好きにはたまらない観光スポットとなっています。ナッツ売り場やローカル食堂もあって楽しいので、布屋さんの見学がてら立ち寄ってみてください。

まとめ

以上、ホーチミン1区の人気オーダーメイド店「ザッカ」でワンピースを作った感想をお届けしました。人生初、しかもベトナムでのオーダーメイドにチャレンジしましたが、一から自分で選んでいく楽しさに夢中になり、忘れられない旅の思い出となりました。ホーチミンで何か特別な事をしたいという方は、ぜひオーダーメイド店を訪れてみてください。