【5月8日更新】ベトナム政府のコロナウィルスに対する対応措置まとめ。現地旅行会社がベトナム各都市から状況を報告いたします。

この記事は、2020年5月8日現在の状況をまとめています。

ベトナム現地旅行社TNKトラベルの五十嵐です。この記事では、ベトナム政府から各機関へ確定的な通達があった、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)対策措置をまとめています。

新しい情報が入り次第随時更新していますので、旅行やビジネスでベトナムに来られる皆様のご参考になれば幸いです。

結論から申し上げると、現在、日本から日本人が個人でベトナムに渡航することは不可能となっております(ベトナム国籍を取得している人を除く)

新規感染者が19日間連続で0を記録しているベトナムでは、一部の観光地と施設を除き、通常通り営業活動が再開しております。なお、現在入院中の患者数は50人を下回っています。

現在、都市部での休業措置が敷かれている施設は以下のとおりです。

・カラオケ、ビアバー、クラブなど不要不休で極めて人が密集する場所のみ

上記施設も今後段階的に営業を再開していく見通しです。

1.ベトナムのコロナウィルス関連の情報を入手するには(関連リンクまとめ)

こちらの記事では、確定した情報のみ随時更新しています。しかし、ベトナム政府のコロナウィルスへの対応措置は極めて急に発表され、施行されます。

正しい最新情報を入手するために、各国の公的機関のWEBページをご参照ください。下記、コロナウィルス関連情報を入手するのに便利なリンク集です。

在ベトナム大使館コロナウイルス関連発表ページ

在ベトナム日本国大使館フェイスブックページ

外務省ベトナム広域情報ページ

ツイッター ホーチミン速報アカウント

2.ベトナム(ホーチミン・ハノイ・ダナン)空港への入国便・健康診断の自己申告・隔離措置状況

現在、旅行者や出張者、ベトナム在住者などに関わらず、基本的にすべての日本人がベトナムに入国することができません。ただし、ごく一部の特例(専門家、管理者、高技能労働者、等)に関しては、ベトナム政府による承認を得ることができれば、入国できるとしています。

ベトナムのビザに関して

3月21日正午からノービザでの入国が不可となっています。また、3月18日から新規ビザの発行を停止しています。そのため、事実上、日本人は、ベトナムに入国することができません。

空港の乗り継ぎ(トランジット)に関しては、措置の対象外であるとされていますが、乗り換え等で入国手続きが必要となる場合があるため、必ず航空会社にご確認ください。

ベトナムからの帰国に関して

■ベトナム航空:3月25日から5月末頃まですべての国際線の運航を停止しております。

■ベトジェットエア:プレスリリースはありませんが、日本ーベトナム間の全便を欠航しています。

■全日空:減便しています。

■JAL:減便しています。

帰国する予定の方は,必ず航空会社に問い合わせし、運航情報に十分注意する必要があります。

また、旅行にまつわる詳細はベトナム大使館【ベトナム入国関係に関するQ&A】によくまとめられています。以下ご参照ください。

よくある質問に対する答え(FAQ)(最終更新:2020年3月27日)

3.ベトナム(ホーチミン・ハノイ・ダナン)の街の様子とスパやレストランなどの閉鎖状況

ベトナム各都市のお店や施設の閉鎖状況です。下記に該当するお店や施設はベトナム政府手動の行政処置で営業を停止しています。

ただし、こういった閉鎖措置は観光都市の中心部に限られており、都市郊外や地方都市では通常通り営業しています。

①ホーチミン市のコロナウィルスによる閉鎖状況

ホーチミン市では、カラオケ,ビアバー(日本で言うところのクラブ)を除く業種の営業が許可されています。通常のバーやガールズバーの営業は許可されているため、レタントン通りなど、日本人街にも徐々に活気が戻って来ています。

②ハノイのコロナウィルスによる閉鎖状況

ハノイでは、カラオケ,ビアバー(日本で言うところのクラブ)を除く業種の営業が許可されています。観光の中心地「ハノイ旧市街エリア」も営業再開するお店が増えて参りました。

③ダナン・ホイアン・フエのコロナウィルスによる閉鎖状況

ベトナム中部3都市(ダナン・ホイアン・フエ)はカラオケ,ビアバー(日本で言うところのクラブ)を除く業種の営業が許可されています。ただし、ホイアン旧市街などでは、自主休業を継続しているお店も多いです。

4.ベトナム(ホーチミン・ハノイ・ダナン)の観光地の閉鎖状況

ベトナム各都市の観光地、名所の閉鎖状況一覧です。なお、下記に限らず一部の観光地では自主休業をしているところがほとんどです。また、旅行行為自体が政府から禁止されています。

①ホーチミン周辺で閉鎖されている観光地

・ティエンザン省(ミトー、カントー)
メコンデルタ日帰りツアーで知られるティエンザン省は、外国人の入省が許可されておりません。

③ハノイ周辺で閉鎖されている観光地

・特にありません

③ダナン・ホイアン・フエ周辺で閉鎖されている観光地

・特にありません
※ただし、バーナーヒルズなど有名レジャー施設は休業しています。

5.ベトナム国内の移動に関して

ベトナム国内の移動に制限はかかっておりません。

6.コロナウィルスに対するベトナム人の考え方・行動・現地の様子

私の住むホーチミン市に住む人々は、未だ高い意識で自主的な隔離を続行しています。

徐々に公園や歩行者天国に人が増えて来ましたが、緊張感は解かれていないように感じます。

ベトナム人のコロナウィルスに対する危機感は、日本よりも非常に高いと感じています。

そんな状況でも、日本人、外国人だからといった差別は一切受けていません。それどころか「日本の家族は大丈夫?」とやさしい声をかけてくれる人ばかりです。一刻も早くコロナウィルスが終息し、これまで通り、日本とベトナムの密な関係が復旧することを願っています。

以上、旅行にまつわるコロナウィルスに対する対応措置まとめでした。

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