【これさえ読めばOK】ベトナムの雨季に必要な持ち物&服装の注意点。雨季ならではの過ごし方も紹介!

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初めてのベトナム旅行で覚えておきたいのが、半年間にわたる「雨季」というシーズンがある事です。1日に数回、激しい雷雨や突風などの「スコール」という現象が起こり、まるで台風が直撃したかような現象に見舞われます。

観光も一時中断となる厄介な季節ではありますが、雨季に適した服装や便利な持ち物、現地での過ごし方などを知っていると、季節を問わずベトナム旅行が楽しめますよ。

そこで今回は、雨季のシーズンにベトナム旅行を予定している方に向けて、知っておきたい様々なアイデアを紹介していきます。

ハノイ・ホーチミン・ダナンの雨季はいつ?

ハノイ・ホーチミン・ダナンの雨季はいつ?

まずは雨季について簡単におさらいしましょう。ベトナム旅行の人気エリア、ハノイ・ホーチミンの雨季シーズンは5~10月頃となります。1日のうち午前中は比較的晴れていますが、正午から夕方にかけて1~2時間ほど強い雨が降ります。

そのため、外を歩き回るような観光はなるべく午前中に済ませましょう。午後は建物内で過ごしたり、カフェで休憩するといったスケジュールを立てておくと、臨機応変に対応できます。

また、ビーチリゾートで人気のダナンは、8~12月が雨季シーズンとなります。そして特に気を付けたいのが、8~10月に到来する台風です。

大雨が過ぎ去るまで出歩けないのは勿論、運が悪いと停電・断水に見舞われてライフラインが切断されます。少なくとも台風のシーズンだけは避けて、安全第一の旅行を計画してくださいね。

ベトナムの雨季に適した服装は?

ベトナムの雨季に適した服装は?

雨季のベトナム旅行は「汚れてもいい服」を選ぶのが鉄則です。基本的には、日本の夏服(半袖・ハーフパンツ)、防寒用の長袖、歩きやすいサンダル、濡れても構わないカバン…といった出で立ちでOK。

ベトナムは雨が降ると道路が冠水し、雨水や泥が跳ねてあっという間に汚れます。場所によっては膝下まで水に浸かるので、サンダルも歩きやすくて汚れが目立たないタイプを選びましょう。

また、濡れたままクーラーの効いたカフェやデパートで過ごすと風邪をひきます。雨上がりは気温も下がって涼しいので、防寒用に長袖を1枚持って行きましょう。

ベトナムの雨季、あると便利な持ち物

ベトナムの雨季、あると便利な持ち物

上記のような服装に加え、折りたたみ傘やレインコートがあると便利です。実際には滝のような雨が降るため、すぐに屋内へ逃げ込む事になりますが…稀に小雨が続く日もあり、ちょっとした移動には傘が必要です。

特に街歩きをしたい方は、いずれかを用意しておくと安心です。旅行中に必要になったら、MINISOやMUMUSOといった雑貨店でも購入できます。

また、濡れた時に使う大きめのハンドタオル、泥汚れを拭うウエットティッシュ、スマホ・カメラ・AirPodsなどの電子機器を入れるビニール製ポーチ、濡れた物を入れるビニール袋を携帯しておくと良さそうです。

ベトナムの雨季の交通事情

ベトナムの雨季の交通事情

雨季のシーズンは市内での移動が特に大変です。雨が降ると車やバイクのタクシーが捕まらず、バスも混雑し、道は冠水して歩くのにも一苦労。観光どころではありません。そんな状態を避けるためにも、雲行きが怪しくなって来たら早々に次の目的地へ移動するか、屋内へ避難しておきましょう。

また、帰宅ラッシュの時間帯に雨が降ると、止んだ直後に大渋滞が起きて、車もバイクも身動きが取れません。平日の夕方に雨が降ったら、その後のタクシー移動は諦めて徒歩で楽しめる観光に切り替えましょう。

ベトナムの雨季を楽しく過ごす方法

ベトナムの雨季を楽しく過ごす方法

雨季のシーズンに雨が降ると、大抵のベトナム人はカフェに避難して時間を潰します。それじゃあ退屈!という方は、屋内で過ごせる商業施設をオススメします。

ハノイなら地下ショッピング街の「Vincom Mega Mall Royal City」、ホーチミンなら地下にあるフードコート「ASIANA FOOD TOWN」へ行ってみましょう。

また、映画館でベトナム語字幕の洋画を見るのも、なかなかユニークな体験だと思います。

ちなみに筆者のオススメは、韓国式岩盤浴のチムジルバンです。ホーチミンにある「Golden Lotus Healing Spa World」などは、時間を気にせずのんびり過ごせますし、気分もリフレッシュできて最高です。事前にリサーチが必要ですが、女性ならネイルやマッサージをしても良いかもしれません。

これだけはNG!雨季シーズンの注意点

これだけはNG!雨季シーズンの注意点

ベトナムの雨季シーズンに絶対にやってはいけない事があります。それは、暴風雨の中をバイクタクシーで移動する事です。

現地ではドライバーの倒木被害が相次いでおり、毎年怪我人が後絶ちません。どうしても移動したい場合は、車のタクシーを利用してください。インフラが整っていない郊外への移動もオススメしません。

勿論、徒歩での移動も様々なトラブルが予想されます。物が飛んできたり、転んで怪我をする恐れがあったりと、大変危険です。雨脚が落ち着くまでは屋内で過ごし、周りの人が外へ出始めたら、様子を見て出歩くようにしてください。

上級者向け:冠水マップを活用しよう

上級者向け:冠水マップを活用しよう

ホーチミン市では、冠水情報を検索できるアプリ「UDI Maps」をリリースしています。また、古いですが「ホーチミン市冠水マップ」という情報も出ているので、冠水の恐れがあるエリアを事前に調べる事ができます。

旅行者の方はあまり使う機会がないと思いますが、雨季のシーズンに中・長期滞在する場合、ウィークリーマンションやホテル選びの参考になると思います。ぜひ活用してみてください。

まとめ

まとめ

以上のとおり、ベトナムの雨季は色々な対策を要しますが、ぜひ行ってみてほしい季節でもあります。日本では考えられない気象や社会状況を目の当たりにし、想定外の大雨にどう対処するのか考える事も、旅行者にとっては貴重な経験となるはずです。

みなさんも雨季のシーズンにお越しの際は、ベトナムならではの過ごし方に挑戦してみてください。