Kingdom Fight Gym（キングダム・ファイト・ジム） - シェムリアップオススメのお店

カンボジア版ムエタイ「クン・クメール」に特化したジム

少し前まではシェムリアップで身体を動かすとしたら、$5〜$10くらい支払って高級ホテルのジムか、$1くらいで暑苦しいローカルのジム、もしくは川沿いでおばちゃんたちが参加しているエアロビクスか…。
朝の清々しい時間帯のジョギングでも良いのですが、野良犬に追いかけられる危険性もあるので、なかなか気軽に身体を動かすことができませんでした。
しかし、最近ではトレーナーがつくようなそれなりのジムが増え、便利になってきています。
今回は、そんなジムの中でも“マーシャルアーツ”に特化した『Kingdom Fight Gym（以下、KFGと称する）』をご紹介します！

クン・クメールの起源はクメール王朝時代

みなさんは「クン・クメール（またはプラダル・セレイ）」を聞いたことがありますか？
きっと、タイのボクシング「ムエタイ」は聞いたことがあると思います。
クン・クメールはカンボジア版のムエタイで、実はムエタイと同じ起源だと言われています。
カンボジアでは、12世紀辺りから武器を使用しない格闘技があり、長い歴史を持っているそうです。
フランスの保護国であった時代（19〜20世紀）にグローブが用いられるようになりました。

しかし、ポルポト政権時代にクン・クメールは禁止させられ、一旦歴史が途絶えることとなりました。
それから内戦が集結し、カンボジアが復興していくと共に、クン・クメールも復活を果たしました。

クン・クメールの選手の多くは、ファイトマネーでお金を稼ぐことが目的であり、それにより家族を養っています。
新人の場合はもらえる金額が少なく、ベテランやスポンサーがついて知名度が上がると金額も上昇します。
また、クン・クメールの大会はテレビ中継され、視聴者は賭けをすることも楽しみのひとつとしています。

単なるトレーニングキャンプではない？！

「旅行者だから…」なんて躊躇はいりません！
むしろKFGは、旅行者にクン・クメールを知って体験してもらいたいと考えています。
特に、時間に余裕がある方におすすめなのがトレーニングキャンプです。少しハードなので、それなりに経験がある方が向いていると思いますが、もちろん初心者も大歓迎です！

KFGのトレーニングキャンプは、1日からでも、1、2、4週間というパッケージでも参加でき、1日に午前と午後の2回、どちらも2時間のトレーニングを受けることができます。
パッケージの内容は、単なるクン・クメールのトレーニングのみならず、なんと観光も兼ねているのです。
だから旅行者に参加してもらいたいということなのです。
例えば、アンコールワット遺跡群、クーレン・マウンテン（遺跡や滝がある山）、フローティング・ビレッジ（東南アジア最大の湖トンレサップにある水上生活者の村）など、シェムリアップのさまざまな観光名所巡りがスケジュールに組み込まれています。
また、パッケージの中にはこれら遺跡の入場料、交通費、全身マッサージ2回が含まれています。

実はあのアーネストホーストが設立したカンボジア支援活動ジム

その他、通常のレッスンはグループで行われます。
こちらは、１回ごとに支払うか、1、3、6、12ヶ月の契約を選ぶことができます。
縄跳び、腹筋や腕立てなどを行なう筋トレと、グローブをはめて2人１組になってパンチを練習します。
グループレッスンは苦手という方には、料金は上がりますがプライベートトレーニングもありますので、問い合わせてみてください。
また、お子さま用にキッズクラスもあります。

KFGは、カンボジア支援活動の社会貢献の役割を持っています。
貧しい生活を強いられている若者たちに、教育の向上と自立支援を目的とし、さらに格闘技による護身術も提供します。
また、KFGのオランダ人オーナーKwokさんとMarkさんにより、オランダで若者たちの社会的意識向上のために、KFGのツアーを運営しています。
このツアーは参加した若者たちが社会的プロジェクトと通して、両国の若者への尊敬、相互理解、忍耐力、心身の向上を目的としています。

Kingdom Fight Gym（キングダム・ファイト・ジム） - 店舗情報

店舗名: Kingdom Fight Gym（キングダム・ファイト・ジム）

定休日: 土・日曜日

営業時間: 月 17:30〜20:00, 火・木 16:00〜18:00, 水・金 17:00〜20:00

電話: +855 (0)10 272 902

住所: 163 Sombai Road, Siem Reap