東南アジア最大の仏教寺院バイディン寺　 - ハノイ観光スポット

バイディン寺・チャンアン･･････この2つの単語を耳にしたことはあるでしょうか?実はこちら、2つともベトナム北部にあるんです。ベトナム北部の観光地として有名なのが世界遺産の「ハロン湾」・古都「ホアルー」・自然の多い「タムコック」・そしてベトナム仏教の聖地「パフューム・パゴダ」･･･。

このいずれもガイドブックに掲載されておりベトナム・ハノイを訪れる方々ははこれらの観光地を目的としていることが多いです。
しかし、先に挙げました２つの場所――こちらはなかなかガイドブックに掲載されていません。今回はそんなとっておきの場所を皆さんにご紹介します。

バイディン寺

こちらは古都ホアルーと同じニンビン省に位置する、東南アジア最大の仏教寺院です。
オープンしたのはなんと2010年!!そして未だ完成してないというこのお寺。
完成していないうちにオープンするのはベトナムではよくあることですが･･･やはり「東南アジア最大」というフレーズには惹かれますね。
東南アジア最大と謳うだけあって広さは相当なものです。それも約80ヘクタール。東京ドーム約17個分の広さとなります。敷地内には3つのお寺があり、それぞれ釈迦仏や三世仏などが置かれています。すべてを歩いて回るのにかかる時間は約3時間!!

お寺の外観はまるで奈良の東大寺。そして中には金ぴかの仏像があります。
それも１体だけではありません。大きい仏像があるかと思いきや小さな仏像がずらーっと並んでいるところも。
まだまだ観光地化されていないために外国人旅行客は少ないですが、ベトナム人の旅行客は多くいます。テト(旧正月)の時期になるとお寺巡りをするベトナム人で大変混み合いますので、他の時期に行かれることをお勧めします。


バイディン寺 (Chua Bai Dinh)
住所: Gia Binh Commune, Gia Vien Dist., Ninh Binh
拝観時間: 07:00～18:00

チャンアン

こちらもニンビン省に位置しています。チャンアンは「長く安全の地」という意味があるのだとか。ホアルーが古都だった時代に豊かな大自然が外的を防いでいたそうです。
こちらのメインはなんと言っても川下り。日本よりもずっと横幅の広い川を小船で下って行きます。
舟を漕いでくれるのは地元の船頭さん。手で漕ぐのかと思いきや･･････なんと足で漕ぐ姿も!!いやはや何とも器用な光景です。
小船の旅はそのときの状況によっても変わりますが大体2時間程度。ただ川を下るだけでなく、岩々の下にできた洞窟を潜っていきます。
それは広大なものだったり、頭上ギリギリのものであったり･･･。
距離の長いものであったり短いものであったり･･･。
それはまるでディズニーランドのアトラクションのようなコース。

洞窟を抜けると目の前に広がるのは緑色の景色です。
透明感あふれる川・目の前に聳え立つ岩々・そして隙間から光がこぼれる洞窟――静かなこの地には船頭さんが漕ぐオールの水音と生き物たちの息遣いが聴こえるのみ。
数々の洞窟を潜り抜け、感じるは大自然の偉大さ、壮大さ。普段感じることのできない「大自然」をここで感じてみてはいかがでしょうか？
「海の桂林」と称されるハロン湾、「陸のハロン湾」と称されるタムコックと比べてみても面白いかもしれませんね。
これら2つの地はまだまだ観光地化されていないために旅行客の方の姿が少なく、物売りの姿も少ないです。そのため、大自然の中でゆっくりと時間の流れを感じたい方、静かにまったりと過ごしたい方にお勧めの観光スポットです!!ぜひ訪れてみてください。