【シェムリアップ発】カンボジアの小学校見学&ローカル村見学ツアーに参加してきました。本来のカンボジアを感じられる!!

みなさんこんにちは!インターン生の水谷です。あっという間に7月です。2019年も半分過ぎてしまいました。1日、1週間、1ヶ月が本当に一瞬で驚いています。これはこの間とっても綺麗だった夕日です。夕日をゆっくり見られるのも海外にいるからこそかもしれないですね。

さて、前置きはほどほどに、先日一般社団法人Kissoさんが行っているツアーに参加してきました。今回はその体験レポートをお送りします!

一般社団法人Kissoとは?

生活の基礎(Kiso)を安定させ、そこから一歩可能性が広がる未来へ飛びだす音のイメージから「Kisso」と名付けられました。代表の加藤大地さんは2009年に、カンボジアのトロペアントム村に小学校を建設しました。小学校が建てられたトロペアントム村はシェムリアップの街から30キロほど離れた小さな村で、お金がないから病気になっても病院に行けない人たちがたくさんいて、失われなくてもいい命が失われることが多々ありました。

そこから、生活の質の向上、基礎作りの重要性を痛感し、子ども達への学びの場を、大人たちへ働く場を提供、そしてカンボジアの伝統工芸品の拡散、この3つの柱を元に生活の基礎作りをする活動を行っています
たくさんの思いが詰まったKissoさんのツアーは2種類あります。1日コースだと村と幼稚園と小学校の2つにいくことができます。半日コースは小学校か幼稚園のどちらかになります。私は1日コースに参加しました。

ツアー当日

まず、朝6時トゥクトゥクでお迎えに来てくれます。4人以下はトゥクトゥク、5人以上なら車です!

そしてトゥクトゥクに乗って40分ほどでPuok市場という市場に着きます。幼稚園を訪問する前にこちらの市場で腹ごしらえです!この感じ最高!初めて来る市場だったのでなんだかわくわくします!
朝ごはんは基本的に近くにある屋台でいただきます。豚肉乗せごはん、おかゆ、炒飯、クイティウなどから選べます。

私とドライバーさんは豚肉乗せごはん、私の先輩はおかゆを頼みました。
豚肉乗せごはん最高!!!朝からしっかりモリモリごはんをいただきました。もちろん豚のせごはんもおいしかったのですが、一緒にでてきたスープも美味しかったです。

その後市場の中を散策しました。市内から離れているため外国人はいなく、現地の人ばかりでした。朝はとても賑わっています。少し私たちは来るのが早かったのですが、8時や9時になるともっとたくさんの人がいるそうです。
市場や村へ行くときは大きなお金ではなく、1ドルやカンボジアのお金、リエルで持って行った方がいいです!
このような宝石屋さんで両替してくれることが多いそうです。

奥へ入ってみると日用雑貨屋さん。ボールや洗剤、おもちゃなどたくさんあります。

先に進むとお肉コーナーがありました。ブタのお顔がそのまま売られています。欲しいお肉を頼んだら、お店の人が欲しい分だけカットしてくれます。

その先に進むと野菜コーナーが。ここも量り売りで好きな量だけ買うことができます。こんな小さなパイナップル初めてみました!食べるところあるのかな。。。

こんなにバナナを上からつらして売っているバナナ屋さんを見つけました。バナナしかないお店なんて東南アジアらしい!ここある意味インスタ映え!

そしてまたトゥクトゥクへ乗り幼稚園へ向かいます。こんな地平線が見える景色なかなか日本では見れないですよ!!

しばらく経つと幼稚園のあるクバール・チャム村に到着しました。

ここは2014年に一口1000円から参加できるプロジェクトを実施した結果1564名の方々が参加し、そこで集まったお金と360人を越える現地ボランティアの協力で設立することができた幼稚縁です。幼稚園ではなく幼稚縁という名前にした理由はたくさんの人の「縁」によって作られたからという意味が込められています。
幼稚縁は3学年に分かれており、年少、年中、年長と分かれていました。それぞれ地球のクラス、太陽のクラス、月のクラスがあり、先生方は4名で各クラスに1名ずつと補助の先生が1名いて、全員幼児教育の免許を持った先生です。

子供達は30分勉強して15分休憩というサイクルをだいたい10時まで繰り返します。年少さんは歌を歌いながら、年中さんは数字の読み方の練習、年長さんは読みだけではなく書く練習をしていました。

休み時間になると子供達は外で思いっきり遊びます!

私的にいいなと思ったことは、先生に当てられてみんなの前で答えて、正解するとみんなで手を叩いて「オッチャー!」と言って褒め合います。「オッチャー」とは日本語で「すごいね!」の意味です。みんなで褒め合うことで子供たちも楽しく勉強できます!

10時になると、授業が終わり子供達は全員整列してさよならの挨拶をします。ああ~こういう光景幼稚園だ~。私もこういう時代があったんだなあ。子供たちは家族や兄弟がお迎えに来てくれます。

その後、私たちは小学校があるトロペアントム村に向かいます。その前に!腹ごしらえ!幼稚縁から近いお店で昼ごはんを買いました。

私はこの野菜炒めをチョイスしました。おいしいいいいい!結構な量の白米が付いてきたのですが、ごはんが進む私の大好きな味付けペロリと食べきってしまいました。

幼稚園から1時間ほどで村へ着きました!村へ着いたら小学校を訪問しました。

こちらのイキイキスクールは2009年に150名ほどの人たちによって作られました。大地さん自らが大工、通訳、ドライバーを雇い、資材も自分たちで用意しました。150名の参加者の中にはたまたま旅をしていた旅人など、たくさんの偶然と出会いによって作られました。

小学校の授業は今は午前中のみなので授業は見られませんでしたが、夏休みが過ぎたら午後の授業も行うそうです!

カンボジアでは運動会という概念がないのですが、イキイキスクールでは2011年運動会も行われました。

中に入ってみると、天井には絵が!この屋根は5月15日に修繕作業が終了したばかり!絵本作家の谷口智則さんによってデザインされたそうです。右側には日本をイメージした富士山や雉が、左側にはカンボジアをイメージした椰子の木や太陽などが描かれています。

大地さんは村では知らない人はいないくらいの有名人!いたるところで「だいち~!」と呼ぶ声が!小学校にも村の子がついてきちゃいました。笑

こちらはスクール10周年を記念して描かれた絵です。現地に直接来れなかったけど、寄付してくれた方々の名前も屋根の虹の上に描かれています。さらに、先日教室に扇風機がつけられたのだとか。子供達が学習しやすい環境になり続けています!

その後村を散策しました。こちらの村は幼稚縁がある場所とは全く違う雰囲気で、家は高床式で井戸から水を引っ張って水を使います。

本当にどこにカメラを向けてもすてきな景色!

村を散策したら、作業所に戻りました。ここではカンボジア伝統品である竹灯ラタンというツルを使ったカゴが作られています。

ラタンを山から摘んできて、それをこのように完全ハンドメイドでカゴを作っています。今回は竹灯作りを体験してきました。

まず、この中から絵柄を選びます。その後その絵柄を竹に固定して、このドリルで穴を順番に空けていきます。ヒィ~初めて使うドリルにドキドキしました!

意外とドリルでの作業は難しかったです。そこそこ力を入れなければいけないので大変です!スムーズに使うポムさんはとても器用でした。

すべて穴が開けれたらポムさんが竹を丁度いい長さに切ってくれます。このノコギリで切る作業も普通の人にとっては難しいんだとか。ポムさんが丁寧で器用なことがやっぱりわかります。
その後やすりで綺麗にしたら完成です!穴を空けるのに時間がかかり、1時間半ほどかかりました。あとは、実際にランプに火をつけて出来をみます!

フォーー!とても綺麗に点灯されました!2019年この竹灯をたくさん作って第1回竹灯祭りも開かれました。きっと直接これを見れたら綺麗なんだろうなあ。第2回開催されるときは直接行きたいものだ。

あっという間に楽しい時間は終わり、片付けをして市内に戻りました。帰りも地平線から見える夕焼けはとてもきれいでした。雨も降らず良い天気で1日過ごせてよかったです。市内だけにいたら体験できないような貴重な時間を体験させてもらいました。

まとめ

まだまだ村の子供たちにとって良い学習環境が整っているわけではありません。現在は村に高校がないため、子供たちは中学までしか学習出来ません。やはり、高校まで教育を受けた子供たちの方が就職率が良いということが現実です。それに伴って収入も変わってきます。現在は高校を建てるための計画が立てられています。

こういった観光で訪れただけでは見ることができない実際の生活環境や教育環境を間近に見て、感じることができます。是非多くの方にこのツアーを通してカンボジアのリアルな姿を知っていただきたいと思います。子供たちの未来への可能性に私たちが何ができるのか、まずは知ることから一緒に始めましょう!

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