【ベトナムに来るすべての人へ】ベトナム人と仲良くなるコツ!6選 言葉の壁は関係ありません。

はじめに【在住者が解説】老若男女のベトナム人と仲良くなるコツ!言葉の壁は関係ありません。筆者がベトナムに行く前に、ベトナムに20年間住んでいた駐在員のひとにいわれたセリフがあります。

「ベトナム人は、あなたのことを信頼しないよ」
「どれだけ仲良くしてくれても表面的で、3年は人のことをじっと見ている」

そういわれたときに、筆者は思いました。それは、日本人でも同じではないか?と。日本人でも同じですし、アメリカ人でも、フランス人でも、韓国人でも同じだと思います。

信頼というのは日々の積み重ねです。一昼夜で生まれるものではありません。だから、難しく考える必要などないのです。信頼がどうとか、そんなものは後からついてくるものです!

言葉がわからなくても通じるものがあると、筆者は6歳の頃にタイのプールで楽しく遊びながら学びました。ベトナム語が全くわからない日本人の筆者が、日本語が堪能なベトナムの人や英語が少しできるベトナムの人、そして英語も日本語も話せないベトナム語だけのベトナムの人と交流して思った「仲良くなるコツ」をお伝えします!

1:ベトナム大好き筆者の思うコツ①「あいさつをする」

まずは、あいさつです。あいさつをしなければなにも始まりません。日本でも同じですよね。あいさつの何がいいかというと、私という存在を相手にアピールできるところ。Helloでも、Xin Chaoでも、手を振るだけでもいいです。私がここにいます!ということを伝えられればなんでもOKです。

歩きながら目が合う人みんなにあいさつをして、手を振って歩くだけで、とにかく敵意はないことが伝わります。そんなの不審者じゃん……。と思った方、日本から抜け出せていませんね!日本でも都心以外ではあいさつをしながら歩く地域は残っていますし、国外に出たらむしろ、私たち外国人は「あいさつをしながら歩かなければいけません」。

だって、その土地で生きてきたわけではないのですから。新入りなわけです。顔を覚えてもらって、仲良くなるためには、多少やりすぎなくらいにあいさつをして笑顔で手を振りながら歩く必要があります!それに、ベトナムの人は向こうから微笑んでくれます。道を歩いていて、目が合わないことはありません。

日本人だからでしょう?と思われた方、そうですよ!向こうからあいさつするきっかけをつくってくれる・あいさつしてくれる、そんなラッキーなことはありません。しっかり掴んで、笑顔であいさつしましょう!手を差し出してきてくれたら、怖気付かずに差し出しましょう。

握手をして笑顔であいさつをしたら、完璧です。さらにそこでXin Chaoがいえて、ベトナム語の発音を教えてもらえたら、次の日からは毎日話しかけてもらえますよ!あいさつは幼稚園で習うのに、忘れがちな仲良くなるコツです。筆者は、あいさつが1番大切だと思います。

2:ベトナム大好き筆者の思うコツ②「同じものを食べる」

毎日同じ場所を歩いていると、あるマッサージ屋さんのお姉さんが毎日話しかけてきてくれるようになりました。とはいえ筆者はベトナム語が悲しいほどにわからないので、雰囲気と英単語で感じ取るだけです。あとは、「カワイイ」を言い合ったりとかです。

ある日、筆者が同じように歩いているとニコニコのお姉さんが自分が食べていたマンゴー?パパイヤ?を一切れ差し出してくれました。「食べて!」のような様子だったので、筆者は遠慮なく食べました。美味しいというベトナム語はわからなかったので、美味しい!という顔で左右に頭を振ってみました。

筆者の様子をみたお姉さんの嬉しそうな顔……忘れられません……。食べ物って、ただ栄養を摂るだけではないなぁって、改めて思った瞬間でした。「同じ釜の飯を食べる」とはよくいったもので、同じものを食べるというのは本当に大切なことです。

日本人の私たちにとって、街中を歩いていて毎日顔を合わせるだけのひとからもらった食べ物をくちにするのは、不安なことかもしれません。

ベトナムの人と並んで屋台のご飯を食べるのも、ためらうことかもしれません。でも、そこから一歩を踏み出さないと「仲良く」はなれないのかなぁと筆者は思います。マンゴー?パパイヤ?をくれたお姉さんのほかにも、コーヒーをくれたおじさんたちもいました。

屋台の人は大盛りにしてくれたり、ベトナムコーヒーをくれたりしました。よく考えなくても、食べ物をあげるって大変なことです。同時に、「言葉がなくても交流できる」方法のひとつでもあります。お姉さんやおじさんや屋台の人たちが私と仲良くしたくて食べ物をくれたとしたら、すごく嬉しいことです。同じものを食べる。実践してみてください!

ベトナムの人が多い屋台に通うもよし、そのあたりで井戸端会議をしているおじさんたちと仲良くなってお菓子をもらうもよし。日本人や観光客ばかりのレストランやカフェにいては話になりません。まずは、ベトナムの人が多い場所に行きましょう。そして、同じものを食べてください!

3:ベトナム大好き筆者の思うコツ③「感情表現をする」

日本の人は「クール」とか「察する」とか「空気を読む」とか、よくいいますよね。筆者は思います。そんなの日本を出たらなんの役にもたちません。察してちゃんは日本でも嫌がられますが、海を渡れば嫌がられるどころか、ただの空気と同じです。

激しい言い方をしましたが、言葉にするとか表情に出すのは大切なことなのです。日本では下品とされようが、私たちはベトナムの人と仲良くなりたいわけなので、感情表現はしっかりしましょう。特に、言葉がわからないなら感情表現は自分の意思を伝える唯一の方法です。

仲良くなりたいなら笑顔。敵意がないなら笑顔。何もなくても笑顔。こちらから話しかけるのが苦手なら、向こうから話しかけてもらえる笑顔を浮かべれば良いのです。

何かを持ってもらったり、ドアを開けてもらったり、お会計をしてもらったときにも笑顔でお礼をすると喜ばれますよ!小さなことからコツコツとです。お人形さんになっていてはだめです!

4:ベトナム大好き筆者の思うコツ④「自分から話しかける」

これは、日本語か英語ができるベトナムの人じゃないと勇気がいりますが、話しかけてもらうのを待っているより自分から話しかけた方が早いです。仲良くなれる可能性も高いです。内容はなんでもいいです。

例えば筆者は、弊社のベトナムスタッフに「美味しいチェーのお店ありますか?」と聞いてみました。実際にチェーが食べたかった気持ち半分:ベトナムスタッフと仲良くなりたかった気持ち半分です。

具体的な質問だったので、ベトナムスタッフも答えやすかったのか、話しかけた3人のベトナムスタッフ全員がそれぞれおすすめのチェーのお店を教えてくれました。実際にお店に行って、食べて、写真を撮って、「美味しかった!教えてくれてありがとう」と伝えれば、またお話ができます。

ほかには、ネイルサロンのお姉さんに「このあたりでおすすめのご飯やさんはありますか?」と「ベトナムのひとが嬉しいプレゼントは何ですか?」を聞いてみました。基本的に日本語ができる方々は日本語を話したいひとが多いですし、日本人と仲良くしたいひとも多いです。

ネイルサロンのお姉さん総出で色々教えてくれました。ご飯やさんの住所を書き留めてくれたメモは、いまも筆者のスマホケースにはいっています。あとは、純粋に疑問に思ったことを聞いてみるのも手です。

例えば筆者は、ベトナムのひとが喜ぶプレゼントの話で、「月餅」を教えてもらいました。日本でも見覚えのある月餅。ベトナムの月餅は、手が大きい筆者の片手以上の大きさがあります。なので、月餅が嬉しい!と教えてもらったときに「1人ひとつ?」と聞いてみました。

お姉さんたちは笑いながら「みんなでわける!」と教えてくれました。あんなに大きい月餅1人で食べるんだ……という誤解が解けた瞬間です!ひとくち食べられれば良い・みんなで分けることに意味がある・ベトナム人は「分ける」ことが好き・食べ物が1番嬉しい、などなど。一度打ち解けると、お姉さんたちはずっと話してくれます。

それからは、筆者の地元横浜の動画を見せたりして私のことを伝えました。私のことを伝えると、お姉さんたちは「お姉さんたち自身」の話をしてくれました。

相手と仲良くなろうと思ったら、とにかく会話のきっかけが大切です。向こうから話しかけてくれたらラッキー!食いついて話しましょう。向こうから話しかけてくれなくても諦めないで!自分から話しかけるのです。何もなかったら、天気の話でも、昨日食べて美味しかったもの何?でも、なんでもいいのです。

重要なのは、あなたとコミュニケーションがとりたいな!という気持ちです。筆者はこの気持ちで、弊社のガイドさんたちともいっぱいお話ができました。楽しかったです!

5:ベトナム大好き筆者の思うコツ⑤「相手のことを分かろうとする」

 

スムーズに会話が成り立たないこともあります。言語が違う場合、いくら日本語が堪能な方でも?となることはあります。言語を使わずにコミュニケーションをとっている場合はなおさらです。そのときにどうするのかは、もはや言語の問題ではありません。気持ちの問題です!

相手が何を伝えたいのか、私に何を分かってほしいのかとにかく分かろうとすることが大切です。スマホで単語を検索するも良し。翻訳アプリ(筆者は弊社スタッフにNha Traを教えてもらいました)を活用するも良し。諦めないことが大切です。

どうしてもわからなかったら、ごめんね、と謝りましょう。そうするだけでも、向こうは「分かろうとしてくれた」と思って歩み寄ってくれます。

6:ベトナム大好き筆者の思うコツ⑥「こどもにもどる」

結局のところ、言語がちがう場合において何がモノをいうかというと、言語ではない部分です。それは、表情であったり、食べ物であったり、人間の本能と五感に訴えかけるしかありません。ベトナム人とか日本人とか、そんなこともわからなかった「こどもにもどる」ことが迫られるのかもしれません。

こどもの頃って、会った瞬間から楽しく遊べましたよね。あれと同じです。筆者はタイのプールで、イギリスかどこか西洋系の女の子と仲良くなりました。当時の筆者は自分の名前くらいしかいえませんでした。向こうの名前しか分かりませんでした。あとは年齢を指で伝えあっただけです。

それでも、仲良くなれたのです。また明日会いたいと思えたのです。身振り手振りとお互いの言語だけで、日が暮れるまで2人っきりで遊べたのです。

遊ぶだけでは嫌だ!もっと難しい話がしたい!そう思う方は、ベトナム語の勉強が必須です。でもまずは、ベトナムの人と目に見えない部分で触れ合っていくことが大切だと私は思います。

おわりに

筆者が駐在員の人にいわれたことは、半分あっていると思います。しかし、半分間違っていると思います。そう簡単に人を信頼しないのは、ベトナムの人「だから」ではないと思うからです。筆者はもっとベトナムの人と仲良くなりたいです。ベトナムのことがもっともっと知りたいです。

そのためには、ベトナム語の勉強は大切なことです。でも、それだけじゃ足りないと私は思います。仲良くなりたいなら、言語にこだわっていては足止めされてしまいます。ベトナムの人はのんびり屋さんだとか、南北で性格が違うとか、いろいろな情報がありますが、同じ人間です!

まずは、根本的な部分で当たり前のことをすることが大切だと思います。その次を見ていくのは、ある程度ベトナム語が話せるようになってからです。次のステップですよ!最後に、自分には英語のセンスがないと思っていた筆者がフランス人とブラジル人とイラク人の英語の先生にいわれた言葉をみなさんにもお伝えします。

「私たちは友達だし、深い話をしているし、あなたは英語を話しているわ」

私が相手を分かろうとしたら、相手も私を分かろうとしてくれる。筆者のモットーです。ベトナム人だから!と難しく考えすぎずに、まずは心から、相手に微笑んでみるのはいかがですか?素直な心で笑っていたこどもの頃にもどりましょう!

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