自然保護区指定国立公園のウミガメ保護区コンダオ島 ベトナム観光

コンダオ島

コンダオ島は、約230kmのホーチミン市から離れた場所にあり、ブンタウと同じバリア・ブンタウ省にあります。コンダオ島という名前は島の総称で、大小16の島のことを指します。毎日5-6便のベトナム航空がホーチミンから運行しています。かつては、コンダオ島は、流刑地となっていた島ですが、近年では、リゾートとして観光産業が盛んになっています。空港は中心の島、コンソン島にあります。ホテルやレストランなどもコラソン島に集中しています。スキューバダイビングやスノーケリングなども楽しめ、ジュゴンやイルカ、ウミガメをみれる島もあります。観光のベストシーズンは3-5月であり、ウミガメの産卵は4月ごろがもっとも多くみることができます。島内には、5つ星リゾート『シックス・センシズ・コンダオ』があります。1.6kmに及ぶロングビーチに面しており、50室あるゲストルームヴィラは全室オーシャンビューでプライベートプール付の部屋なども完備されています。

ホーチミン 観光 ブンタウ

ウミガメの産卵見学ツアー

コンダオ島には、ベトナム国内でも珍しいツアーが有名です。それは、自然保護区指定国立公園のウミガメの産卵・孵化を見学するツアーです。バイカン島では、6月から8月の期間中は、毎日産卵見学をすることができます。バイカン島には、ウミガメを保護し、飼育している施設があり、産卵の様子を見学することができます。世界的にも珍しい施設なので、ぜひ一度は行ってみたい観光地の一つです。注意点は、バイカン島は国立自然公園内との理由からツアーでしか立ち入ることができません。

コンダオ博物館

フランス統治時代の負の遺産、強制収容所がコンダオ島には存在します。フランスに加え、南ベトナム政府(アメリカ)にも利用されていました。共産主義者や犯罪者、不当に捕まえた政治犯などの流刑地となっており、いまも生々しくその傷跡は残っています。
博物館には、ベトナム英雄、女性の英雄と呼ばれる革命家のブースがあります。その女性の名前は、ヴォー・ティ・サウ(Vo Th? Sau)さんといいます。現在では、ホーチミン市でも通りの名前になっている女性です。ヴォー・ティ・サウさんは1933年にベトナム南部のバリアブンタウ省バリア市に生ました。その19年後、19歳という若さでコンダオの強制収容所で処刑されました。コンダオ収容所で初の死刑宣告をうけた女性で、その名前はベトナム人一人ひとりの心の中に刻まれています。

ハンズォン(Hang duong)墓地

約2万人の人々がハンズォン墓地に戦没者として眠っています。敷地は、20ヘクタールの広さがあり、多くの革命家の名が刻まれています。その中には、ヴォー・ティ・サウ(Vo Th? Sau)さんのお墓もあります。。彼女のお墓はパワースポットと言われ、墓石の前で祈ることで奇跡的な現象であったり、願いが叶ったりするそうです。コンダオ島の人々は例えどこに行こうとも里帰りの際はヴォー・ティ・サウさんのお墓参りをするそうです。