ミーソン遺跡で歴史を感じましょう♪日本とインドとベトナムの融合、パワースポット!

ミーソン遺跡で歴史を感じましょう

ししんちゃーお♪
ホイアン支店の早川です。

熱帯低気圧のせいか、天気が悪くここ2日ほどとても寒くなっております!
(といっても日本からいらっしゃるお客様はそこまで寒くないようですね・・・)
ベトナム=暑いではなく、温度調節できる服装をしっかりご準備ください♪

年末年始のご旅行がすでに始まっている方も、これからだ♪という方も皆さんへ
ツアーのご紹介。

「ミーソン遺跡観光ツアー」
参考ページ:《ミーソン聖域 聖なる遺跡 世界遺産》ミーソン遺跡半日観光ツアー

ガイド:日本語ガイド

今の時代だからこそ入ることのできる!チャンパ王国の聖域「ミーソン遺跡」の見学になります。

ミーソン遺跡は、ホイアンから南西に約40KMの場所にある、聖山マハーパルヴァダに囲まれた遺跡になります。
1999年、ユネスコ世界遺産に登録され、ベトナム中部の代表的な世界遺産のひとつになります。

347年にチャム人の国、「チャンパ王朝」の王の孫、「バドラヴァルマン王」がヒンドゥー教のシヴァ神を崇拝、チャム芸術を駆使してたてた寺院であり聖地となりました。
※シヴァ神:シヴァ神はヒンデゥー教の3大神様の一人で、破壊の神である一方、破壊はその後に新しい物を生み出すため再生の神様という2面性も持つことが特徴です。

チャンパ王国時代の当時は、一般人は入ることが許されていなかったため王を含め一部の人のみ知っていた神聖な場所だったため、ここに入ることができる今はとても貴重な体験でもあるんです。
4世紀に当時の王がシヴァ神を祀った木造の祠堂(しどう)がこのミーソン遺跡の始まりと諸説がありますが、7世紀火事のため消失してしまいました・・・そのためその後は、レンガで再建され、今の状態が出来上がりました。

チャンパ王国はインドからの影響も色濃く、ヒンドゥー教と仏教の混合した宗教になるので遺跡もどこかベトナムっぽくない異国感のある雰囲気があります。

何より、ぜひ行ってほしいと思う理由がこちらです!
チャンパ王国やこの周辺の名産である、チャンパ産の沈香(香木こうぼく:日本では「伽羅(きゃら)のお線香が最高品質の香り」)は、

朱印船貿易において重要な交易品目のひとつになっていました。
現在、日本の正倉院に所蔵されている香木
蘭奢待
は、9世紀頃チャンパから日本に持ち込まれたと考えられ、徳川家康がチャンパ王に宛てた沈香を求める信書も残っています。
また、驚きなのが琉球王国の王女もかつてチャンパ王国に嫁いでいて、日本との関わりも多い王国でもあったんです。

日本との歴史をこんなにも感じることのできる世界でも貴重な場所なんです!海を隔てた異国で日本を感じるのはなんとも不思議であり「昔の人はこの景色を見てたんだなあ・・・」と感慨深いです。
歴史好きな方はぜひぜひ!足を運んで頂きたいです。
ずっとずーーーっとさかのぼればベトナムと日本が交わっているので、ベトナム人の中にどこか日本らしさや親しみ感を感じるのも納得できます。

このような、素敵な歴史や建物がある一報で、負の遺産としての一面もあります。
ベトナム戦争時にはここが隠れ家や基地とも利用されていたので、当時の弾痕や爆撃の穴などがそのまま残されています。

ミーソン遺跡内には小さいですが、ミーソン遺跡での爆弾の展示室もありレプリカだとわかっていてもとても怖く感じます。
爆撃が落ちた穴には今はもう雑草がたくさん生えており、時間の流れも感じることができますが、どこかここだけ時間が止まったようにも感じます。

ホイアンから車で1時間30分ほど、半日で周れる身近な場所なので、ホイアンの町並みだけの観光ではなく、歴史や文化を感じるご旅行にしてみてください!

以上、早川でしたー。

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