コロナもなくなり以前と変わらぬ旅行ができるようになったベトナム。そんなベトナム旅行での第一関門が、空港から市内への移動と言われています。残念なことに、空港から市内までの移動で旅行者をカモにするタクシーやハイヤーの悪徳ドライバーは非常に多いです。
今回はホーチミンのタンソンニャット国際空港からホーチミン市内までのおすすめの移動手段を4つご紹介します。旅行前にしっかりチェックして、安心安全に移動しましょう。
当記事は、ベトナム在住のスタッフが実際の体験に基づいて作成しています。個人の主観による情報ですので、記事の内容が原因となるトラブルなどについては、当社では責任を負いかねます。ご理解いただけますようお願いいたします。
①タクシーで移動
タクシーは一番オーソドックスな交通手段で、利用する方が多いです。実際に空港の外に出るとたくさんのタクシーが停まっているのですぐに乗車することができます。
しかしここでまず気をつけて頂きたいのが【ぼったくりタクシー】の存在です。停まっているタクシーの多くがぼったくり、と言っても過言ではないのでぼったくりされないようなタクシーを選びましょう。
良心的なタクシー① VINASUN TAXI(ビナサンタクシー)
ビナサンタクシーは白のボディに赤と緑のラインが入っているのが特徴です。(4人乗りと7人乗りがあります)似たようなぼったくりタクシーが多いので注意しましょう。
良心的なタクシー② MAI LINH TAXI(マイリンタクシー)
マイリンタクシーは緑色のボディが特徴です。(こちらも4人乗りと7人乗りがあります)
上記の2つがホーチミンで良心なタクシーと言われています。しかしなかにはこの2つのタクシーに見た目を似せた【偽物のタクシー】もあるので気をつけないといけません。
偽物やぼったくりタクシーはメーターが動いていない、メーターの料金の変わるスピードが早いなど巧妙なものもあります。
また【ドコイキタイ、ダイジョブ】などのつたない日本語を駆使して、声をかけてくるのもぼったくりタクシーの特徴です。タクシーに乗るだけでも一苦労ですね。
市内までのタクシー料金の相場
タクシーを利用して空港から市内まで移動する場合は150,000ドン前後(750円前後)です。ここに空港利用料金10,000ドン(約50円)が上乗せされますが、これはぼぼったくりではありません。
また上記の写真のようにタクシーによってはメーターに表示される金額の下3桁が省略されていたりします。例:36 → 36,000ドン(約180円)
空港でのぼったくりタクシーに関しては以下の記事で更に詳しくご紹介しているので、旅行を幸先よくスタートさせるために是非チェックしてみて下さい。
↓↓
【ボッタクリが当たり前?!】ベトナムでタクシーに乗る時の注意点と対応策を徹底的に考えました。特に空港でのタクシーには要注意です!
②配車アプリグラブ(Grab)で移動
皆さんは配車アプリというものはご存知でしょうか。世界的に有名なアプリで言うとウーバー(Uber)など、アプリでタクシーや車を呼べるサービスです。
そしてベトナムを始めとして東南アジア各国で圧倒気に人気なのが、グラブ(Grab)という配車アプリです。ベトナムに住んでいる人でグラブを使ってない人はいない、といっても過言ではありません。
登録にはSMSを受け取れる電話番号が必要なため、海外通話が可能なスマートフォン(または携帯電話)が必要になります。日本でダウンロードしておくと安心です。
もちろんインターネットがないと使えないので、現地simカードの購入、またはポケットWIFIレンタルをおすすめします。
①アプリをダウンロードしグラブのアカウントを作ります。
このとき、現金支払いかカード払いが選べます。カード払いは支払い作業がなくなるためおすすめです。
②アカウント作成を終えたらドライバーの手配です。
自分の現在地もしくは、迎えに来て欲しい場所の住所を登録、その後、目的地を登録します。
車両タイプ(バイク・4人乗り乗用車・7人乗り乗用車)とその金額を確認し、希望の配車を確定します
③近くに停車しているドライバーとマッチングします。
マッチング完了後、ドライバーの情報やピックアップ場所への到着時間が表示されます。車両が到着したら、表示情報の車体ナンバーと実際のナンバーを照らし合わせ、乗車します。
④目的地に到着後は決められた金額を支払い、下車します。
グラブはお客さんがドライバーを星の数で評価し、星の数がドライバー情報となるシステムなので、自然とドライバーの質も良くなります。
ドライバーも星が欲しくて仕方がないので、悪質行為を行うドライバーはほとんどいません。また、タクシーと比較しても料金が安い点も含め、とてもおすすめです。
③ローカルバスで移動(旅慣れた方向け)
ローカルバスのメリットはなんといっても料金の安さです。乗車するバスによって異なりますが、料金は7,000ドン~40,000ドン(約35円~200円)なのでタクシーと比べ物にならないくらい安いです。
また地元の方たちも利用するのでローカルな雰囲気を体験できるという良さもあります。乗車するとチケットもぎりの方がいるのでお金を払います。お金を払うとチケットが貰えます。
しかし、もぎりの方やバスのドライバーは基本的にベトナム語しか話せず、思いがけないトラブルに遭ったという話も耳にしますので、あまりオススメはしていません。
ローカルバスは旅慣れた方やバックパッカーが比較的多く利用します。下記の番号のバスが空港から市内へ向かう主要のバスです。
109番:空港↔︎23/9公園(1区)
運行時間:00:00~23:40
運行間隔:15~30分
料金:5km未満:12,000ドン(約60円)/5km以上:20,000ドン(約100円)
車体:黄色
49番:空港↔︎ドンコイ通り↔︎ベンタイン市場(1区)
運行時間:00:00~23:45
運行間隔:20~30分
料金:40,000ドン(約200円)
車体:黄色
152番:空港↔︎ベンタイン市場↔︎チュンスオン住宅地(Trung Son地区)
運行時間:05:45~18:00
運行間隔:20分前後
料金:7000ドン(約35円)
車体:緑色
119番:空港↔︎ミエンタイバスターミナル(Binh Tan区)
運行時間:04:00~21:00
運行間隔:15~30分
料金:5km未満:12,000ドン(約60円)/5km以上:20,000ドン(約100円)
車体:黄色
159番:空港↔︎ミエンドンバスターミナル(Binh Thanh区)
運行時間:05:30~19:55
運行間隔:30分前後
料金:10,000ドン(約50円)
車体:黄色
個人的にはホーチミンのバックパッカー街Bui Vien Street(ブイビエン通り)から徒歩圏内の23/9公園行きの109番とホテルやカフェ、スパなどがひしめき合っているホーチミンの目利き通りと言われているDong Khoi Street(ドンコイ通り)を経由する49番がオススメです。
まとめ
今回はタンソンニャット国際空港から市内までの交通手段に関してご紹介しました。旅行の目的やスタイルは人それぞれだと思うので、自分にあったものを見つけて頂ければ幸いです。
ベトナムは東南アジアの中でも比較的安全と言われていますが、ぼったくりに気をつけて、旅行を楽しみましょう!