【全8種】ベトナムの世界遺産一覧!絶景から歴史を感じられる街並みまで徹底解説します。

世界遺産ハロン湾の景色

ベトナムの世界遺産といえば、ハロン湾やタンロン遺跡を思い浮かべるかと思います。ベトナムには自然が美しい絶景の世界遺産からベトナムの歴史を感じられる建造物までさまざまな世界遺産があります。

しかしそんなベトナムの世界遺産の中には、まだあまり知られていないものもあります。そこで今回は、ベトナムにある世界遺産全8箇所をご紹介します。

ベトナムの世界遺産

世界遺産の街 ホイアン

ベトナムには、世界遺産が計8箇所あります。自然遺産が2箇所、文化遺産が5箇所、複合遺産が1箇所あり、どの世界遺産もベトナムの自然の美しさを見れたり、ベトナムの歴史を実感できる街並みまでさまざまな世界遺産を見ることができます。

ベトナム北部の世界遺産

ハロン湾

ハロン湾

ハロン湾はベトナムの首都ハノイから約160kmほど北西にあり、ハロン湾はハノイから車で4時間ほどで行くことができます。

ハロン湾は1994年、自然遺産に登録されました。ハロン湾には大小3000以上もの島や奇岩があり、エメラルドグリーンに輝いた海を合わせた景色は「海の桂林」と呼ばれるまさに絶景の世界遺産です。

タンロン王城遺跡中心地区

タンロン遺跡

タンロン王城遺跡中心地区はハノイの中心部にあり、タンロン王城遺跡中心地区は2010年に文化遺産に登録されました。

11世紀〜19世紀のベトナムの王朝の首都として栄えた歴史を、場所によって違う時代の遺跡を見ることができる街となっています。

チャンアン複合景観

チャンアン複合景観

チャンアン複合景観は2014年に、ベトナムで初めての複合遺産として登録されました。

チャンアン複合景観はハノイから車で約2時間かかるニンビン省にあります。チャンアン複合景観は「陸のハロン湾」とも呼ばれ、河川と盆地、洞窟や石灰岩が作り出す美しい景観を楽しむことができます。

ホー王朝の城塞

ホー王朝の城壁

ホー王朝(胡朝)の城塞は2011年に文化遺産に登録されました。ホー王朝の城塞はハノイから約140km南にあるタインホア省にあります。

ホー王朝は7年という短命で滅びました。そのため現在は当時の王朝の南にある城門のみ見学することができます。しかしホー王朝の跡地には資料館があり、当時の歴史を知ることができます。

ベトナム中部の世界遺産

古都ホイアン

古都ホイアン

古都ホイアンは1999年に文化遺産に登録されました。ホイアンはダナン国際空港から車で約40分ほどのクアンナム省にあります。

ホイアンは16世紀頃、ポルトガルやオランダ、中国、日本との交易都市として発展しました。そのためホイアンは、ベトナムの文化と海外から来た文化が混ざり合い、美しい街並みとなっています。

フォンニャ・ケバン国立公園

フォンニャ洞窟

フォンニャ・ケバン国立公園はクアンビン省にあり、2003年に自然遺産に登録されました。

フォンニャ・ケバン国立公園には、世界最大でアジア最古の洞窟郡があり、東洋で最も美しいと言われる鍾乳洞「フォンニャ洞窟」があります。フォンニャ洞窟は約2億5000万年前にできたと言われており、全長約8kmにも及びます。

ミーソン聖域

ミーソン遺跡

ミーソン聖域はクアンナム省にあり、1999年に文化遺産に登録されました。

ミーソン聖域はかつてベトナム南部にあった国チャンパ王国の遺跡群です。ここには、チャンパ王国で信仰されていたヒンドゥー教のレンガ作りの寺院が多く作られ、現在はその跡地として見学ができます。

フエの建造物群

グエン朝の王宮

フエの建造物群は1993年に文化遺産に登録され、ベトナムで最初の世界遺産になります。また、フエの雅楽も無形文化遺産として登録されています。

古都フエは、ベトナム最後の王朝であるグエン朝がありました。フエの建造物群はグエン朝時代の王宮や寺院、都の街並みを楽しむことができます。

まとめ

チャンアンの複合遺産

いかがでしたか。今回はベトナムの世界遺産全8箇所をご紹介しました。

ベトナムの世界遺産の中には、ハロン湾以外にもフォンニャ・ケバン国立公園といった絶景を楽しむことができる世界遺産もありますし、タンロン遺跡の他にもフエの建造物群といったそれぞれの歴史を感じられる建造物までたくさんあります。

ベトナムに旅行へ行く際は、ぜひ今回紹介した世界遺産を訪れてみてください。