ベトナムは危険?旅行でよくあるトラブル事例と対処法をご紹介します!

ベトナムの街

ベトナムと日本では文化や生活様式など大きな違いがあります。その為、知らないことの多い地での旅行中にトラブルに巻き込まれることはよくあるお話で、常に危険と隣り合わせです。

しかし、今回挙げたトラブルの事例を知っておくだけでもベトナムのことを知れるので、より一層旅行が楽しくなることでしょう。全6編のトラブル事例と回避法をご紹介します。

空港編:偽タクシーに注意!

ベトナムの空港にいる偽タクシー

空港付近には外国人を狙った偽タクシーが沢山います。タクシーを利用する際に注意するポイントをみていきましょう。

空港で待ち構える偽タクシー

手口

空港で起こりうるトラブルは、偽タクシーに乗ってしまい、高額な請求をされる事です。空港付近には白タクと呼ばれる個人で営んでいる違法ドライバーが多くいます。

また、ベトナム大手タクシー会社ビナサンの制服を着た、偽ドライバーもいるのが実態です。観光案内をすると言って押しかけてきます。

回避法

怪しいと思ったらすぐ無視する、ホテルの人にタクシーを呼んでもらうなど、慎重にタクシーを選ぶ必要があります。

オススメ大手タクシー会社はビナサンとマイリンで、観光客が比較的安心して乗ることのできるタクシー会社です。

高速メーターを確認する

 手口

白タクでよくある事例として、メーター料金の上昇が異常に早く、乗車料金がとてつもない金額になっていることがあります。またメーターをつけ忘れたと言って、相場より高い金額を請求されることもあります。

 回避法

乗る前にある程度相場を聞くことや、もし異変に気づいたらすぐに降りる事が重要です。また、高速メーターの写真を撮っておくと良いでしょう。

遠回りを防ぐ

 手口

渋滞を回避するなどの場合を除き、慣れない地にいる外国人から上手くお金を巻き上げる悪質な意味を持って遠回りをするドライバーも中にはいます。

 回避法

行き先の住所を最初に伝えると同時に、Google map を自身で確認することによって、遠回りをしていると感じたらドライバーに伝えることをします。

財布を渡さない

手口

空港から出てまもない観光客はベトナムのお金に慣れておりません。そのため、お金を財布から出してあげると言われます。支払い金額より多く取られたり、目を話した隙にスリをするものもいます。

回避法

運転手にお財布の中身を見せない、そして預けてはなりません。また、お釣りをもらったら、すぐお財布に入れてしまうのではなく、自分で確認することはトラブルを回避できる大きなポイントです。

移動編:バイクタクシーを使うときは細心の注意を払いましょう

ベトナムのバイクタクシー

バイクタクシーは日本語でセーオムと呼ばれ、現地の人が運転するバイクに乗って目的地へ向かうという、移動手段の1つです。狭い路地をすり抜けたり、早く目的地に着くというメリットとタクシーよりもお金がかかることや危険というデメリットがあります。

バイクタクシーに乗る時の順番として、相場を調べてから目的地までにかかる金額の交渉をし、ようやく乗りますそして、目的地についてからお支払いを済ませてください。

①相場を知る

まずバイクタクシーに乗ると決めたら、相場を調べます。バイクタクシーは個人で営んでる人が多いです。相場を知らない観光客を利用して運転手からぼったくりられるという事もあります。

値段交渉をスムーズに進める為にも事前にどれくらいの費用で乗れるのかを調べておくと良いでしょう。大体1〜5分でバイクタクシー最低額の2万ドン、10分で5万ドン程度です。

②交渉をする

バイクタクシーに乗る時にとても大事なことは交渉です。事前に調べた相場をもとに、行きたい場所を伝えます。観光客には相場より約2、3倍の値段を言ってきます。

向こうから値段を言われた時に異常に高いと思ったらすぐ断ります。自分からいくらでどう?などと伝える事も大事ですし、もしそれでも高値を言ってきたら他に当たるといいその場を去りましょう。

③料金は後払い

これだけは絶対に守って下さい。最初に相場の値段を請求してくるドライバーがいます。最初にお金を取ることは危険で、目的地に着いた後、まだお金をもらっていないと再び請求される事があります。

このようなトラブルを防ぐ為にも、目的地にちゃんと着いてから交渉で決めた金額を支払うという流れを行う必要があります。

④移動手段に関する最もいいトラブル回避法はグラブ

バイクタクシーでのトラブルを回避するために最もいい方法はグラブと言われるスマホで配車を見つけるサービスを利用する事です。バイクタクシーに乗る際は相場を調べ、値段交渉を通して最後にお金を払うという順番がとても大事です。

しかし、ベトナムにはとても便利な配車サービスがあり、このサービスはバイクタクシーよりも少し安く乗る事ができ、かつスマホで簡単に予約が取れます。

今ではこのサービスを利用する人はかなり多く,信頼性もあるので是非使ってみる事をお勧めいたします‼︎

病院編:もし体調を崩してしまったら

ベトナムの市場

ベトナム料理を食べる際に感染症のウイルスにかかってしまう事があります。また、ベトナムの水道水を飲むとお腹を壊しやすいので、飲まないようにしてください。

もしウイルスに感染してしまった場合、日本にウイルスを持ち込むことはできない為、ベトナムで完治するまでの間、入院が必要となります。

ベトナムのローカル病院は現金決済かつ1日に日本円で約10万円程請求されるなど外国人を対応とするローカル病院は高額であるため、キャッシュレス決済のできる病院か、日本語対応の病院を事前に見つけておくべきです。

また、1番の回避法として海外旅行保険に入ることを強く推奨しております。持ち物を盗まれた時や怪我をしたとき補償される保険なので医療費も安く済みます。

クレジット会社が行っている海外保険もあるのですが、旅行中にクレジットカードを利用しないと適用されない事もありますので、事前に入る保険を決めておきましょう。

日系の医療機関を2つ紹介

そこで、ベトナムのホーチミンにある日系の病院を紹介していきます。

ロータスクリニックホーチミン

ここは日本人街と呼ばれるレタントン通りのランカスタービル3Fにあります。各種保険のキャッシュレス対応や日本人医師、看護師がいるので、日本人にとって安心して来院する事ができる病院です。

主に内科を中心としており、内装は日本にあるクリニックとほとんど変わりません。また、インフルエンザなどの予防接種も打つ事ができます。

ロータスクリニックHP

サイゴン虎ノ門クリニック

こちらも日本人が経営するクリニックで、診療科目が内科、外科、整形外科、泌尿器科、皮膚科、小児科、健康診断も受ける事ができ、幅広く対応しています。

場所はホーチミン3区にあります。受付からお会計まで全て日本語を使えるのでとても便利です。キャッシュレス決済も可能です。

サイゴン虎ノ門クリニックHP

宿泊編:ホテルでのトラブル回避術!

ベトナムのホテル

貴重品管理

ホテルでの貴重品の管理は大切です。ホテルのスタッフはベットメイキングの為客室に入る事が可能です。日本のホテルで盗難に遭うことはなかなかないですが、ベトナムではホテルのスタッフが貧困層だと盗難の恐れも稀にあります。

これはベトナムに限らず旅行をする際はホテル内にあるセーフティーボックスやキャリーケースに大切なものは入れておくと良いでしょう。

詐欺編:スリや賭博詐欺に合わないために

ベトナムでのスリや賭博詐欺

スリ

手口

バイクに乗ったままカバンを奪い去っていきます。ポケットに入っていたものや歩きスマホ、路上での使用は危険です。また、人混みを狙いスリをする者もいます。

回避法

手持ちのバックは大変危険なので、たすき掛けのバックを正面にして持ったり、リュックを持ちます。また、持ち歩くものを最小限にし、日本の免許証などは持ち歩かない事が大切です。

賭博

手口

現地の人が市内の観光地などで、日本のことを知りたいと言ってきたり日本に知り合いがいるなど親しげに話しかけてきます。

その後、現地の人の家に招待され、お話をしながらご飯を食べたりトランプやポーカーをすることになります。周りには富豪がいることを知り賭け金が次第に上がり、旅行者はお金をどんどん巻き上げられたいきます。

一連の流れを意図的にする詐欺師も多くいます。

回避法

見知らぬ地で、日本のことを知りたがっているまたは日本が好きという外国人がいれば一気に距離が近くなります。

しかし、警戒心を持ち、絶対に家に行ってはいけません。家は犯行者のアジトの可能性が高いです。被害に遭うのは観光客女性が多いのが特徴です。

靴磨き

手口

観光中に現地の人はジェスチャーを交えながら靴を脱ぐように言ってきます。言われるまま靴を脱ぐと靴磨きが始まります。靴を綺麗に磨き終わると高額な請求をしてきます。

回避法

料金がかかるなど一言も言わずにサービスを始めてくるため、親切に何かをしてくれる場合は断り、逃げるのが一番良いでしょう。いくら高額請求をされても全て払う必要はありません。

紛失編:パスポートやクレジットを紛失してしまったら

パスポートやクレジットカードを紛失したときの対処法

パスポートの紛失

もしパスポートをなくしてしまったら,ハノイはベトナムにある日本大使館、ホーチミンはベトナムにある日本領事館に連絡をし、一時帰国をするための旅券を発行する必要があります。旅券を取得できるのは大体3~4日程度かかります

パスポートの紛失を防ぐ為に、できる限り持ち歩く事をせず,ホテルのセーフティーボックスなどに保管しておきましょう。観光中は安易にパスポートを見せてはいけません。

また、紛失してしまった時の再発行の手続きをスムーズにする為に身分証明書と戸籍抄本、パスポートのコピーをしておくと良いです。

クレジットの紛失

もしクレジットカードをなくしてしまったら、カードの利用を止める為すぐにカード会社に連絡をする必要があります。クレジットカード紛失した時のために、カード裏表の写真撮っておきます。

また、紙にコピーするなど有効期限とカード番号を控えておく事をお勧めします。

まとめ

ホーチミンの街並み

以上より、ベトナム旅行をする上で気をつけた方が良いことや危険なトラブルについてお話しさせていただきました。

トラブルの回避法や対処法を事前に知っておくことで、トラブルに巻き込まれることは確実に減ります。

ベトナムは親日の人が多いのですが、油断をしずに上手くトラブルを回避し、楽しい旅行にして下さいね!!