
皆様こんにちは!ベトナム在住スタッフです。ベトナム生活ももうすぐ12年目に突入しようか、というところです。
今回は、ホーチミン、ハノイ、ダナンのそれぞれに住んだ在住者の視点から、男一人旅におすすめのエリアとボッタクリ対策について解説したいと思います。
| 当記事は、ベトナム在住スタッフが実際の体験や現地情報に基づいて作成しています。個人の主観による情報も含まれるため、記事内容が原因となるトラブルなどについては当社では責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。 |
目次
なぜベトナムは男一人旅に最適なのか

なぜ、ベトナム男一人旅がおすすめなのか。それは圧倒的な自由感と物価の安さだと思います。色々とルールが厳しくなっている世界各国。ベトナムにはまだまだいろいろなものが良い意味で適当で、そこかしこに自由が漂っています。そんな自由な世界に浸かってみてください。
そして、圧倒的物価の安さも魅力の一つだと思います。ベトナムに住んでいると、「安!」と感じる場面がたくさんあります。特に飲食に関してはかなり安いです。ビールはまだまだいっぱい100円代。料理も500円超えることはほとんどありません。そんな良い意味でチープな世界が好きな人。おすすめです。
旅の基本情報

まずはベトナム一人旅を楽しむために旅の基本情報を簡単にまとめてみます。
ベストシーズンと気候
ベトナムは南北に細長い地形をしているため、地域によって気候が大きく異なります。
ハノイ(北部)
ハノイのベストシーズンは10月〜12月かなと思います。四季があり、秋にあたるこの時期は雨が少なく、涼しくて最も過ごしやすいベストシーズンです。1月〜2月の冬場は肌寒くなるため上着が必要です。
ダナン・ホイアン(中部)
乾季にあたる2月〜5月がベストです。6月〜8月は猛暑となりますが、とにかく暑いビーチにいきたい!という人はこのシーズンがおすすめです!9月〜1月は台風や雨季の影響を受けやすくなりますので避けたほうが良きです。
ホーチミン(南部)
完全な熱帯気候で、乾季にあたる11月〜4月がベストシーズンです。カラッとした暑さで観光がしやすく、5月〜10月の雨季に入ると、激しいスコールが1日に数回降るようになります。
ビザ・入国手続き
一般的な観光目的のひとり旅であれば、ベトナムへの入国手続きは非常にシンプルです。
45日以内の滞在:ビザ不要(ノービザ)
観光目的であれば、45日以内の滞在ならビザなしで入国できます。ただし、「パスポートの残存期間が6ヶ月以上あること」と「出国用の航空券」を所持していることが条件となります。
45日を超える滞在:E-Visa(電子ビザ)が必要
長期の周遊旅などの場合は、事前にオンラインで最大90日間有効な電子ビザ(E-Visa)を申請・取得しておく必要があります。WEBサイト申請で1週間程度で取得できます。
通貨(ドン)と両替のコツ
ベトナムの通貨は「ベトナムドン(VND)」です。桁数が非常に多いため、慣れるまでは支払いの際に注意が必要です。
簡単な円換算の暗算法
ドンの表記から「末尾のゼロを3つ消して、6を掛ける」と、おおよその日本円が計算できます。(例:100,000ドン = ゼロを3つ取って「100」× 6 = 約600円)
さらに、日本国内での両替はレートが悪いため、日本円の現金(万札)を持参してベトナムに到着してから両替するのが鉄則です。市内の両替所(街の貴金属店など)で両替すると最もお得になります。
一人旅で狙われやすい治安の注意点・ボッタクリ対策

ベトナムは比較的治安が良い国ですが、観光客を狙った小さなぼったくりやトラブルは日常茶飯事です。特にボッタクリは本当に多く、街中に溢れています(飲食店などでは基本的にありません)よくあるパターンを抑えておきましょう。
空港や観光地での白タク勧誘
空港の到着ロビーを一歩出たところで「タクシー?」と声をかけてくるドライバーは、ほぼ100%メーターの細工や不当な高額請求を行う白タクです。これは本当に多いしうっとおしい。
最近は巧妙になってきており「グラブ?」と聞いてグラブのスクショを見せてきます。基本的に空港で声をかけてくる人はすべて無視で構いません。反応するだけ時間の無駄。
東南アジア旅行の必至アプリ「グラブ」は乗り場が決まっています。係員に声をかければ乗り場を教えてくれるので、迷わずそこに向かいましょう。SIM開通前でグラブが使えない!というときはロビーを出たところに必ずあるカフェのwifiを利用しましょう。
グーグルプレイ:Grab – Taxi & Food Delivery
・言語設定(日本語推奨)
・顔写真の登録(任意)
・電話番号認証
・支払い方法の選択(クレジットカード登録を推奨)
「グラブ 登録方法」と検索すれば、多くの旅行者が登録手順を紹介しているので、参考にしてみてください。
押し売りと勝手な写真撮影
これはハノイとホーチミンに特に多いです。天秤棒を担いだ果物売りや、ベトナムの伝統的な帽子(ノンラー)を被った物売りが、笑顔で近づいてきて肩に天秤棒を乗せてきます。
「写真を撮りなよ」と促され、撮影が終わった途端に高額な果物の買い取りを要求されるケースが多発しています。アジア人は素直で断れないから狙われがち。観光客を食い物にしている悪質な人たちなのでしっかり無視を。
お札のスリ替え(お釣り詐欺)
これはおもに先程の白タクドライバーが使ってきます。支払いの際、桁数が多くて戸惑っている観光客の財布を親切を装って覗き込み、手際よく高額紙幣(50万ドンなど)を抜き取ったり、桁の小さなお札をお釣りとして渡してごまかす手口です。
他にも町中で「日本円を見せて」と声をかけてくるベトナム人や外国人もいます。これらもプロなので無視しましょう。基本的に、海外で財布は絶対に他人に渡してはいけません。
日本語を話せるバイクタクシーによる連れ回し
日本語を話せる流しのバイクタクシー(おじさんが路上で声をかけてくるもの)に乗った際に、1日観光に連れて行かれ、高額な観光料を取られる、これも昔から一向に消えませんね。
被害者(はっきり言い切る)の中には「高かったけど観光に満足した」的なことを言っている人もいますが、そのバイクタクが請求してくる金額は、プロの観光ガイドを3日分くらいプライベート手配したときの給料ですよ。。。
バイクタクシーに乗ってみたいなら、専門のツアー会社が沢山あるのでそれを使うのをおすすめします。ちなみに一度被害者の人に頼まれてベトナム人の友人ともに交渉しにいったことがあるのですが、彼らの裏には「マフィア」がいます。こわ。
タクシー・バイクタクシーの正しい使い方(GrabアプリがBEST)
ベトナムでの移動において、トラブルを避けるための最も確実な方法は「流しのタクシーやバイクタクシーに絶対に乗らないこと」です。
現地での移動は、東南アジア大手の配車アプリ「Grab(グラブ)」を一択で使うのがベストです。アプリ上で目的地を入力すれば、乗車前に料金が確定し、クレジットカード決済を登録しておけば車内での現金のやり取りも発生しません。ドライバーの身元や走行ルートもGPSで記録されるため、圧倒的に安全です。
もしどうしても通常のタクシーに乗る必要がある場合は、ベトナムで信頼されている2大タクシー会社「マイリン・タクシー(Mai Linh・緑色の車体)」か「ビナサン・タクシー(Vinasun・白地に赤と緑のライン)」のみを選び、必ずドライバーがメーターを入れたことを確認してから発車してもらいましょう。
市場での値段交渉術
ホーチミンのベンタイン市場では、観光客向けのエリアほど最初に「通常の10倍以上の高値」を提示されるのが一般的です。これらは「交渉されること」を前提とした価格設定になっています。ベトナムでは値切り文化なんてありません。観光客向けのエンタメです。
普通に無視で大丈夫です。安心できるお店は、最初から値段を明記していますし、安易値引きするとはいいません。「沢山買ってくれたからおまけね!」くらい良心的な対応をしてくれます。日本のアメ横みたいな。こういう体験が流行ってほしいなあ。
偽物・詐欺商品を見抜くポイント
観光地や市場の周辺、路上の露店で売られているブランド物のバッグ、時計、スニーカー、高級コーヒー豆などは、ほぼすべてがコピー品(偽物)であると考えて間違いありません。あえて偽物として安く買う、というマインドならありだとおもいます。
特にベトナム名産の「コピ・ルアク(ジャコウネコのコーヒー豆)」は、お土産として非常に人気ですが、市場で売られているものの多くは、一般的な豆に化学香料で香りづけしただけの偽物です。本物を購入したい場合は、政府公認の専門店でしか買えません。
スリ・ひったくり対策
ベトナムの都市部で最も警戒すべき犯罪が、バイクに乗った2人組による「ひったくり」と、市場や混雑した場所での「スリ」です。ひったくり対策として、観光エリアでスマホ触る際は少し周囲を見渡しましょう。少し緊張するくらいがちょうど良いと思います。お酒の飲み過ぎも注意です。
スリ対策としては、観光客がごった返す市場などでは、リュックやバッグは前抱えにして持つことが基本です。特に後ろポケットにスマートフォンや財布を突き刺しておくのは絶対にやめましょう。ジッパー付きのズボンもおすすめ。
万が一トラブルに遭ったときの対処法
どれだけ気をつけていても、トラブルに巻き込まれてしまうことはあります。その際の行動の基本です。
もしタクシーなどで明らかに不当な高額請求をされたり、物売りと言い合いになったりした場合、決して感情的になって大声を出すのは避けましょう。ベトナムの人はプライドが高く、公の場でメンツを潰されると激昂してトラブルが大きくなる恐れがあります。
個人的なおすすめは、50,000VND〜100,000VND(300円-600円程度)渡してを去ること。え、お金払わないの?と思われた方もいると思いますが、相手は最初から自分を騙すつもりで近寄ってきた悪人なので、良いと思います。過去に3回くらいボッタクリタクシーに乗ってしまいましたが、これで追いかけられたことはありません。
相手も後ろめたいことをしているので、強く出れないんですよね。
そして万が一もしパスポートの盗難や、大金が絡む深刻な詐欺・脅迫に遭った場合は、すぐに現地の「公安(警察)」へ向かうか、現地の「日本国大使館(ハノイ)」または「在ホーチミン日本国総領事館」へ連絡を入れて指示を仰いでください。
男一人旅におすすめの各都市の観光地
ベトナムは南北で全く異なる表情を持つ国です。男一人旅だからこそフットワーク軽く攻めたい、それぞれ異なる魅力とディープな楽しみ方を持つ主要な3大エリアを紹介します。
ホーチミンでローカルエリアを散歩

経済の中心地であり、24時間エネルギーが途切れない東南アジア屈指の大都会。無数のバイクが鳴らすクラクションと熱気が渦巻くこの街は、路地裏に一歩足を踏み入れるほど男心をくすぐるディープな魅力に出会えます。
男一人旅でのイチオシは、洗練された観光地巡りよりも、ローカルな食と夜の熱気に飛び込むことです。昼は地元の男たちに混ざって、炭火焼き豚肉が乗ったガッツリ系の皿飯「コムタム」をかっこみ、夜はブイビエン通りのプラスチックの低い椅子に腰掛けて路上飲み。
繁華街や大衆酒場のガヤガヤした空気感に浸る時間は最高です。特にブイビエン通りは男一人旅観光客が溢れかえっている(笑)のでおすすめです。
ハノイは歴史と文化、哀愁を楽しむ都市

政治と文化の中心であり、1000年以上の歴史を持つ古都としての渋い風情を色濃く残す首都です。近代的なホーチミンに比べると、どこか骨太で落ち着いた、古き良きアジアのノスタルジーが漂っています。
おすすめは「旧市街」の迷路のような路地を、フラフラ彷徨うことです。バイクの波をすり抜けながら歩く1,000年の歴史を誇る下町は、どこを切り取っても絵になります。
そして何より、ハノイは男の「せんべろ」天国です。ハノイ名物の路上生ビール「ビアホイ(Bia Hoi)」の聖地へ。1杯100円という破格のビールを片手に、国内外から集まった旅人や現地の仕事帰りの男たちと肩を並べて飲みましょう。
ダナン・ホイアンでビーチとレトロ街並みを両取り

近年、男の一人旅やバックパッカーからも高い支持を得ているのが、リゾート都市「ダナン」と、そこから車で少し南下した場所にある世界遺産の古都「ホイアン」の組み合わせです。
ダナンは、どこまでも続く美しいビーチ沿いを、レンタルしたバイクで風を切って走るだけでも最高に爽快な気分を味わえます。夜になれば、ビーチの回りにはおしゃなバーが並びますし、ビール片手にビーチを散歩もなかなか乙なもんです。
一方のホイアンは、街全体が世界遺産のノスタルジックな街。川沿いにはおしゃれなバーや安い屋台グルメが沢山あるので、夕方くらいからゆっくり飲み歩きを楽しんでみては。
一人旅をもっと楽しむコツ

男一人旅の最大のメリットは、誰にも気を使わず、その場のノリと直感だけで動ける圧倒的な自由さにあると思います。旅の満足度を爆発的に上げるための具体的なコツを紹介します。
地元民と交流する方法
現地の人々の輪に飛び込む最も手っ取り早い方法は、観光客向けのレストランではなく、路上にプラスチックの椅子が並ぶローカルな屋台や「ビアホイ」と呼ばれる大衆居酒屋です。
まずは隣の席の地元の男たちが頼んでいる料理を指差して注文すればそこで交流が生まれます。そしてタイミングをはからい「ヨー(乾杯)」と声をかければ必ず答えてくれるはず。
お酒が飲めない人は、夕方に地元の公園を散策するのもおすすめです。ベトナムではどこの公園にも必ず、シャトルを蹴鞠のように蹴り合う伝統スポーツ「ダーカウ」をやっているグループがあります。ダーカウは見ず知らずの人と交流するためのスポーツ。よそ者でも絶対に招き入れてくれます。
現地ツアーを活用しよう

すべてを自力で手配するのも一人旅の醍醐味ですが、あえて現地のオプショナルツアーを組み込むと、旅の出会いが一気に増します。日本語・英語どちらでも構いませんが、ハノイ発の「ハロン湾クルーズ」や、ホーチミン発の「メコン川クルーズ」などの体験系のツアーがおすすめです。
道中で自然と仲良くなり、夜は街に戻って一緒に飲みに行く、といった一人旅ならではの熱い出会いに繋がることが多々あります。
SNS・旅アプリの活用術
現代の一人旅を劇的に快適、かつ面白くしてくれるのがアプリとSNSの使いこなしです。おすすめは旅行者向けや語学学習系のミートアップアプリですが、英語が多少必要になるため、古き良きフェイスブックでも良いと思います。
ベトナムではフェイスブックが圧倒的覇権をもっています。地本の人とつながろう!的なコミュニティも沢山あるので、旅行前にそこで声をかけてみるのもおすすめです。
晴れた日はでかけようどこか遠くへ

ベトナムという国は、一歩足を踏み入れれば圧倒的な熱気と、どこか懐かしいノスタルジーを味わえる国です。誰にも縛られず、自分の直感とフットワークだけで見知らぬ街をサバイブしていく感覚は、男の一人旅でしか得られない体験だと思います。
物価が安く、飯が美味く、日常を少し離れ、一生忘れない濃い経験を探しに、ベトナムへ一人旅を楽しんでみてください。







