皆様こんにちは!ホーチミン現地在住スタッフです!今回はよくお問い合わせをいただく「メコンデルタとクチトンネルは1日で行ける?」というご質問に答えたいと思います!
結論から申し上げると「行ける!」です。しかも1日で2大観光地をまとめて行くことができるため、コスパもタイパも抜群だと思います!せっかくのベトナム旅行、時間を余す所なく活用してできるだけ多くのスポットに行きたいですよね!
そこで今回は「メコンデルタとクチトンネル1日ツアー」に参加してきたのでそのレポをお送りします!参加したツアーはこちらです。
当記事は、ベトナム在住のスタッフが実際の体験に基づいて作成しています。個人の主観による情報ですので、記事の内容が原因となるトラブルなどについては、当社では責任を負いかねます。ご理解いただけますようお願いいたします。 |
なぜメコンとクチを1日で行けるようになったのか?
まず大きいのは、高速道路の整備による移動時間の短縮です。以前はホーチミン市内からメコンデルタ(ミトー方面)へ行くのに片道2〜3時間もかかっていました。しかし、高速道路の開通によってアクセスが改善され、渋滞の影響も少なくなったことで、日帰りでも十分に観光できるようになりました。
次に、昼食スポットや休憩スポットなどのルートの確立があります。特にコロナ後から、限られた時間で効率よく観光したいという旅行者のニーズに応える形で、午前中にクチトンネル、午後にメコンデルタを回るといった日帰りコンボツアー向けの旅行施設が多数できました。これにより、短期間の滞在でも主要観光地を一度に楽しめるようになったのです。
なぜコスパとタイパが良いと言えるのか?
それぞれのツアーに別々に参加すると、ツアー参加費用がそれぞれかかりますが、セットツアーなら1回の料金で2大スポットをまとめて体験できるのでお得感があります。ちなみにTNKトラベルの場合はメコンデルタツアーは49ドル、クチトンネルツアーは45ドル、クチメコンツアーは92ドル。お得です〜!
タイパの面では、1日のうちに午前はクチトンネル、午後はメコンデルタといった効率的なスケジュールが可能に。短い滞在でもしっかり観光できるのが大きな魅力です。時間を短縮したことで1日ゆっくり市内観光の時間を設けることができるなど、かなり旅程に余裕が生まれると思います!
クチトンネルとは?
ホーチミンから車で約1時間半、郊外にあるのがクチトンネル。ここはベトナム戦争中に作られた全長250km以上もの地下トンネルで、兵士たちが生活したり、会議をしたり、病院やキッチンまであったというから驚きです。
今は観光用に整備されていて、実際にトンネルをくぐってみたり、当時の仕掛けや暮らしぶりをのぞけるようになっています。歴史を体感できるだけでなく、ちょっとしたアドベンチャー気分も味わえるスポットです。
メコンデルタとは?
メコンデルタは、東南アジアを流れる大河「メコン川」が南シナ海にそそぐ場所に広がる大自然のエリア。ホーチミンから車で1時間半ほどで行けるため、日帰り旅行の定番スポットになっています。
水路が張り巡らされた独特の風景が魅力で、小舟に乗ってジャングルのような水路を進んだり、水上マーケットを見学したり、南国フルーツを味わったりと体験の宝庫。ベトナムらしいのんびりとした雰囲気を味わえるのも人気の理由です。
クチメコンツアーの1日の流れをご紹介!
ここからは実際に参加してきたクチメコンツアーの1日の流れをご紹介します!ざっくりだとこんな感じの流れになります。
午前:クチトンネルへ出発
朝ホーチミン市内を出発し、約1時間半でクチトンネルへ。実際に地下トンネルを体験したり、当時の暮らしや仕掛けを見学できます。
昼:ベトナム料理のランチ
観光の合間に、素朴で美味しいベトナム料理を楽しめます。エネルギーチャージして午後に備えましょう。
午後:メコンデルタでクルーズ
小舟に乗ってメコンの水路をのんびりクルージング。南国フルーツの試食や、現地ならではの体験が待っています。
夜:ホーチミンへ戻る
夜には市内へ帰着。通常のメコンデルタツアーよりも二時間ほど遅めに到着します。
ツアーバスから日本語ガイドがお出迎え
ツアーバスから日本語ガイドがお出迎え。私が参加したのはお盆の繁忙期だったため、ホーチミン市内のシェラトンホテルに集合でした。集合場所はいくつかあり、自分の最寄りの大型ホテルに集合となるので、安心でした。日本語ガイド笑顔で出迎えてくれたので期待が高まる!
クチトンネルに向けて出発!
ガイドさんが面白おかしく当日のスケジュールを説明してくれるので、初めての方でも安心して参加できます。車内ではベトナムの歴史や文化について、ちょっとした小話を聞けるのも楽しみのひとつ。移動時間も退屈せず、ワクワク気分で最初の目的地・クチトンネルへ向かいます。
クチトンネル到着!
到着後はまず、当時ベトナム戦争で実際に使われていた戦車や飛行機、さまざまな武器が展示されているエリアを見学!写真を取っているご家族が多かったです。
迫力ある展示物を目の前にすると、写真で見るのとはまったく違うリアルさに圧倒されます。ガイドさんが当時のエピソードを交えながら解説してくれるので、ただ眺めるだけでなく歴史を体感できるのもポイント。
クチトンネルを散策しながら解説
ここからいよいよ、クチトンネル内部の探検へと進んでいきます。日本語ガイドさんが当時使われていたトンネルの入口や仕組みを丁寧に解説してくれます。
周囲はジャングルの静かな空気に包まれていて、ちょっとした探検気分を味わえるのも魅力。戦争の歴史に触れながら、自然の中を歩く不思議な体験ができます。
途中で戦争のビデオ鑑賞もありました。ちょっと緊張しましたが、内容はベトナムの勝利を称える内容で、グロテスクな映像とかはぜんぜんなかったです。ビデオ鑑賞後、ガイドさんによる勉強会もありました。
実際のトンネルの中を見学
いよいよトンネル内部の見学へ!せまい!とにかく狭くて窮屈です。私は旅行前に、「プラトーン」という映画を見て事前に勉強してきたのですが、映画そのままでした。観光地として整備されているとはいえ、ちょっぴりスリルあり。
実際に腰をかがめて狭い通路を進むと、当時の兵士たちがどれほど厳しい環境で生活していたのかがリアルに伝わってきます。ほんの数十メートル歩くだけでも大変さを実感できました。
当時の食事を再現したおつを試食!
トンネル体験の後には、試食タイムが待っています。当時ゲリラ兵たちが主食として食べていたキャッサバの芋と、素朴な味わいの笹の葉茶を実際に味わうことができるんです。
素朴ながらもほんのり甘みのあるキャッサバと、すっきりとした笹茶の組み合わせは意外とクセになる味わい。戦時中の人々の暮らしを“食”を通じて体感できる、貴重なひとときでした。ホッとしました。
メコンデルタへ移動
クチトンネルでの見学を終えたら、再びバスに乗車して次の目的地・メコンデルタへ向かいます。移動はノンストップで高速道路を利用するのでスムーズ。
車内ではこれまたガイドさんがベトナムの暮らしや文化について話してくれたり、少し仮眠を取ったりと、それぞれ思い思いに過ごしながら午後のメコン観光に備えます。
13:00頃レストランで昼食
メコンデルタへ向かう途中では、レストランに立ち寄って昼食をいただきます。とてもきれいなレストランでした。ここではベトナム南部ならではの名物料理が並び、なかでも豪快に丸ごと揚げられたエレファントイヤーフィッシュは名物中の名物。
ガイドさんが食べ方を教えてくれるので安心です。さらに、外はパリッと中はモチモチ食感の風船餅も味わえました。
メコンデルタの港に到着!
メコンデルタの港に到着後、メコン川に浮かぶ島々を巡るためにボートに乗り換えます。船の上から川風を感じながら、大自然に囲まれたのんびりとした景色を満喫できます。
ココナッツキャンディー工場の見学
最初に上陸した島で立ち寄るのは、地元の人々が営む小さなココナッツキャンディー工場。ここではココナッツキャンディーや石鹸などの製造工程を見学できます。作りたてのキャンディーをその場で試食は最高でした。
家族経営のこじんまりとした工場なので押し売りなどもなく、安心して見学・買い物を楽しめました。ヘビのお酒の試飲やココナッツアイスもおいしかったです!しかもめちゃくちゃ安い、、、。
手こぎボート体験
そのまま暑いて船乗り場に移動し、いよいよ楽しみにしていた手漕ぎボート!漕ぎ手さんからオールを受取り一緒に乗った人たちとゆっくり漕ぎ出しました。
船にのると、ベトナム伝統のノンラー(笠帽子)を貸してくれます。かぶって写真を撮れば、旅の思い出になること間違いなし。参加者同士でパシャパシャと写真を撮りあいました!
養蜂場の見学へ
次に訪れるのは、メコンデルタ名産のハチミツを生産している小さな養蜂場。島に到着すると、養蜂家が案内してくれ、新鮮なハチミツをその場で試食することができます。
養蜂箱を持って写真撮影にもチャレンジ!めっちゃ怖かったですが、参加者同士で楽しく撮影することができました。
またなぜか養蜂場には巨大なニシキヘビが飼育されており、ここでも撮影回スタート!筆者はヘビが苦手なので遠巻きに見ているだけでしたが、勇気のある人には忘れられない思い出になるはず。
伝統音楽?の鑑賞
島内を少し移動して、演奏スペースへ。地元の人たちによる伝統音楽の演奏が始まります。めちゃくちゃ素朴な感じでした。歌わされる感はあるものの、それが逆に味わい深い(笑)
素朴ながらも力強い音色や歌声は、都会では味わえない特別な体験。のんびりとした雰囲気の中で耳を傾けていると、メコンデルタの生活に一歩近づけたような気分になります。
ホーチミンへ一気に移動
ここからはガイドさんもテキパキモードになり、スピーディーにホーチミンに向かって移動します。メコンデルタの港に戻ってトイレ休憩をしたあとはノンストップでホーチミンへ。朝から動いていたので、よく眠れました(笑)
18:30頃にホーチミン市内へ到着。解散場所は、いくつか選べるようで、私はベンタイン市場を選びました。到着後すぐにショッピングや夕食に出かけられるのも嬉しいポイントです。そのままナイトマーケットを見学へ。
クチメコンツアーはこれから定番になるかもしれない!
ということで最後に感想です!コスパとタイパに優れすぎていて、これからのツアーの定番になるかも知れない…!これまで2日間が必要なイメージだったのが、覆されました…。移動のバスのタイミングも完璧でぜんぜん疲れない。
とくに短い滞在でも効率よく観光できるのが嬉しいポイントだと思います。初めてベトナムに来る人や滞在日数が限られている人、そして「歴史も自然もどっちも体験したい!」という欲張り派にぴったり。
どちらの観光地も本当に見どころ沢山なので、ホーチミンに来たらぜひどちらの観光地もいってみてください!それでは!