フエ観光スポット徹底解説!フエから行けるおすすめの観光名所をご紹介します【王宮・帝廟・DMZ・フォンニャ洞窟など】

こんにちは!ダナン・ホイアン支店の山本です。

今回は、ベトナム中部の観光都市・フエのおすすめスポットをご紹介します。

フエには、ベトナム初の世界遺産「フエの建造物群」をはじめ、文化的、芸術的価値の高い建造物が数多く残っています。ダナンやホイアンから日帰りで行くこともできるので、是非とも足を運んでいただきたいです。

フエへの行き方

ツアーでの行き方

やはり1番のおすすめなのは、日本語ツアーです!宿泊ホテルまでの送迎もついており、観光地間の移動も楽々安心です。フエの中でも特に有名で、見ごたえのある観光地を厳選して案内してくれます。

あとは何といってもフエは歴史的な観光地が多いので、是非とも日本語ガイドの説明を聞いていただきたいです!私も先日フエの日帰りツアーに参加してきたのですが、ガイドのチュンさんにじっくりベトナムの歴史を解説していただき、目から鱗が落ちました。フエ生まれ、フエ育ちのチュンさんは知識豊富で説明も上手いので、楽しく話を聞くことができました!

個人での行き方

個人で行く方法としては、専用車のチャーター、列車、バスがあります。ツアーで訪問する観光地以外にも行きたい場所がある、自分のペースで観光したい、という方には専用車の利用がおすすめです。

訪問箇所や利用時間によって料金が変動するので、お見積りでのご案内となります。

フエのおすすめ観光スポット


フエにいくつもある観光地の中から特に有名なものを厳選してご紹介します!

グエン(阮)朝王宮


ベトナム最後の王朝・グエン王朝は、1802年から1945年まで143年にわたり続きました。グエン朝王宮は、フエ最大の観光スポットであり、ベトナム初の世界文化遺産です。

王宮は、ベトナム戦争や独立戦争の激戦地となったため、多くの建造物が破壊されてしまいました。現在、そのほとんどが復元されていますが、修復作業は継続して行われています。

中国風の建築様式にバロック建築やベトナム伝統の建築を取り入れた造りになっています。敵の侵入を防ぐため、王宮を4つの川で囲み、更にその内側には6メートルほどの城壁が建てられています。

東西南北にそれぞれ門があり、正門が写真の午門(南)になります。広大な敷地内には、皇族たちの住居跡、庭園、劇場があります。

カイディン帝廟


グエン王朝歴代皇帝のお墓も有名な観光スポットです。皇帝たちのお墓は「帝廟(帝陵)」と呼ばれ、フエでは7つの帝廟が世界遺産に登録されています。

カイディン帝廟は、第12代皇帝カイディン帝の陵墓です。11年かけて建設され、1931年に完成しました。内装は、東洋とヨーロッパの建築様式が混ざったユニークなデザインになっています。カイディン帝は、フランスによって擁立されたこともあり、親仏の傾向が強く、陵墓にもそれが色濃く反映されています。

内部には、金箔が施されたカイディン帝の等身大の像があります。四季の花々を表現した壁のモザイク装飾には、中国の陶器や日本のビール瓶が使われています。目を凝らしてみると、「キリン」「NIPPON」の文字が確認できます。

トゥドック帝廟


第4代皇帝トゥドゥック帝の陵墓は、カイディン帝廟とは大きく異なり、落ち着いた雰囲気の造りになっています。トゥドゥック帝は、在位中にフランスの侵攻を許してしまったことを恥じ、帝廟内にある全ての建造物に「謙」という字を入れました。そのため、「謙陵」とも呼ばれています。

皇帝の存命中に完成しており、生前は詩文や舟遊びを楽しむ離宮として使用していました。敷地内には松林や大きな蓮池があり、風情を感じることができます。

奥にはトゥドゥック帝の石棺が置かれていますが、遺体は親族によって秘密裏に埋葬されたため、埋葬場所は未だにわかっていません。

ミンマン帝廟


清を宗主国とし、儒教の思想を重んじた第2代皇帝ミンマン帝の帝廟は、中国風の構成になっています。陵墓、寝殿、碑亭などの建造物が直線に配置されています。中庭には、死者の霊魂を守るために象、馬、役人の石像が両脇に立っています。

ミンマン帝は建設中に亡くなったため、完成したのは第3代皇帝ティエウチ帝の時代になります。

ティエンムー寺


フエには100以上のお寺があると言われています。その中で最も有名なのが、第3代皇帝ティエウチ帝によって建てられたティエンムー寺です。ティエンムー寺は、1601年建立のフエ最古のお寺です。お寺の目の前にはフォン川があり、穏やかな景色を楽しむことができます。

仏塔は七層八角形になっており、高さは20メートルを超えます。トゥニャン(慈悲)塔と名付けられ、「幸福と天の恵み」という意味を有しています。本堂には三尊仏が置かれていますが、これはポルトガル人のジーン・デ・ラクロイスによって造られました。

フォンニャ洞窟


およそ300もの洞窟を有するフォンニャ・ケバン国立公園は、2003年ベトナムで5番目に世界遺産に登録されました。世界最大級の規模を誇り、中でも広さ、美しさが評価されています。国立公園までは、フエから車で約4時間、ダナンからは約6時間かかります。ベトナム中部の町ドンホイが観光の基点となります。

見学が可能なのは「フォンニャ洞窟 (風の牙の洞窟)」「ティエンソン洞窟 (仙人の洞窟)」「ティエンドン洞窟 (天国洞窟)」の3つです。フォンニャ洞窟とティエンソン洞窟は同じ山にあります。ティエンドン洞窟は、そこから7kmほど離れた場所にあります。

気軽に行くなら英語ツアーがおすすめです。ホテル送迎や食事なども付いて1人$58は良心的です。

じっくり見学したい方には、日本語ツアーがおすすめです。貸切ツアーなので自分たちのペースで見学ができ、日本語ガイドの説明も聞けるので安心です。

DMZ(非武装地帯)


DMZとは、「De-Military Zone(非武装地帯)」の略称で、戦時中に設けられた軍事境界線を指します。「(北緯)17度線」とも呼ばれています。ベトナムは1976年まで南北に分断されており、この17度線は激戦区となりました。フエからDMZまでは、車で2~3時間程度かかります。

こちらもなかなか遠いので、ツアーで行くのが手っ取り早いです。アメリカ軍が使用した「ロックパイル」や最前線となった「ケサン基地」、北ベトナム軍が南ベトナム解放民族戦線へ物資を運んだ「ホーチミンルート」「ダクロン橋」を巡ります。

また、ベトナム戦争の象徴となっている「ベンハイ川」や住民が戦火から逃れるために掘った「ビンモックトンネル」を見学できます。

DMZやベトナム戦争についてもっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事を読んでみてください。さらに興味が沸き、行ってみたいと思うはずです!

まとめ

いかがだったでしょうか?
フエには人気の観光地が多く、それぞれ見ごたえがあります。一見の価値があるのでダナンやホイアンにお越しの際は、是非フエにも足を運んでみてください!

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