メコンデルタって何?ホーチミンの定番観光地「メコンデルタ」を徹底解説!のどかな田舎町に人々が殺到する理由とは!?

 

はじめにホーチミンを旅行する多くの観光客が訪れる「メコンデルタ」。クチトンネルとセットで訪ねるツアーも多いですよね!

メコンデルタの最大の魅力は、豊かな自然とのどかな風景。慢性的な電力不足に悩む周辺の地域のために、今日においても「水路」として物色の運搬や商売の場の役割も果たしています。

土が混ざり溶けた赤茶の水が広がるメコンデルタ。日本の河川とは別の雰囲気があるそこには、定番観光地特有の人気があります。ホーチミンに行ったらメコンデルタに行かないと!大都会ホーチミン・シティから車で約2時間、大自然広がるメコンデルタの魅力と理由をご説明します!

1:メコンデルタの見どころは盛りだくさん

 

メコンデルタ、というとメコン川だけが観光地と思ってしまいがちですが、実は違います!デルタというのは地域を指すので、メコンデルタといっても範囲がとっても広いのです。

メコンデルタの定番はミトーでのジャングルクルーズや、カイベー・カントーの水上マーケット、ナイトマーケットや宗教的観光地まであります!

2:メコンデルタの魅力①「ジャングルクルーズ」

メコンデルタ日帰りツアー

メコンデルタに行ったら絶対に楽しみたいのが、ミトーでのジャングルクルーズ。手漕ぎ船にのってノン笠(ベトナムというと思い浮かぶ草で折られた帽子です。三角錐っぽいかたちの!)をかぶれば雰囲気は満点。船は自分で漕ぐのではなく、漕ぎ手の方々にお任せします。

茶色い水をちゃぷちゃぷ音たてながら進んでいくのは冒険ぽい!といいたいところなのですが、のんびりしているので冒険ぽさは低いかなと……筆者は思います。

メコンデルタのジャングルクルーズが気に入った方におすすめなのは、ハノイの観光地チャンアン!陸のハロン湾としてハロン湾に負けず劣らずなチャンアンも、手漕ぎ船の観光が名物です。私の感覚だと、こちらの方が秘境の冒険ぽいので、気になる方はこちらもぜひ!

3:メコンデルタの魅力②「永長寺」

ベトナムには、タイと並んで派手なお寺があります。メコンデルタにも派手なお寺はありまして、このお寺はほかの派手なお寺とはひと味違います。どこが違うかというと、中国とフランスの文化が入り混じったお寺はなところ。

お寺なのにフランス……?と思った方、筆者も思いました。ベトナムは長い時間フランスやスペインなどに占領されてきたので、宗教寺院にも文化が混ざっているのでしょうか……。

余談ですが、フエの定番観光地ガイディン帝廟もフランスのゴシック様式を混ぜて建てられた建築物です!ところどころに西洋がある。文化は重なりあって生まれるものである、とは歴史家が重ねていうところです。

ベトナムの文化とは何なのか、考えるにもってこいの寺院ですね!永長寺の見どころは外観だけではありません。なかにある60体の仏像も圧巻なので、お忘れなく!

4:メコンデルタの魅力③「2つの水上マーケット」

メコンデルタには、2つの水上マーケットがあります。1つめは、ホーチミンからバスで5時間の街カントーにある大規模な水上マーケット。2つめは、2時間半の街カイベーにある地元密着型水上マーケットです。

どちらもそれぞれ味がありますが、観光客に人気なのはカントーにある大規模な水上マーケット。水上を行き交う船々につまれた商品と活気には、独特の世界観があります。カントーはホーチミンから少し遠いのと、水上マーケットには営業時間があるので、前泊して楽しみましょう!

カイベーの水上マーケットも営業時間があり午前中で落ち着いてしまうので(水上マーケットといっても市場ですから、日本の市場をイメージしてもらうとわかりやすいと思います)、前泊するのをおすすめします。

せっかく前泊するなら水上マーケット以外の楽しみもほしくなりますよね。そう思う方は、やっぱりカントーの大規模水上マーケットがおすすめです。カントーの市街地ではナイトマーケットも開催されます!

博物館やショッピングモールなど観光客が求めている施設がそろっているので、のどかな風景と都会の半々で楽しみたい方はカントーに行きましょう。どっぷりのどかな風景につかりたい!という方は、カイベーの地元密着型水上マーケットに!

5:メコンデルタの魅力⑤「少数民族チャム族の暮らし」

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/チャム族)

ホーチミンから車で6時間の街チャウドックは、それはそれは不思議な街です。好きな人にはたまらない街だと思います。どこが不思議かというと、ベトナム人と少数民族のチャム族とカンボジアのクメール人が一緒に暮らしているところ。

ベトナムは多民族国家なので(54の少数民族がいます。最も人口が多いのはキン族です)当たり前ではあるのですが、改めて思うと気になりますよね。こちらのチャウドックから手漕ぎボートで30分ほど進んだダーフック村に、チャム族のみなさんは暮らしています。

2000人ほどのチャム族のみなさんの宗教は、イスラム教です。女性はスカーフをかぶっています。チャム族の名産は、手織りでつくる手芸品。貴重価値の高さを感じさせる美しい手作業をお土産にするのはいかがですか?観光地になってはいますが、そこに暮らしている方々の暮らしを見せてもらう際は敬意を忘れずに行きましょう!

6:メコンデルタの魅力⑥「仏教徒の聖地サム山とバー・チュアスー廟」

 

同じくチャウドックには、仏教徒の聖地サム山とバー・チュアスー廟があります。地元の人々に愛される聖地では、なんと毎晩ナイトマーケットが開催されています!

昼夜問わず観光できるバー・チュアスー廟とローカル色豊かなナイトマーケットのセットは、ナイトマーケットのなかでも群を抜いて魅力的です!豚の丸焼きを売っていたりもするので、日本にはない文化と景色を楽しんでくださいね。

おわりに

メコンデルタ=ジャングルクルーズではもったいない!クチトンネルとセットにされがちなメコンデルタは、本当は奥深いところなのです。

1度目のホーチミンは定番観光地でいっぱいいっぱいでも、2度目のホーチミンなら心身ともに余裕があるはず。ぜひ、ディープなメコンデルタの世界を覗きに行きましょう!

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