メコンツアーは自力でいける?現地で申し込みできる?直前予約も対応可能な日系旅行会社をご紹介します

シンチャオ!ホーチミン在住スタッフです。メコンデルタは、ホーチミンから日帰りで参加できる定番人気ツアーです。たまにお客様からのお問い合わせで「メコンツアーはメコンデルタ現地に自力でいって参加できますか?とご質問をいただきます。

結論から申し上げると、参加できないこともないですが、メリットは無いと思います。たしかに、メコンツアーは現地でも催行されていますが、移動や時間費用、ツアーの値段を考えると、ホーチミンから直接ツアーで行ったほうが120%お得です(断言)。

それはあなたが旅行会社だからでしょ、と言われるかも知れませんが、そうではありません。今回は忖度一切なしで、ホーチミン市内で予約するほうがおすすめな理由と直前の予約方法をご紹介いたします。

当記事は、ベトナム在住のスタッフが実際の体験に基づいて作成しています。個人の主観による情報ですので、記事の内容が原因となるトラブルなどについては、当社では責任を負いかねます。ご理解いただけますようお願いいたします。

自力でのツアー参加をおすすめしない理由

冒頭で述べた通り、メコンデルタ現地でメコン川クルーズツアーを予約することは可能です。しかし、旅行会社の目線を無しにしたとしても、わざわざ自力でいって参加するメリットは無いと断言できます。

実際、私はホーチミンに10年住んでいますが、ベトナム人の友人も含めて、ホーチミン在住者で”自力でメコンに行ってクルーズツアーに参加してきた”ということは聞いたことがありません。なぜなのか、自力でのツアー参加がおすすめではない理由を解説します。

コスト的なメリットが無い(むしろ割高)

理由その一は、自力で行ったとしてもコスト的なメリットがまったくないことです。むしろほとんどの場合、高くついてしまいます。自力で行った場合とツアーに参加した場合のコスト比較は以下の通りです。

項目 自力で行った場合 ツアーに参加した場合
移動費 バス:約1,500円程度(往復)タクシー/Grab:約5,000〜8,000円程度(往復) ツアー料金に含まれる
現地観光ボートなど 観光プランごとに異なるが合計2,000円程度 ツアー料金に含まれる
食事 自分で手配(500円程度) ツアー料金に含まれる(現地料理付きが多い)
合計費用 最低でも約4,000円程度(内容や移動手段により変動) ツアー代金3,000円〜8,000円(内容・会社による)

こちらの表で比較しても、自力で行った場合とツアーに参加した場合でほとんどコスト的な差はありません。むしろ格安英語ツアーは3,000円を切ることもあるので、確実にツアーに参加した方が安いです。

たとえグラブやタクシーを利用し車代金を複数人でシェアしたとしても格安ツアーには叶わないでしょう。こういった点から自力だから安い、ということは全くありません。

なぜツアー参加の方が安いのか

ホーチミン発のメコンツアーは大定番で人気のツアーのため、スケールメリットを用いた格安プランが沢山あります。弊社の英語ツアーだけでも毎日2、300人の方が参加しています。

もし最安値でメコンデルタに行きたいのであれば格安英語ツアーに参加する方が絶対に安いです。

自分たちのペースを優先するならプライベートツアーがおすすめ

「自力なら自分たちのペースで行くことができる!団体旅行が嫌!」という意見もあると思います。しかし、もし団体旅行が嫌なのであれば、プライベートツアーを予約されることをおすすめします。

前述の通り、ホーチミンには格安から高級まで本当に多種多様なメコンデルタツアーがあります。その中には、格安英語ガイドプライベートツアーやラグジュアリーな日本語プライベートガイドツアーもあります。

これらのツアーは事前に希望のスケジュールを伝えることで、参加者希望に合せてプランを作ってくれます。

「でもお高いんでしょ?」と思われるかもしれませんが、格安英語ガイドの場合、プライベートでも一人45ドル程度です。グループツアーとの差は20ドル程度です。

「自分たちのペース」を尊重するのであれば、3,000円多く払って、専用送迎車と専用ガイドで快適かつ行きたいところを自由に回られる方がコスパが良いと思います。

ホーチミン発プランでほぼすべてのメコンデルタ観光プランを網羅している

理由その二は、一部のブログなどでは、「自力で行ったことでグループツアーにない体験ができた」と紹介している方もいますが、旅行会社の中の人間からするとそんなことはありません。

メコンデルタのすべてのアクティビティは、ホーチミンから来た旅行会社や旅行客向けに展開されています。当然、それらを取り扱うツアーは探せば必ずあります。

ちなみに私達TNKトラベル日本語セクションでは、馬車体験やヘビ園見学、ココナッツ教団島上陸など、普段とは違うアクティビティをふんだんに含んだ団体プランもご用意しています。

また、午後発でナイトメコンデルタを見学するプランもあります。こちらのツアーは当日でも参加可能な場合があります。

無駄な労力がかかり、危険も伴う

理由その三は労力です。メコンデルタに自力で行ってツアーに参加する場合、ツアーに参加するよりも手間と時間を費やします。まず、現実的な移動手段のメインであるバスは、船着場までの直行はありません。途中で乗り換えが必要です。

乗り換え待ちの時間などもかかり、ツアーバスで直行するよりもかなり時間がかかります。さらに、ボートの乗り場についてから現地のクルージングツアーに参加するために待ち時間や時間調整が必要になります。

ちなみに現地のクルージングツアーといっていますが、プライベート手配をしない限り、殆どがホーチミンからやってきたグループにジョインする形になります。現地ツアーとは一体…。

また、問題は帰り道です。メコンデルタからホーチミンまで行ってくれるグラブやタクシーはほとんどありません。自力でバスを乗り継いで帰ることもできますが、それなら、ホーチミンに戻るツアーバスの空いている席に500円くらいで乗せてもらって帰る方がよっぽど効率的です。自力とは一体…。

それでもメコンデルタに自力で行きたい人は

それでもメコンデルタに自力で行きたい人は「不便だけどその不便さや旅感を味わいたい」という人たちだと思います。もしそうであれば、メコンデルタは大人しくツアーで参加して、旅感を味わうために別のスポットに自力で訪れて見ることをおすすめします。

例えば、マングローブの原生林が広がるカンザー、ビーチリゾートのブンタウ、広大な砂丘が広がるムイネーなど、ちょっとマイナーで楽しい観光地はホーチミン周辺に沢山あります。こうしたマイナー観光地は団体ツアーが少ないため、自力で行くメリットもあると思います。

ホーチミン郊外の大自然満喫スポットカンザーに行ってみた!見逃せないワニ釣り体験と絶景スポット!

【2019年度版】ホーチミンからブンタウへの行き方まとめ

ベトナムの穴場リゾート「ムイネー」で遊び尽せ!【現地への行き方・砂漠体験・ビーチ・シーフードなど】

メコンデルタツアーはホーチミンのどこで申し込める?

メコンデルタツアーは、基本的に旅行会社サイトやツアーを集めたオンライン予約サイトを通じて申し込むのが一般的です。オンライン予約であれば、日本語でプラン内容を比較しながらその場ですぐに予約することができます。

格安のメコンデルタ日本語ツアーのご予約はぜひ私達TNKトラベルをご検討いただけますと幸いです。メコンデルタツアーは毎日催行しておりますので、ツアー前日の夜でもご予約可能です!

オンライン予約以外にも、ブイビエン通りにある旅行会社の窓口や、ホテルのレセプションなどでも予約可能です。ホーチミンに到着してからのツアーの予約方法は以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらの記事をご参照ください。

ホーチミンの現地発日本語ツアーはどこで申し込める?おすすめの現地日系旅行会社もご紹介します

さいごに

メコンデルタツアーの自力参加についてお話させていただきました。今回の内容は「旅行会社」だからではなく、忖度なしの本心で記載しています。どのような側面で考えても、メコンデルタまで自力で行くメリットが見つからない…。

強いていうなら、バイクレンタルしてツーリングをしながら行きたい、ベトナム人の友人が自家用車を持っていて往復送迎してくれる、というような極めて稀なケースでしかメリットは無いと思います。

メコンデルタに関しては、格安ツアーから高級ツアーまで様々なプランが充実していますので、ホーチミン市内で事前にツアーを申し込むのが安心で確実な方法だと思います。

弊社TNKトラベルの日本語ツアーは、経験豊富でユーモアあふれるガイドがご案内いたします。ホーチミン市内直行直帰で移動や食事も含まれて効率よく観光を楽しめますので、もしよろしければぜひご検討ください!皆様のご利用をお待ちしております。

*記事内で「弊社催行ツアー」などと記載されてるものは現在では提供しておりません。TNKトラベルのツアーはすべて提携ツアー催行会社が提供しております。