ダナン・ホイアンのタクシーの乗り方と相場~ぼったくりを避けよう~

どうも久保です。ベトナム中部のダナンよりお届けします。今回は久保の第二の故郷と言っても過言ではない、ベトナム中部のダナン、そしてホイアンでよく聞くトラブルについてです。

そのトラブルとは、タイトルの通りではあるのですが、タクシーにまつわるトラブルです。

ダナン・ホイアンのタクシーぼったくり

ダナン・ホイアンなどベトナム中部に限らず、ベトナム全土でタクシーのぼったくりは後を絶ちません。今回は特にダナンとホイアンについて、タクシーの相場や注意点を思いつくがままに列挙していきます。

念のため説明しておくと、空港があるのがダナンで、ランタンが有名なのがホイアンです。ダナンからホイアンは30㎞弱の距離で、車で40分くらいです。

ダナン・ホイアンでのタクシーの必要性

ダナン・ホイアンでのタクシーの必要性

そもそもダナン・ホイアンでタクシーに乗る必要はあるのか、まずはその必要性について説明します。

結論から言うと、タクシーを使わないとかなり不便です。というのも、ダナンもホイアンも公共の交通機関が充実していないためです。

地下鉄や電車も通っておらず、公共バスは観光用ではなく地元の方が使う用なので、目的地でも言語の面でも使用しにくいです。

公共の交通手段がないため、ダナン空港から直接ホイアンに行く場合もタクシーが便利です。

ダナン空港でのタクシーぼったくり

ぼったくりタクシーの多いダナン空港到着ロビー

そんな理由から、ダナン空港からの移動手段としてタクシーが最も便利なので、ダナン到着直後からタクシーを利用する方は多いです。

しかし、ダナン空港は最もぼったくりが多いタクシー乗り場の一つです。特に初めてベトナムに来た人は被害に遭いやすいです。

不安な方は宿泊するホテルや、現地旅行会社などにチャーターを依頼するのがおすすめです。

TNKトラベルの空港送迎サービス

ということで、ベトナムのタクシーでぼったくり被害に遭わないための4つのポイントを紹介します。

1.タクシー会社を選んで乗る

まず第一に、白タクと呼ばれるフリーランスタクシーみたいなのは絶対に避けましょう。ぼったくり以外にも、万が一事故などがあった時も、相手が白タクだとどうしようもありません。

詳しいタクシー会社とそれぞれの特徴は後述します。

2.言い値ではなくメーターで行く

メータータクシーが必須

次に気を付けたいのが、メーターで行くことです。ちゃんとしたドライバーであれば、普通にメーターで行ってくれます。しかし、目的地を聞いて言い値で連れていこうとするドライバーも少なくありません。

乗る前と後で言ってる金額が違うなんて話も聞くので、しっかりメーターで行ってもらいましょう。

3.現地の相場を知っておく

中にはメーターを使っても、ものすごい速さで料金が加算されるようなタクシーもいます。超怖いです。

そんな事態を乗り切るためにも、ある程度タクシーがどれくらいかかるか、知っておくに越したことはありません。こちらも後述にて詳しく紹介いたします。

4. ベトナムドン⇔円の計算に慣れておく

ベトナムドン - タクシーのぼったくりを避けよう

ベトナムドンは1986年のドイモイ政策が開始してから、激しいインフレが起こり、貨幣の桁がとんでもないです。慣れないうちは0が多くて混乱しやすいので、そこに付け込まれてぼったくられることも多いです。

また、メーターに表示される金額も、分かりにくいことが多々あるので要注意です。ベトナムのタクシーメーターは、2パターンあります。

①0が2つ省略されているパターン

こちらの場合は、メーターに小数点(.0)が表示されています。清算する際は小数点以下は切り上げで払いましょう。

⇒55.5 = 55,500ドン(払うのは56,000ドン)

②0が3つ省略されているパターン

こちらの方が分かりやすいです。レストランや市場などでも、この表示方法はよく見かけます。

⇒55 = 55,000ドン

ダナン・ホイアンの比較的安全なタクシー

ベトナムの交通

さてそれでは、皆さんお待ちかねの、比較的安全なタクシー会社紹介のコーナーです。ベトナム中部、ダナン・ホイアンで安全といわれているのは以下の3社です。

もちろん下記の3社以外の会社でも、普通に安全なタクシーも全然います。

1.緑のマイリン(Mai Linh) – ダナンの安全なタクシー会社

安全なマイリンタクシー

ベトナム全土で見かけるこちらのマイリンタクシー。

ダナン空港に着くと「マイリン!マイリン!」と声かけてくる人もいますが、9割方マイリンじゃないので気を付けましょう。

マイリンのロゴが入った、何か変な名刺みたいなのを見せてくる輩もマイリンではないので、気をつけてください。しっかりと車両を見て判断することが大事です。

2.白のビナサン(Vinasun) – ダナンの安全なタクシー会社

ダナン・ホイアンの安全タクシー ビナサンタクシー

洗練された白のボディと、エッジの効いたロゴが特徴的なこちらはビナサンタクシー。(すみません適当です)

こちらもベトナム各地で発見することのできる、レア度の低いタクシーです。(適当です)

ここまでの2社は、ベトナムの他の地域でも見かけるので、覚えておいて損はないでしょう。

3.黄色のティエンサ(Tien Sa) – ダナンの安全なタクシー会社

ダナン・ホイアンの安全タクシー ティエンサタクシー

こちらのティエンサタクシーは、ダナンを中心によく見かけるタクシー会社です。

ちなみに日本語に訳すと第一タクシーです。安心感がどっと増しますね。

ホイアンのタクシー事情

ホイアンの建物

ダナンからタクシーでホイアンを訪れるにあたり、1つ知っておくべきことがあります。ホイアンの旧市街付近は交通規制がかかっており、タクシーが立ち入れるエリアが決まっています。

ダナンからタクシーでホイアンに向かうと、旧市街のちょっと外で降ろされますが、いじわるをしてる訳ではないので許してあげましょう。具体的には、以下の3か所のどこかで降ろされることが多いです。

ホイアンのタクシー乗り場/降り場

1.朱印船らへん

いきなり朱印船とか言われても意味不明ですが、朱印船貿易でおなじみのあの朱印船です。ホイアンは日本とも交易していた関係で、朱印船のでっかいレプリカが置いてあります。

目的地によってはこのあたりで降ろされることもあります。ダナンに帰る際もここにタクシーがたむろしているので、見つけやすいです。

2.博物館らへん

個人的にはここで降ろされるのが割と鉄板のパターンです。(降車地には個人差があります)

ホイアン博物館がある交差点です。Le Loiという通りを真っ直ぐ南側に突っ込むとホイアン旧市街に突入できます。博物館もけっこう楽しいのでおすすめです。

3.bebeらへん

bebeらへんです。そう、bebe。あのbebeですよ、皆さん。

もしかしたら知らない方もいるかもしれないので、一応説明しておくと、bebe Tailor(ベベテーラー)という、有名老舗テーラーです。スーツとかドレスとか作り放題です。(お金さえあれば)

また、ここで降りるとBanh Mi Phuongという人気のバインミー屋さんも近くにあるので、割とおすすめの降車地です。

ホイアンの人気ローカルフード5選

ダナン・ホイアンのタクシー相場まとめ

ダナン・ホイアンのタクシー相場

こちらも長らくお待たせしました。ようやくタクシーの相場紹介コーナーまで来ました。書いてる側としても待ち遠しかったです。

それではダナンの主要な観光地までのタクシーでの相場を紹介します。ホテルに向かう際の目安にもなるかと思います。

ここはもうサラッといきます。

ダナン市内(空港)⇔ホイアンのタクシー相場

ホイアンの街並み - ダナンのタクシー相場

400,000~500,000ドン=約2,000~2,500円

大体これくらいが目安ですが、30㎞ほど距離があり、道路の混み具合によって多少前後することもあります。

ダナン空港⇔ミーケービーチのタクシー相場

ミーケービーチまでのタクシー相場 - ダナンのタクシー相場

100,000~200,000ドン=約500~1,000円

ミーケービーチ自体もけっこう幅があるので、ビーチのどの辺かにより多少変わってきますが、大体これくらいです。

ダナン空港⇔ダナン大聖堂のタクシー相場

ダナン大聖堂までのタクシー相場

50,000~100,000ドン=約250~500円

市内中心部の分かりやすい場所がダナン大聖堂です。タクシーだと空港から10分くらいです。周辺にはお店も多いので、ダナン大聖堂を起点に市内観光に行くのもおすすめです。

ちなみに我々のオフィスは、この大聖堂から徒歩1分です。

ダナン大聖堂の行き方と周辺にあるおすすめのお店5選

ダナン空港⇔五行山のタクシー相場

五行山までダナンのタクシー相場

15~25万ドン=約750~1,250円

ダナン郊外の観光地らしい観光地といえば、五行山がよくあげられます。小山の中にちょっとした洞窟があります。ダナンとホイアンとの間にあるので、ホイアンに行く途中に立ち寄るのもおすすめです。

ダナン空港⇔フエのタクシー相場

ダナンからフエまでのタクシー相場

120~150万ドン=約6,000~7500円

フエはダナンから2時間ほどかかる、元々王宮が置かれていた歴史ある都市です。高いのでタクシーで行くのはおすすめしませんが、行くとするとこれくらいかかります。

フエの行き方まとめ

配車アプリ最強説

グラブのロゴ

ここまでタクシーについて紹介しておいてあれですが、皆さんは配車アプリというものはご存知でしょうか。世界的に有名なアプリで言うとウーバー(Uber)など、アプリでタクシーや車を呼べるサービスです。

そしてベトナムで圧倒気に人気なのが、グラブ(Grab)という配車アプリです。

登録にはSMSを受け取れる電話番号が必要なため、海外通話が可能なスマートフォン(または携帯電話)が必要になります。

もちろんインターネットがないと使えないので、現地simカードの購入、またはポケットWIFIレンタルをおすすめします。

ベトナム(ダナン・ホイアン)現地での格安WIFIレンタルサービス

ベトナムの配車アプリはグラブ

しかしこのアプリさえ使えれば、基本どこにいても車を呼ぶことができ、料金も事前にわかるため、トラブルになることはまずありません。しかもベトナムではタクシーより安い場合が多いです。

ベトナムに住んでいる日本人で、このグラブを使ってない人は、ほぼいないのではないかと思います。っていうくらい便利。

目的地もアプリ上で事前に設定するため、コミュニケーション面での心配もありません。

安心を買うなら専用車手配

ダナン・ホイアンを安心に旅行するなら専用車

機械になれている人であれば、上記で紹介した通り現地でsimカードを買って、電話番号を登録してというのは容易いでしょう。

しかし、「そもそもsimカードってなんやねん」「スマホなんか持ってへんわ」という方もいるかと思います。(久保の両親とか)

そんな方におすすめしたいのが、専用車チャーターサービスです。タクシーとは違い、専用の車とドライバーがフライトや旅程に合わせて手配できます

料金は当然タクシーよりは高くなりますが、目的地が決まっていれば、支払いも事前に済ませることができるので安心です。

TNKトラベルでも専用車チャーターを提供しており、予約の際は日本人スタッフが対応してくるのでかなり楽です。

TNKトラベルの専用車チャーター

まとめ

以上、ダナンとホイアンでの安全なタクシーの乗り方についてでした。

ぼったくりが多いとは言いましたが、今回紹介したポイントを抑えておけば、基本的には大丈夫かと思います。

そういったことに気を揉むのも面倒という方は、事前に専用車を手配しておくのが楽ですね。

日本とは違うことばかりなので、事前に色々と情報を調べて、安全にベトナム旅行を楽しんでください!

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