海外で気ままなひとり旅をしたい方にオススメなのが、ベトナム南部にある都市「ホーチミン」です。東南アジア屈指の親日国であるベトナムの中でも、旅行者数No.1の人気を誇る観光都市として知られています。以前は若者のバックパッカーがよく訪れていましたが、近頃はちょっとリッチなひとり旅を楽しむ大人の旅行者も見かけます。
そこで今回は、「ホーチミンひとり旅ガイド」と題して、お一人様向けの様々な旅行プランを紹介していきます。なぜホーチミンでのひとり旅が良いのか、実際の費用はどのくらいかかるのか、といった情報まで詳しくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください！
ホーチミンでひとり旅をするメリット
日本からベトナムへのフライトは片道6時間、時差－2時間となっており、いつでも気軽に旅へ行く事ができます。特にホーチミンは国内有数の商業都市となっており、治安や利便性が良い上に物価も安く、ひとり旅でも難なく過ごす事が出来ます。
例えば、中心地なら夜の一人歩きもOKですし、Grabタクシーを使えば一人での移動も経済的。ローカル食堂なら一人でも浮きませんし、一食分からお持ち帰りも可能です。宿泊費もドミトリーなら1,000円、中級ホテルなら5,000円程度で女性一人でも安全です。
ホーチミンでのひとり旅の費用
ホーチミンでのひとり旅は、2泊3日で総額50,000円程度となります。飛行機はLCCに乗り、宿泊費・食費・お土産代などを抑えつつ、移動の際はGrabタクシーや市バスを上手に利用するのが節約のポイント。さらに、ホーチミンには無料の観光スポットが多く、有料でも150～200円の入場料を払えば見学できます。（詳しくはこちら）。
下手したら国内旅行よりも安く行けるなんて、驚きですよね。皆さんも思い付いたらパパッと準備して、気ままなひとり旅に出掛けましょう！
それでは次に、ひとり旅にオススメのツアーやプランを紹介していきたいと思います。一人でも楽しめるコースや逆にやめた方がいいコース、男女別にオススメしたい場所についてもお伝えします。
ホーチミンひとり旅のオススメツアー①王道観光スポット巡り
ホーチミンの観光名所である、サイゴン中央郵便局・サイゴン大教会・人民委員会庁舎は、一人でも楽しく回れる無料スポットです。統一会堂や戦争博物館は有料ですが、チケット代が安く見応えもあるので、一人でじっくりと回りたい方にはオススメです。
逆に、グエンチャイ通りやサイゴンスカイデッキなどの賑やかな場所は、夜の時間帯に一人で行くと寂しいかもしれません。現地では食べ歩きや写真撮影をしたり、イベント開催が多い週末に行くのが良さそうです。
ホーチミンひとり旅のオススメツアー②寺院・教会巡り
ホーチミンには寺院・教会が数多く存在し、入場料はほぼ無料なので一人旅にとってもオススメ。寺院なら永厳寺や福海寺、教会ならサイゴン大教会やタンディン教会、他にもサイゴンセントラルモスクやスリタンディユッタパニ寺院などが中心地にあります。
ベトナムにいながら色々な宗教建築を見学できるので、ひとり旅でも飽きずに楽しめると思います。なお、男女とも訪問時の服装にはご注意ください。特に何か言われる事はありませんが、露出は控えめにした方が懸命です。
ホーチミンひとり旅のオススメツアー③マーケット巡り
毎日どこかで何かしらの市場が開催されているホーチミン。せっかくの一人旅なら、一風変わった市場を訪ねても面白いと思います。男性ならミリタリーグッズを扱うヤンシン市場、女性なら色とりどりの布を扱うタンディン市場がオススメです。
逆に一人だと、ローカル感の強いビンタイ市場やアンドン市場は気後れしてしまうかもしれません。いずれも一人では不安という方は、ウィークエンドマーケットやセントラルマーケットなどの市場が現代的で楽しめると思います。
ホーチミンひとり旅のオススメツアー④プライベートツアー
一人だからこそやってみたいのが、ベトナム人ガイドさんと一緒に回るプライベートツアーです。日越通訳可能なガイドさんがいれば、タクシー手配から観光案内、買い物での通訳まで色々とお願いできるのでストレスフリー！一人では難しい事にもチャレンジできます。
グループツアーに混じるという方は、王道のメコン川クルーズやクチトンネルツアーなら、一人参加でも普通に楽しめますよ。逆に、サイゴン川でのナイトクルーズツアーはNG。一人だとかなり退屈すると思います。
ホーチミンひとり旅のオススメプラン①スパ・マッサージ
ホーチミンでは、日本の約1/3という破格でスパ・マッサージを体験できます。女性ならネイルやチムジルバンが500～1,000円、男性ならゴリゴリの指圧マッサージ60分コースが1,500円程度でお試し可。一人なら予約無しでも待たずに入れますし、時間を気にせず満喫できると思います。
なお、店頭に客引きの女性がいる怪しいお店は要注意。一人だとあっという間に取り囲まれて、かなり食い気味に迫ってきます。夜遊びで有名なレタントン通りなどは避け、安全なお店かリサーチしてから行きましょう。
ホーチミンひとり旅のオススメプラン②オーダーメイド
ホーチミンの観光エリアには、日本語対応OKのオーダーメイド店が点在しています。一人で訪れてサクッとオーダーしたら、翌日には受け取り可能なんて事も可能です。新しい服が出来たら、ぜひ旅行中のワードロープに加えてみましょう。
日本人の間では「うさぎ」というお店が人気で、男性ならシャツ、女性ならワンピースやアオザイを注文する方が多いです。一人なら時間を気にせず相談できますし、まとめて2～3着オーダーしても面白そうですね。
ホーチミンひとり旅のオススメプラン③ナイトスポット
比較的治安が良いホーチミンなら、一人での夜遊びも気ままに楽しめます。男性ならバーやクラブが集まるブイビエン通り、女性ならLUSHやGLOWといったクラブがオススメ。ローカルっ子や外国人旅行者と一緒に、朝まで騒いで盛り上がりましょう！
逆に危ないのは、日本人男性がカモにされ易いレタントン通り。ブイビエン通りも0時以降の女性の一人行動はオススメしません。バーもクラブも苦手な方は、夜景スポット巡りを楽しんでくださいね（詳しくはこちら）
ホーチミンひとり旅のオススメプラン④ローカル食堂
ホーチミンにあるローカル食堂は、一人でも気軽に入れるお店ばかり。ベトナム名物フォーの人気店、フォーホアパスターやフォークインといったお店も一人でOKです。ローカル系が苦手な方は、チェーン店の「PHO24」をオススメします。
お酒を飲む方は、ビアホイなどのローカル店に一人で行くとかなり浮きます。ローカル食堂で缶ビールを頼むか、外国人向けのクラフトビールバーへ行くのが良いでしょう。屋台でテイクアウトしたり、GrabFoodでホテルまで配達してもらうのも便利です。
ひとり旅が辛くなったら、仲間を探そう！
ひとりが辛い！誰かと話したい！と思ったら、在留邦人のコミュニティを活用してみましょう。ホーチミンに住む日本人は1万人以上おり、夜になるとレタントン通りの居酒屋などに繰り出します。気さくな人は色々と話しかけてくれますし、ベトナム滞在中に分からない事があれば教えてもらえます。
また、FacebookなどのSNS上で日本人コミュニティを探しておき、飲み会に参加してみたり、個人的に声をかけるのもアリだと思います。日本の話題に飢えている方は結構多いので、色々と盛り上がるかもしれません。
ひとり旅、静かに過ごしたい日のアイデア
あれこれと忙しなく過ごすのが苦手な方は、ちょっといいホテルにある屋上のプールでのんびりしたり、Wi-Fiが繋がるおこもりカフェでNetflixに勤しんだり、綺麗なショッピングモール内で買い物や食事を済ませたり、思い思いのやり方で過ごしてみましょう。
個人的には、ホーチミン7区にある高級住宅街「フーミーフン」のエリアがオススメ。建物は綺麗でおしゃれなカフェが多く、バイクもほとんど走っていないので本当に静かです。ホーチミンの狂騒から離れるにはもってこいの場所ですよ。
時間に余裕がある方は、ひとり周遊ツアーに挑戦！
ホーチミンからは陸続きでカンボジアに入国できます。飛行機に乗れば、タイ・ミャンマー・マレーシア・シンガポール・ラオスなどへもあっという間。東南アジア各国へ安く渡航するチャンスです。一人なら急な予約でもチケットや部屋を確保できますし、思い切って周遊ツアーを楽しんではいかがでしょう。※各国のビザに関してはご自身でご確認ください。
鉄道や長距離バス、フェリーなどに乗って国内を周遊するのもオススメです。ホーチミンからはブンタウ・ムイネー・メコンデルタが近いですし、飛行機に乗ればダナンやニャチャン、ダラットなども1時間程度で到着します。
ホーチミンでのひとり旅の注意点
ポイントを押さえれば、安全かつ楽しいひとり旅が可能なホーチミン。あえて注意点をお伝えするなら、事前にしっかりと情報収集する事です。ホーチミンの情報が載ったガイドブックやブログを読み込んでおき、様々なトラブルを想定しておけば、一人でも冷静に対処できるでしょう。
一方で、事故による怪我や病気などの身体的なトラブルは、いかに早く人を頼れるかが重要になってきます。身の危険を感じたら躊躇なく周りに助けを求め、病院や大使館などにも繋げるよう、緊急連絡先を把握しておきましょう。何事も臨機応変に対応できる事が理想です。
まとめ
以上、ホーチミンひとり旅ガイドと題して、お一人様にオススメのツアーや観光スポットなど紹介しました。遊び方のコツさえ掴めば、一人でも十分楽しめるのはホーチミンならではの面白さ。まだベトナムに来た事がない方はもちろん、過去にグループで来た事がある方も、ぜひ一人旅にチャレンジしてみてくださいね！[jvs_footer]
