【人気ツアー10選】ホーチミンから日帰りで行けるオススメツアー!メコン川・ビーチ・マングローブなどを紹介

ベトナムの経済都市・ホーチミンの郊外には、手つかずの自然や穏やかなビーチ、昔ながらの暮らしを営む田舎町など、魅力的なスポットがたくさんあります。

そこで今回は、ホーチミンから日帰りで行けるオススメツアー10選を紹介していきます。

定番のメコン川クルーズからビーチリゾート、ローカル御用達の水上マーケット、少数民族と出会える町まで、ベトナムの新しい一面を見る事が出来るツアーばかり。気になる場所があれば、ぜひ訪れてみてください。

日帰りツアー①コスパ最強!大満足の「メコン川クルーズ」

ホーチミンからの日帰りツアーで人気No.1を誇る「メコン川クルーズ」は、大自然を満喫できるアクティビティが盛りだくさんのツアーです。

定番のクルージングから、手漕ぎボートで進むジャングルクルーズ、ココナッツキャンディー工場見学、名物グルメの象耳魚や伝統音楽の体験、ニシキヘビやワニとの触れ合い、夜はホタル観賞ツアーまであります。

ホーチミンからメコンエリアへはバスで約2時間、観光時間を含めて最短で半日~1日あればOKです。日本語・英語ガイドが伴うツアーも多く、初めての日帰り旅行には特にオススメです。お土産には、現地で作られたココナッツオイルや石鹸を購入してくださいね。

日帰りツアー②ベトナム戦争を学ぶ「クチトンネル」

ホーチミン郊外にある「クチトンネル」は、南ベトナム解放民族戦線(通称:ベトコン)のゲリラ基地で有名な巨大地下道です。

日帰り現地ツアーでは、戦争資料の見学やビデオ鑑賞、狭くて薄暗いトンネル内の探索、兵器やトラップの体験、実弾を使用したライフル射撃(有料)など、ベトナム戦争を直に感じられる貴重なプログラムとなっています。

ホーチミンからクチトンネルへは車で1時間半。見学時間を含めても半日で回れますし、クチトンネル+市内観光や、メコンデルタクルーズとセットの日帰りツアーを組めば、丸一日楽しめます。なお、現地で買える武器を模したお土産は、出国時に没収される事もあるためご注意ください。

日帰りツアー③お手軽ビーチリゾート「ブンタウ」

ブンタウ

ホーチミンから日帰りで行けるビーチリゾートといえば、バリアブンタウ省にある港町「ブンタウ」が有名です。人気のバックビーチでの海水浴や、名物のシーフード料理を堪能したら、趣向を変えて巨大キリスト像や仏教寺院の見学もできます。

ホーチミンからブンタウへは、バスや高速船で2時間~2時間半。個人で行くなら、フェリー代往復2,000円+現地でのタクシー代+食事代+その他雑費含め、予算10,000円は用意しておきましょう。

日帰り現地ツアーは割高ですが、帰りのバスは寝ていれば着くので本当にラクです。観光プランに合わせて、好みの方を選びましょう。

日帰りツアー④「タイニン省」で寺院見学やローカル登山

ホーチミンの北西部に位置する「タイニン省」は、有名どころを行き尽した方の日帰りツアーにオススメです。

ベトナム発の新興宗教・カオダイ教の総本山であるド派手な寺院を見学したり、メコンデルタ最大のバーデン山でロープウェイやマウンテンコースターに乗ったりと、一風変わった体験ができるツアーです。

ホーチミンからカオダイ教寺院までは、ローカルバスで約3時間。そこからバーデン山へはタクシーで15分ほど北上します。入場料やロープウェイのチケット、お昼代などを含めて予算5,000円あれば十分だと思います。

自力で行けるか心配な方はクチトンネル+カオダイ教寺院の日帰り現地ツアーに参加しましょう。

日帰りツアー⑤マングローブの森「カンザー」へ

日帰りでクルーズ体験ができるとして、メコンデルタに次いで人気なのが「カンザー島」です。ホーチミンの南部にある小さな島で、巨大なマングローブの森やモンキーアイランド、昔ながらの製法で行う塩田などが有名です。

あまり観光地化されておらず、メコン川ツアーよりも落ち着いた雰囲気を味わえます。

ホーチミンからカンザー島にある国立公園へは、車やフェリーを乗り継いで約1時間半。マングローブの中を手漕ぎボートで進んだり、ワニ釣りを体験したり、美味しいシーフード料理を堪能したり…あっという間の1日になるでしょう。

基本的には個人で行かず、日帰りの現地ツアーを予約してくださいね。

日帰りツアー⑥統一鉄道で行く田舎町「ビエンホア」

ホーチミンから1時間弱の場所にある「ビエンホア」は、爽やかな柑橘フルーツ・ザボンを扱う農園見学や、伝統的なタンバン陶器を作る工房見学、地元の人々が訪れる自然公園などが有名です。田舎町の素朴な光景に出会える日帰りツアーとしてオススメです。

ホーチミンからビエンホアへは、サイゴン駅発の統一鉄道に揺られること40分。その後はタクシーなどを利用して、タンバン陶器村やザボン村を巡ります。現地ツアーを利用すれば、陶芸教室やザボン料理体験も楽しめますよ。

時間があれば、ブーロングツーリストエリアと呼ばれる自然公園にも立ち寄りましょう。

日帰りツアー⑦水上マーケット見学の穴場「カイベー」

日帰りで行ける水上マーケットが人気の町「カイベー」は、ティエンザン省の西南に位置する小さな町。

朝一から開催されるカイベー水上マーケットの見学を始め、のどかな集落を散策したり、ジャングルクルーズを体験したりと、田舎の魅力にどっぷり浸かれる日帰りツアーとなっています。

ホーチミンからカイベーへは車で2時間半。水上マーケットは朝5時~8時の時間帯がピークとなるため、早めに出発しましょう。現地ツアーに参加すれば、南国フルーツの試食や工場見学、料理教室に参加できたりとアクティビティも豊富です。メコン川クルーズとはまた違った、ローカルな一面を見る事ができますよ。

日帰りツアー⑧「ムイネー」で砂漠のサンセットを望む

ベトナム南東部のビントゥアン省にある「ムイネー」は、砂漠地帯や渓流などを散策できる、自然体験で人気のビーチリゾート。ここはベトナム!?と驚くような光景ばかりで、定番ツアーにはない穴場スポットが目白押しです。

広大な砂漠に沈む夕日を一目見ようと、ローカルの観光客もよく訪れます。

ムイネーへは車に乗って約4時間半。現地に着いたら、魚市場や漁船で賑わうフィッシングビレッジ、裸足で歩ける妖精の渓流、そして白砂漠でサンセットを望みます。地元で採れたシーフード料理も食べれば、日帰りで大満足のツアーになるはずです。

結構忙しい旅程になるので、翌日はホーチミン市内でゆっくり過ごしてくださいね。

日帰りツアー⑨メコンデルタの大都市「カントー」

ホーチミンの南西部に位置する「カントー」は、カイラン水上マーケットで有名なメコンデルタ最大の地方都市です。

日帰りツアーでは、カントー川のクルーズや運河沿いの街を散策し、博物館やカントー市場を見学すると良いでしょう。名物の麺料理であるブンやフーティウを食べるのも忘れずに。

ホーチミンからカントーへの所要時間は、バスで約4時間。日帰りツアーは結構ハードなスケジュールとなります。

個人でバスチケットを手配し、現地では気の向くままに観光するも良し、その場でツアーに参加しても良いでしょう。余裕がある方はぜひ1泊2日のツアーに参加し、早朝の水上マーケットを訪れてみてください。

日帰りツアー⑩マニア向けの僻地「チャウドック」

引用:Dimientay

日帰りで僻地へ行きたい!という方は、カンボジアと国境を接する「チャウドック」への限界ツアーにチャレンジしてみましょう。

少数民族のチャム族が暮らすダーフック村を見学したり、仏教徒の聖地・サム山にあるバーチュアスー廟にお参りしたりと、マニアックな観光ルートを巡る事ができます。


引用:Báo An Giang Online

ホーチミンからチャウドックへは、片道で約5時間半。ひとまず行き帰りのバスチケットを購入したら、時間の許す限り遊びましょう。と言ってもほぼ移動時間になってしまうので、カンボジアへ行くついでに立ち寄るのが賢明だと思います。

ホーチミンからの日帰りツアーに飽きてしまった方は、ぜひ一度挑戦してみてください。

日帰りで行ける!?ホーチミンからハノイ、ダナン、アンコールワットへ

ホーチミンからハノイやダナン、アンコールワット(シェムリアップ)へ日帰りで行ってみたいという方も多いと思います。果たして本当に行けるのか、行っても遊ぶ時間はあるのでしょうか?

結論から言うと日帰りでも行けますが、ハノイはあまりオススメしません。ホーチミン-ハノイ間のフライト時間は2時間弱、市内への移動は50分かかるため、余裕を持って行き帰りの時間を確保すると、遊ぶ暇はほとんどありません。

ダナンやシェムリアップであれば、フライト時間は1時間半、空港からビーチやアンコールワットへは15分で到着します。

しかしながら、アンコールワットは現地でのビザ申請やチケット代など諸費用がかかるため、数時間しか滞在できないのは勿体ないですよね。

ダナンならビーチに直行できますし、市内の観光スポットやローカルレストランも比較的安く利用できます。せっかくなら5つ星ホテルに滞在したいものですが、日帰りで行くならダナン旅行のコスパが一番良いと思います。

なお、ダナン空港からホイアンへは、タクシーやバスで1時間かかります。日帰りでも行けますが、世界遺産の街並みや美しい夜景はゆっくりと見て回りたいものです。ホイアンまで足を伸ばす方は、ぜひ1泊してお過ごしくださいね。

日帰りツアーに行くときの注意点

ホーチミンからの日帰りツアーに参加する際は、日本語ガイド付きのツアー、英語ガイド付きのツアー、個人で手配するツアーのいずれかで行く事になります。

英語・ベトナム語を使ってバスチケットやタクシーの手配が自力で出来ない方や、現地でぼったくり被害に遭わないか心配な方は、日本語ガイド付きのツアーを利用するのが賢明でしょう。

また、観光地といえど田舎町に行けば、英語が全く通じないエリアもあります。特にカントーとチャウドックは、ベトナム語が話せない日本人だけで行くと、結構なストレスを感じるかもしれません。

個人で日帰りツアーに出掛ける方は、行き帰りの交通手段や現地の観光ルート、立ち寄る施設でのチケットの買い方など、事前にしっかりと調べておきましょう。

まとめ

以上、ホーチミンから日帰りで行けるオススメツアー10選を紹介しました。意外にもバリエーション豊かで、様々な体験ができるのは嬉しいですよね。ホーチミンに1~2泊する場合は市内だけでも楽しめますが、もう少し長く滞在する方は、ぜひ郊外の方も覗いてみてください。

そこには都市部とはまた違った一面があり、大自然と共生する人々の暮らしには、私たちの知らない“豊かさ”が隠れているのかもしれません。みなさんもそうした点に着目しながら、日帰りツアーに参加してみてくださいね。